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ニート気質な僕の生きる道

仕事を辞めて無職でニートになった僕がどう生きていくのかを綴った日記です。またニートやひきこもりなどなかなかうまくいかない人が一歩踏み出せるような、後押しができるような記事も書いていきたいと考えています。

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親が子供に就いてほしい職業と目指してほしい理想の大人がブレッブレな件。

ニートの思考、考え 働く関連のこと

ソニー生命保険が大学生以下の子どもがいる30~59歳の男女1000人に調査した「子供に就いてほしい職業」と「子どもに目指してほしい理想の大人」の結果を見たんだけど、親の考えってけっこうぶれてるよなぁと思った。

 

www.itmedia.co.jp

 

子供に就いてほしい職業と目指してほしい理想の大人 

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調査によると親が子供に就いてほしい職業の1位は公務員で2位が医師。3位が会社員と看護師、5位が薬剤師ってなっている。6位以降も医療関係だったり、教師、研究者、福祉関係、保育士と続いていて親としては安定した職業だったり周りから見て固いとされる職業に就いてほしいんだなぁというのがわかる。

 

まぁこの辺は理解できる。親はなんやかんやで子供に安定した生活を送ってほしいという気持ちがあるのだろう。就いてほしい職業はその気持ちをめっちゃ反映してると思う。でも一方で子供に目指してほしい理想の大人像についてはメチャメチャギャップがあるんじゃないの?なんて思うわけだ。

 

ちなみに目指してほしい理想の大人は1位がメジャーリーガーのイチローさんで、2位がタレントのタモリさん。3位が女優の天海祐希さんとタレントの所ジョージさんで5位がビートたけしさんだそうだ。

 

「誰も親が就いてほしい職業に就いてる人がいないじゃないか!!」

 

イチローさんは確かにストイックだし、努力家だし向上心もあるだろう。でも彼は絶対に公務員向きではないし、会社員向きでもない。我が道を行くタイプだから組織の中にいたらむしろ軋轢を生むんじゃないかな?

 

「いやっ、野球はチームプレーだから野球選手のイチローは組織に向いてる。」って思う人もいるかもしれない。野球選手は確かにチームプレーも大事だけど、基本的には個人のスキルとか能力の方が大事なんじゃないかな?

 

打率、打点、出塁率、エラーの少なさといった結果でモロに評価されるスポーツ。こんな風に数字で成績がはっきり出ちゃって「この数字じゃだめだよね」って簡単に首きられたり、年棒下げられる世界に生きているイチローさんは完全に個人事業主のはず。親が就いてほしい職業とは真逆の世界に生きる人だろう。

 

2位のタモリさんだってそう。タモさんは早稲田大学に入ってるけど大学を除籍になっているし、その後いくつも職を変えて最後は漫画家の赤塚不二夫に見初められてタレントになった人。

 

3位の天海さんは宝塚歌劇団から女優になった人だし、4位の所さんは大学除籍になって最初はミュージシャン、その後タレント業に進出。5位のビートたけしさんも明治大学除籍になって芸人になったのはご存知の人も多いと思うし、若い時のたけしさんなんて破天荒そのもの。

 

1位~5位の人たちの職業に共通するのはずば抜けた実力があるか、人気がなければ生きていけない世界ってこと。タレントも芸人も俳優も視聴率をめちゃめちゃ求められる職業だ。人をテレビの前に集める、公演してる舞台の会場に集める、DVDやブルーレイを買わせることができなければ消えていかざるを得ない商売。親が就いてほしい職業のように安定しているものでもないし、真面目にコツコツやっていればうまくいくというものでもないはず。

 

だから今回の調査で出た親の考えってすんごい矛盾しているように感じるし、これじゃあ子供は「どっちなんだよ!?」ってならないだろうか?安定した職業に就きつつ、イチローやタモリさんみたいな大人を目指せってか?それって都合よくね?ってなる気がするんだが‥‥‥。

 

ほんとに親が心の底から会社員とか公務員になってほしいんなら理想の大人もそういう職業のトップの人をあげてもいいはずじゃないか?いやっ、公務員のトップって言うと誰なのかパッと名前が出てこないっていうのはあるかもしれんけどさ。省庁でいえば事務次官とか?でもそういう人を理想としろなんて一切出てこないよね。

 

親の言葉は話半分に聞いとけばいいと思う

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結局のところ親が子供に就いてほしい職業っていうのは「自分が就いている職業」とか「自分が経験したことがある職業」とか「社会的に体裁がいい職業」って所に行きつくような気がする。

 

ただ僕みたいなトーシロでも知っているようにこれから先どんどん働き方は変わるし、仕事の中身も変わる。それどころか親が就いてほしいと思っている仕事が機械に置き換えられてなくなっていることだってあるかもしれない。

 

安定しているとされる公務員だってたぶんこれからどんどん減っていくでしょ?人口も減っていく中で公務員を増やしてもしょうがない。合併したりして村とかなくなれば村の役場関連の公務員だって減らすでしょ?全然安定してないよね。

 

だから仮に親から「将来はこういう職業に就いてほしい」って言われたとしてもさ、子供は話半分に聞いておけばいいんじゃないかな?無視しろとは言わないし、参考にできる部分ももちろんある。でもやっぱり親の時代と子どもの時代は何もかもが違うわけだし子供はそのことを認識してあくまで参考意見として耳に入れておく。

 

その上で自分が本当に何がしたいのか?何に向いてるのか?何に興味があるのか?っていうのを常日頃から考えてあれこれ試して行動していくっていう方がこれからの子供たちは充実した人生送れると思う。(進路に失敗したニートが言っております。)

 

僕は暇人だから、本とかテレビとかサイトで色々な人の人生を除かせてもらうんだけど、「親がこうしてほしい」っていう人生を生きるよりも「自分がこうしたい」っていう人生を生きている人の方が楽しそうだもん。だからそっちの方がいいと思う。

 

ちなみに歴史上の人物の中で目指してほしい理想の大人は坂本龍馬がトップなんだってさ。理由は「新しいことを柔軟に取り入れた人物だから」だからだそう。

 

坂本龍馬なんてそれこそ安定した生活とは程遠い人生でしょ?脱藩してるし、のちに今の株式会社に似た組織である亀山社中を結成したりもしている。組織の枠組みにとらわれず、当時対立していた薩摩藩と長州藩の間に立って薩長同盟を成立させてる。つまり起業家みたいな人じゃない?

 

そういう人を理想にしてほしいと言いつつ、就いてほしい職業は会社員とか公務員ってどうなのよ?って思うのですが、読者の方はどうお考えでしょうか?

 

それでは今回はこの辺で。

最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします。

 

参考サイト

子どもに就いてほしい職業は? - ITmedia ビジネスオンライン

Wikipedia