FXのトレード手法とよべる程のもではありませんが、私が行っているトレード法を紹介したいと思います。
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FXトレードにおける考え方
FXをするうえで、いたってシンプルな考え方に基づき取引を行います。
これだけです。
自分の得意な通貨ペア・相性の良い1つの通貨ペアをひたすら売買するのも一つの方法です。ただ1番動いている通貨は米ドルであったりユーロもしくはポンドやオーストラリアドルなど日によって全く違います。
1番レートが上昇している通貨を1番強い通貨、1番レートが下落している通貨を1番弱い通貨と表現し、通貨を『 強弱 』という表現で為替取引を行います。FXは両替(通貨と通貨の交換)ですので片方の通貨が上がれば、もう片方の通貨は下がります。すべての通貨が同時に上がる・下がることはありません。イメージとしてわかりやすく例えるなら天秤でしょうか。
どの通貨からどの通貨に資金や相場の流れが傾いているか?これを通貨の強弱インジケーターや相関チャートを使って判断し、1番適切な通貨ペアを見極めて取引することで大きな利益を狙っていきます。
通貨の強弱を見極める方法
通貨の強弱を調べるオススメの方法を3つ紹介します。
前日比%を確認する
※IG証券取引口座:赤〇部分プルダウンをワンクリックするだけで%順に並び替えができる
1番手っ取り早く見極める方法が前日比%を見る方法です。前日比%を確認することでその日1日(日ベース)の通貨の強弱を判断することができます。
例えば、ポンドとニュージランドドルがそれぞれ100pips上昇したとします。
GBP/JPY 160.00 → 161.00 +100pips (+0.625%)
NZD/JPY 80.00 → 81.00 +100pips (+1.25%)
ご覧のとおり同じ100pipsでも上昇率でみるとNZD/JPYの方が上昇しています。pipsでなく%(変動率・騰落率)でみることで客観的に通貨の強弱を判断します。この場合はGBPよりNZDの方が強いことになります。
レートを見るだけでは?・・・・とお思いになると察しますが、前日比を意識することはとても重要だと考えています。前日比をこまめに確認することでその日の通貨の強弱の流れをイメージできます。その日1日単位での強弱関係や相場の流れの力は大きく、個人的には日ベースでの強弱に逆らった通貨ペアは取引しないようにしています。
リアルタイムの前日比・変動率を確認する方法としては『 Invwsting.com 』のサイトで確認することが出来ます。私の場合はIG証券の取引口座で確認しています。【上の画像】
通貨の強弱を手軽に確認できるウェブサイト
ここでは通貨の強弱をウェブ上で確認できるサイトを紹介します。取引口座やチャート立ち上げるのが面倒なときにウェブ上で手軽に通貨の強弱が確認できるのでとても便利です。
Mataf.net(マタフ)
こちらは外国のウェブサイトですが、ドルインデックスの様な通貨単体の変動( currency-index )を5分・15分・1時間・4時間・日足・週足で確認できたり、様々な時間軸で通貨の変動率の比較を行うことができます。複数の通貨を選択することで主要通貨すべての強弱関係を同時に見ることができます。
(参照サイト)Mataf.net【Currency-index】 ※サイト表示に多少時間がかかります
Currency Strength Chart
こちらは日ベースでの通貨の強弱を確認することができるウェブサイトです。最大2日分の通貨の強弱チャートを確認することができます。(チャートは5分間隔で更新)サイトによるとMetaTraderのインディケーターであるKu-ChartのソースコードをPHPで記述しているとのことです。
(参照サイト)Currency Strength Chart
通貨の強弱インジケーターを表示する
※MT4:CCFpチャート
次はMT4(メタトレーダー)で通貨の強弱を示すインジケーターを使う方法です。通貨の強弱のインジケーターとして有名なCCFpチャートなどがあります。通貨の強弱のインジケーターを集めておりインストールもできる良いサイトもあります。ぜひチェックしておくべきサイトです。
(参照サイト)MT4インジケーター集めてみた
通貨の強弱チャート(比較・相関チャート)を使用する
※MonexFXJoo 相関チャート 1分足 250本表示 赤〇部分
MT4のインジケーターの使い勝手がイマイチ自分には合わず、私が通貨の強弱の判断に使っているのがマネックスFXの取引ツールMonexFXJooの相関チャートです。この相関チャートは通貨の強弱を判断するのにとても便利です。通貨ペアも主要通貨を全て表示でき時間軸も1分や1時間や日足なども表示できます。
私の場合はデイトレなので短期の1分足表示でUSD/EUR/GBP/AUD/NZD/CAD/CHFの計7つ主要通貨を比較し4時足1本分(1分足×250本)240分相当に設定しています。上の画像の白矢印の幅を見ています。通貨に動きが出てくると矢印の部分が急激に広がってきます。後は日足の変動%を確認しつつ、このチャートをみて1番上昇している強い通貨を買って、1番下落している弱い通貨を売っています。
ベストな通貨ペアを選択する
『 取引する通貨ペアの選択 』はFXデイトレードにおいて最も重要な部分です。株取引でいうなら銘柄や取引セクターを選ぶことと同じで、取引する通貨ペアの良し悪しでその日の取引結果が180度違うことになりかねません。
共に上昇している通貨・下落している通貨の通貨ペアで取引すると動きが相殺され、値幅が取りにくくなります。
簡単に図で説明いたしますと
この1例で上げると
ドル円の買い < ユーロ円の売り << ユーロドルの売り
の順に値幅が大きく
と言えます。
これはわかりやすく3つの通貨を例にしましたが、主にクロス円しか取引できないFX業者の場合、選べる通貨ペアの選択肢が少ないと大きな利益を上げるチャンスを逃し機会損失になってしまいます。
その日その日で注目されている旬の1番効率の良い通貨ペアを適切に選んで、1番効率よく資金を増やしたいですね。
再度上の図を見てみましょう。
この場合であればGBP/NZDの売りが1番値幅大きいことになります。
よくトレーダーが地合いという言葉を使いますが
といっても良いのではないでしょうか。
通貨の強弱を見極めることは世界情勢の流れ(傾き)を読むのとイメージとして同じです。
【まとめ】通貨の強弱は今後も変わることのないFXの考え方
通貨の強弱という考え方は為替取引の基本的な考え方として今後も変わりません。
分足・時間足・日足で取引するデイトレから週足・月足など長期で取引する場合、時間軸で通貨の強弱関係は違いますが考え方はすべて同じです。
Monex FX Jooの相関チャートは相場の流れが良く見える、すごく良いチャートです。
為替の地合いを読むのに最適な通貨の相関チャートをぜひ導入して見て下さい。
通貨の強弱を知るのに最適なMonex FX Jooの相関チャート。
現在は新しい取引ツールMonexFX SPEED Liteにバージョンアップされ上記の相関チャートは使用できなくなっています。
【現在のMonexFX SPEED チャート】
詳細はこちらからご確認ください。
(参照サイト) マネックスFX