有効求人倍率 5か月連続で全都道府県で1倍以上に

有効求人倍率 5か月連続で全都道府県で1倍以上に
仕事を求めている人1人に対し、企業から何人の求人があるかを示す、ことし2月の有効求人倍率は、前の月と同じ1.43倍で、5か月連続ですべての都道府県で1倍以上になりました。
厚生労働省によりますと、ことし2月の有効求人倍率は、季節による変動要因を除いて1.43倍で、前の月と同じでした。

都道府県別で見ますと、東京都が最も高く2.04倍、次いで福井県が1.89倍、石川県が1.8倍などとなっています。

一方、最も低かったのが沖縄県で1.02倍、次いで神奈川県で1.07倍、鹿児島県が1.1倍などとなり、5か月連続ですべての都道府県で1倍以上になりました。

また、新規の求人数は、前の年の同じ時期と比べて4.9%増えました。
これを産業別に見ますと、製造業が10.7%、サービス業が7.7%、建設業が7.6%などとなっています。

厚生労働省は「緩やかな景気の回復により、雇用環境は着実に改善が進み、引き続き高い水準で維持されている」としています。