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秀岳館の広部主将「4番が打たないと…」

八回裏秀岳館2死一塁、広部が内野フライに倒れる=阪神甲子園球場で2017年3月30日、平川義之撮影

 ○大阪桐蔭(大阪)2-1秀岳館(熊本)●

     2季連続で越えられなかった4強の壁が三たび立ちふさがった。「4番の自分が打っていれば」。秀岳館の主将・広部就平三塁手(3年)は責任を背負い込んだ。

     八回、木本の左前適時打で1点差に迫り、なお2死一塁。「楽に自由にどんどん振っていけ」。ベンチの指示が届いた。しかし、大阪桐蔭の徳山に内への速球で追い込まれると、最後は外のスライダーに手を出し二飛。それまでとほぼ同じ攻めで封じ込まれた。

     高田商との1回戦こそ2安打したが、調子が上向かない。いい時に比べタイミングを取る時に肩に力が入り過ぎていた。自分のスイングを取り戻そうと修正を試みたが、徳山の精度が勝った。

     過去2度の準決勝での敗戦も主力として経験した。昨春の高松商との一戦は延長十一回、自らの悪送球が勝ち越し点につながった。それだけに日本一への思いは強かった。

     試合終了後の整列。広がったのは、相手の決勝での健闘を祈る昨年の春夏と同じ光景だ。「4番が打たないとチームは乗らない。一球で仕留められるように」。甲子園からまた宿題をもらった。【村田隆和】

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