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【プロ野球】

日米初の3年連続トリプル狙う山田

2017年3月31日 紙面から

打撃練習で汗を流すヤクルトの山田

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 3年連続トリプルスリーの偉業に向けて、ヤクルト・山田哲人内野手(24)が30日、自身初の3日連続志願の特打で最終調整を終えた。3番スタメンのまさに“3づくし”で、プロ7年目シーズンに船出だ。

 「3番は一番好きな打順。年々プレッシャーは感じているが、期待以上の結果を出して、個人的には3年連続トリプルスリー、最大の目標はチームの優勝に向けて頑張りたい」

 異例の突貫工事で臨戦態勢を整えた。自身初の3日連続特打を敢行し、65スイング中、柵越えは18本。うち6本はバックスクリーン直撃、8本は中段以上に放り込み、最後は左中間弾で気持ち良く締めくくった。

 「ポイントがあまりつかめていなくてバラバラだったので、ちょっとでも状態をよくしたかった」。WBCでは指名打者として常時出場。実戦感覚には問題ないが「慣れない環境で、どうしても練習の時間や場所が限られていた」と振り込み不足を痛感していた。

 昨年達成した2年連続トリプルスリーは日本人は初で、メジャーでもエクスポズ時代のウラジミール・ゲレーロ(01、02年)、ブルワーズのライアン・ブラウン(11、12年)の2人のみ。3年連続となれば日米初の偉業で、3度獲得のバリー・ボンズ(90、92、96年)が持つメジャー最多記録に並ぶ。

 この日は母校・履正社が、センバツ準決勝を勝ち決勝に進出。「自分もやらなきゃと言う気持ちにさせられた。優勝してほしい」。後輩の快進撃も自らのパワーに変え、開幕戦に挑む。 (竹村和佳子)

 

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