つがる市の麦畑に突如現れた巨大な穴。穴が開いた原因を探るため畑の所有者が何か埋まっていないか調査を行なった。
作業は31日午前9時すぎからつがる市稲垣町の小田桐賢一さんの麦畑で始まった。
穴の中に何か埋まっていないか確認するため、小田桐さんと家族が重機を使って少しずつ土を掘り起こす。
巨大な穴は上空からの落下物によって開いた可能性が高いと見られており、作業の前には天体の観測などを行っているNPO法人の関係者が視察に訪れた。
畑には地元の人たちも大勢集まり作業を見守った。
作業開始から2時間が過ぎても何も見つからない。
穴の深さが4メートル近くになったところでこれ以上掘っても何も出てこないと判断し、最後の望みをかけて掘り出した周りの土を丁寧に確認する。
しかし…穴の中から何も発見することはできなかった。
麦畑の中に突如現れた巨大な穴は専門家から隕石の可能性があるという見方も示され、この数日間県内外の注目を集めてきた。

弘前市はことし3回目となる弘前公園のソメイヨシノの開花予想を発表した。園内の開花は来月22日、満開は27日と前回の発表より1日早まっている。
弘前市公園緑地課は31日、ことし3回目となる弘前公園のソメイヨシノの開花予想を発表した。
それによると開花は外堀が4月21日、園内が22日、西堀が23日と1週間前の発表より1日早まった。
今後1週間の気温がいつもの年より2℃から3℃高くなると予想されているため。
満開の予想も1日早まって外堀が4月26日、園内が27日、西堀は28日となっており、大型連休前半に満開を迎えそう。
弘前市の次の開花予想は来月7日に発表される。

弘前さくらまつりは100年目の節目を迎える。5月3日を『弘前観桜会記念日』に指定し、出店などで使えるプレミアム商品券の販売などを行ってまつりを盛り上げる。
これは弘前市や商工団体など28の団体で作る『弘前観桜会100周年事業実行委員会』で決まったもの。
それによると1918年・大正7年に最初の観桜会が開かれた5月3日を『弘前観桜会記念日』に指定し、3日から6日まで弘前公園の出店などで使えるプレミアム商品券を販売する。
商品券は1,000円で1,200円分の買い物ができるもので、1,000セットを販売する。
また仮装パレードや花火の打ち上げなども行なって大型連休後半を盛り上げる。
さらに記念事業として演歌歌手・川中美幸さんのコンサートが来月29日に弘前市民会館で開かれることが決まった。
川中さんの新曲「津軽さくら物語」はRABラジオ「耳の新聞」でコンビを組む、むつ市出身の盲目のシンガーソングライター・板橋かずゆきさんと平川市在住の声優・齋藤千恵子さんが作曲作詞したもので、弘前公園の桜をテーマにしている。
このほか、観光人力車や和船の運航なども行なって節目を迎えたまつりを盛り上げる。

県内にある中小企業の合同入社式が青森市で行われ、新入社員が社会人としての第一歩を踏み出した。
合同入社式は県中小企業家同友会が開いていたもので、県内の中小企業16社から39人の新入社員が出席した。
はじめに同友会の大坂憲一代表理事が「仕事に喜びとやりがいをみつけられるよう頑張ってください」と激励した。
続いて新入社員を代表して青森市の建設業、鈴木建設工業に入社した工藤晃大さん22歳が「信頼される社員をめざして一生懸命頑張ります」と決意を述べた。
新入社員たちは地域経済の担い手として活躍が期待される。

2016年産のりんごの輸出額は先月までの累計が97億6,000万円で、3年連続の100億円達成が確実な状況となっている。
財務省の貿易統計によると2016年産りんごの2月の輸出額は9億6,472万円で、去年9月からの累計は97億6,424万円となった。
初めて100億円を超えた2014年産並みの高い水準で推移しており、年間輸出額は3年連続の100億円達成が確実な状況。
ただ国内価格が高いことや競合するアメリカ産が豊作だったことなどから輸出量は3年連続の3万トンには届かない見通し。