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平成23年3月11日の東日本大震災により発生した原発事故に伴い、多くの区民から放射線影響に対する不安の声が寄せられたことから、足立区では、国際放射線防護委員会の勧告による一般公衆の線量限度「年間1ミリシーベルト」から指標値を算出し、各種対策を行ってきました。区の指標値は、下記のとおりです。
地上50cmで「毎時0.25マイクロシーベルト」
(注)この指標は、子どもの身長に配慮し、国の基準(地上1メートルで「毎時1マイクロシーベルト」)よりも厳しい指標となっております。
足立区では、国際放射線防護委員会が勧告する放射線管理基準「年間1ミリシーベルト」を根拠に、今後の対策における指標値を上記のとおり定めました。
年間1ミリシーベルトの計算式は下記のとおりです。
この条件で年間の放射線量を計算した場合は次のとおりです。
【測定値が0.25マイクロシーベルト/時の場合】
1,051.2マイクロシーベルト/年(測定値0.25-自然界から受けている放射線量0.05)×24時間×365日×0.6
【測定値が0.24マイクロシーベルト/時の場合】
998.64マイクロシーベルト/年(測定値0.24-自然界から受けている放射線量0.05)×24時間×365日×0.6
(注1)1ミリシーベルトは1,000マイクロシーベルト、上記から測定値が0.25を計測した場合は、年間1ミリシーベルトを超えたものとします。
(注2)国際放射線防護委員会の勧告した年間1ミリシーベルトの指標値には、自然界から受け入れている放射線量や医療行為による放射線量を含みません。
ベクレル:放射性物質が放射線を発する際の能力を表す単位
シーベルト:人体が直接受ける放射線量を表す単位
ベクレルは、主に食品や水、土壌の中に含まれる放射能の総量で使用します。
シーベルトは、外部被ばくや内部被ばくなどで実際に人体が影響を受ける線量で使用します。
足立区では、平成11年から毎月1回空間放射線量の測定を行ってきましたが、東日本大震災による原発事故以降、監視を強化し、その結果を公表してきました。
3月12日 | 毎日測定開始(中央公園) |
6月1日 | 測定箇所を5箇所に拡充(花畑公園、大谷田公園、関屋公園、江北公園を追加) |
6月27日 | 測定箇所1箇所に縮小(中央公園) |
(各施設の測定開始に伴うもの。測定高さ5cm、50cm、1m)
1月4日 | 測定箇所を2箇所に拡充(中央公園、足立清掃事務所) |
1月19日 | 測定箇所を3箇所に拡充(中央公園、足立清掃事務所、曙分室) |
4月1日 | 測定箇所を4箇所に拡充(中央公園、足立清掃事務所、曙分室、東部公園事務所) |
5月12日 | 足立清掃事務所曙分室改修工事に伴い、代替地として千住保健総合センターで測定開始 |
9月29日 | 東部公園管理事務所の本庁舎移転に伴い、代替地として東和保健総合センターで測定開始 |
12月8日 | 足立清掃事務所曙分室改修工事終了に伴い、同分室で測定再開 |
7月21日 | 東和保健総合センターの移転に伴い、移転先(旧東部公園管理事務所)にて測定開始 (注)平成28年4月1日より東部保健センターに名称変更 |
放射線の調査について(中央公園) |
放射線の調査について(足立清掃事務所・曙分室) |
放射線の測定状況(東部保健センター) |
放射線の測定状況(舎人公園)(外部サイトへリンク) |
東日本大震災により発生した原発事故以降、放射線に関する様々な情報が流れる中で、子どもの生活環境下における放射線量測定実施の要望が、多くの区民から寄せられたことから、安全情報を提供するために放射線対策を行っています。
対処方法 地表面から50cmの高さで、指標値0.25マイクロシーベルト毎時以上の値になった場合、または通報を受けた場合、施設管理者が現場で測定し、同様の指標値になった場合、低減対策を実施します。また、高さを問わず、1マイクロシーベルト毎時以上の値を測定した地点については、直ちに立入制限などの措置を施設管理者が行い、測定値が1マイクロシーベルト未満になるまで施設管理者が速やかに低減対策を実施します。 |
平成23年10月から平成29年1月までの間、合計867施設、11,347箇所(学校施設、公園、区道等)を測定し、区の指標値以上の数値を確認した122施設、186箇所において低減対策を実施しました。
(注)個別の低減対策の結果は、別途、各施設ごとの低減対策状況を参照ください。
局所的に区の指標値を上回った地点で、平成28年8月より12月までに測定可能な165箇所で実施し、測定したすべての地点で区の指標値を下回りました。
足立区では、東日本大震災により発生した原発事故の当初から、区内全域の放射線量を把握し、区有施設の測定結果、国・都の測定結果等を総合的に判断し、区内では、妊婦や乳幼児を含む全ての皆様が通常の生活を続けても健康に問題ないと考えております。
上記のとおり、区民の皆様の不安に応え、必要な対策を実施してまいりましたが、今後も、国が示す放射線対策の指針などの動向を注視しながら、区の指標値以上の値が測定されれば、速やかに対処し、その結果を区のホームページで公表していくなど必要な対策を行ってまいります。
お問い合わせ
●放射線による健康相談について
・独立行政法人放射線医学総合研究所 電話番号:043-290-4003 午前9時から午後5時まで
・中央本町地域・保健総合支援課 電話番号:3880-5351 平日、午前8時30分から午後5時まで
・竹の塚保健センター 電話番号:03-3855-5082 平日、午前8時30分から午後5時まで
・江北保健センター 電話番号:03-3896-4004 平日、午前8時30分から午後5時まで
・千住保健センター 電話番号:03-3888-4277 平日、午前8時30分から午後5時まで
・東部保健センター 電話番号:03-3606-4171 平日、午前8時30分から午後5時まで
●水・食品に関する放射線の影響について
足立保健所生活衛生課生活衛生係 電話番号:03-3880-5374 平日、午前8時30分から午後5時まで
●放射線測定について
<測定について>
足立保健所生活衛生課生活衛生係 電話番号:03-3880-5374 平日、午前8時30分から午後5時まで
<測定場所の担当ついて>
・区立保育園:子ども施設運営課区立保育園係 電話番号:03-3880-5888 平日、午前8時30分から午後5時まで
・私立保育園:子ども施設整備課私立保育園係 電話番号:03-3880-5889 平日、午前8時30分から午後5時まで
・幼稚園:子ども政策課私立幼稚園係 電話番号:03-3880-6147 平日、午前8時30分から午後5時まで
・小中学校:学校施設課計画調整係 電話番号:03-3880-5965 平日、午前8時30分から午後5時まで
・児童館:住区推進課事業調整係 電話番号:03-3880-5858 平日、午前8時30分から午後5時まで
・公園:公園管理課公園管理係 電話番号:03-3880-5918 平日、午前8時30分から午後5時まで
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