大寒、そして下弦の月の夜。
女たちが集まり、今、思っていること、感じていることを分ちあい、その言葉にただ耳を傾ける月待ち講。2016年度の最終回でした。
深くつながっていく、静かな時間。
受け入れ、受け入れられる。
たったこれだけのことが、こんなにも深い信頼につながっていくこと。このひとりひとりの清い流れがいつかひとつになり、何かになっていくかもしれない。そんな予感がした最終回でした。
昨年の思いと、今年への思いを分かち合う。
どのくらいの時が経てば、母のことを涙せずに語れるのかなあと思いながら、母のことを語るのは愛について語ること、だからこの涙は歓喜の涙なのかもしれないと、帰りの地下鉄の中で思いました。
悲しみの涙は、いつか愛の涙になる。
涙も変容していく。
大きく時代が変化しそうな今、すべてが愛の中で行われていることだと思うと、それは灯明になるのでした。
時代の変化ではなく、変容であるように。
それは、ひとりひとりの心の中の清い流れが創りだすものなのかもしれません。
昭恵米のおにぎり。
ふわりとやさしく、おいしかった。