リビングのみ、天井も梁も現しにしたわたしたちですが、今までずっと気になってたことがあるんです。それは、梁に残るパテ埋めしたような丸い穴の跡と、天井に残る直径10ミリくらいの穴のこと。
現し梁に残る丸模様
現しにした梁に残るこの丸い模様(画像右下)何かで埋めたような穴ですが、これは『Pコン』と呼ばれるものの跡だそう。インスタのフォロワーさんが教えてくださいました。
Pコンって何⁈
マンションってコンクリート造ですもんね。鉄筋を組み、型枠をハメてコンクリートを流し込むわけですが、そのときに必要な道具のひとつを「Pコン」と呼ぶそうです。
流し込まれたコンクリートの圧力に対抗できるよう、型枠を補強するための部品と言えばいいのでしょうか。Pコンを含めて3つのパーツが必要になるみたい。
- Pコン
- セパレーター
- フォームタイナット
セパレーターはコンクリート内に残りますが、Pコンは撤去されます。コンクリート打ちっ放しの壁によく見られるあの丸い模様の正体は、Pコンを取り除いた後に残る穴をモルタルで埋めたもの、というわけです。
出典:http://www.asahi21.co.jp/blog/ootakuchuoh/2011/11/
Pコンの補修をどう見せるか?
あえて残し、それを活かして何かを掛けられるようにすることもあれば、我が家のように、穴を浅く埋めて跡を見せることも多いそう。平滑にして壁一面を丸ごと平面にするパターンもあるみたいです。
必ず残る跡なので、RC造の建築物は、型枠の木の種類やPコンのピッチなどを決める『割り付け』が大事ということと『Pコンの補修をどう見せるか?もデザインのひとつ』ということを初めて知りました。
天井を吊るための穴
今は、ただの「穴」ですが、
天井をブチ抜いたばかりのときは、こんな状態だったんです↓穴のまわりから釘が飛び出てます。当時は、これが何なのかも分からず「この釘、綺麗に取ってもらえますよね?」としか言えませんでしたが、天井から天井を吊るため(二重天井)に必要な部品の一部だったんですね。
出典:http://www.hands-a-design.jp/myhome/construction/208.html
ようやく分かってスッキリ
リノベーションの工事中、毎日現場に行っていたと言うのに・・今の今まで分からなかった穴の謎。半年経ってようやく理解出来ました。あー、スッキリ!
コンクリート打ちっ放しの建物を見たら、Pコン跡がどうなってるのか、これからはチェックしてしまいそうです(笑)
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