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【プロ野球】

由伸監督、V奪回へ竜たたく ゲレーロ封じにも自信

2017年3月31日 紙面から

打撃練習で阿部(右)に声をかける巨人・高橋監督=東京ドームで(七森祐也撮影)

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 竜に勝つ! 日本一にもなる!! 中日との開幕戦を翌日に控えた巨人は30日、東京ドームで全体練習を行った。昨季は中日に本拠地で苦杯をなめ続け、カード別で6年ぶりに負け越し。高橋由伸監督(41)は開幕から苦手意識を拭い去り、日本一奪回へまい進することを誓った。

 「去年は去年のことですから」。この言葉が昨季の竜相手の分の悪さを物語る。本拠地では9月上旬まで1勝8敗とサッパリ。ナゴヤドームを含めた全体の対戦成績は11勝13敗1分で、最下位チーム相手の負け越しがV逸の一因にもなった。

 では今季、竜にどう勝つか。指揮官は「あまり言うことではない」と口をつぐむ。ただ、新戦力に対する研究は進めている。オープン戦の対戦成績は1勝1敗。7日に対戦した新助っ人のゲレーロとは4打数1安打だった。「オープン戦で対戦したイメージ、印象も多少踏まえながらね」と選手の感覚、スコアラーの情報を総合してゲレ封じに挑む。

 主将就任3年目の坂本勇も「自分がやってから優勝していません。監督を胴上げしたい」と日本一奪回に闘志を燃やす。伝え聞いた指揮官は「日本一にしてくれることを期待します」と期待を寄せた。

 オープン戦は9年ぶりの最下位に沈んだ。ただ、その年はリーグ優勝を達成。今は下半身の張りを訴える陽岱鋼や右肩痛の山口俊を欠くが、シーズンは長い。故障者の復帰を待つ時間はある。

 「開幕という特別な日かもしれないですけど、とにかく終わった時に、この1年いい形で終われたと思えるように頑張ります」。さあ、就任2年目の由伸巨人の出陣だ。 (川本光憲)

 

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