未だに胃がひどく痛む。胃腸炎は大学の単位を落とさせようとしている。
元はと言えば、イギリスに豚みたいな顔をしたネトウヨとイギリスに行ったことである。
自分はロンドンでの1日を吐き気を我慢しながら、テートモダンとかいう現代美術館で過ごした。
見応えがあったといえばあった気がする。
しかし、ラウシェンバーグのやらは胃の痛みで上書きされてしまっているようだ。
結局、日本人の女子大学生のグループが造形を見て「意識たかそうなのが好みそう」とか言っているのが記憶のほとんどだ。
ポロックやモンドリアンなんかより、日本人の言ってしまえばクソな言葉が記憶に残ったのか。
一つは、日本人の女子大生の高度な被服や化粧のテクニックが異国の地で浮き上がり一種のコンセプチュアルアートになったのかもしれない。
現代美術というものは、別に好きな奴が好きと言ってりゃいいものだ。
しかし、何というか知的アピールの材料となっているのではないか。
そんな中で、「バカ」が作品の文脈を理解できないなかで「自分」が理解出来ると見られようとする人間が出てきてもおかしくない。
ヒトラーが革新的な絵を嫌ったのを基にして、革新的なものが好きだとアピールしていることが一つの「分かっている」になるのではないか。
まぁ、別に好きな奴が見ればいい。
「ご注文はうさぎですか?」が好きならそれでいいし、嫌いでも何も悪くないのと同じだ。
それだけのことである。
自分だってなんだかんだわからないのだ。高尚なものなんか理解できない。
容姿がよくなって楽しく過ごしたいだけなのかもしれないと胃を抱えて思う。