無題のドキュメント
まるぞう備忘録
人はなぜ原理主義に傾倒するのか。前編。
人間の暴力のサガ=原理主義
原理主義とは、私の解釈では、とにかく相手を攻撃して倒して、自分達が頂点に立つ世の中を立てる。という主義のことです。原理主義者は、「自分達が頂点に立つ世の中」を実現するためには、非合法であっても暴力的でも構わないという主義です。目的(=自分達が頂点に立つ社会にする)ためには、手段を選ばない。という過激な思想です。
原理主義の考察例として関西生コンを見てみよう
関西生コンは「労働階級原理主義」という過激な暴力集団です。あまりにも過激すぎて、あの日本共産党から分裂した集団です。
彼らが自分達がなぜ日本共産党から分裂したのか記述している文書を見つけましたので、抜粋してみます。極左とは無関係な私達でありますが、書いてある内奥は、とても興味深いです。
(原文は下記。http://www.hige-toda.com/____1/renntai_yunionn/kakikomi/1_22kakikomi_3htm.htm )
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草加さんの解説で、関生(かんなま)の生い立ちと共産党との分岐時期についての認識の所だ けが事実と違っているので、戸田から説明します。
1;関生は1965年に「全自運関西地区生コン支部」として出発した時から(その前史も含めて) 一貫して共産党員が委員長初めとする役員の大半を占める、共産党直系の労組でした。
現場叩き上げの生コン労働者が共産党から教育を受けて労働運動や政治運動に邁進し、共産党党員になって、共産党の指導と指揮に従って労組活動をしてきました。
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そもそも日本共産党は、日本に市民革命を起こさせて皇室を日本人の手によって破壊させようという目的で、GHQが作らせた組織です。関生(以下「かんなま」と記す)はその直系の労働組合であるということです。
ヤクザとの抗争の歴史
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2;関生労組は出発時点から職場のヤクザ支配と熾烈に闘わざるを得ない状況があり、現実に会社が雇ったヤクザに2人が殺されているし、武委員長も拉致監禁されるなど少なくとも5回は殺されかけています。ヤクザに暴行・脅迫された例は数え切れません。
そういう闘いを経て、やがては「山口組も手を出さない」ほどの闘争力と力関係を作りあげていきましたが、それはまさに血と汗に色どられた苦闘の歴史です。
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この記述は興味深いです。それはかんなまが、ヤクザとの抗争で武装化を進めていったということです。
後述いたしますが、極左とヤクザは非常に良く似ています。似ているものどうし相克の争いを行う。という法則があることをこの文書から私達は改めて知ります。
共産党との決別。似たものが相克する。
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3;そういった修羅場を何度もくぐった労組ですから、公務員比率がどんどん高まった共産党労組の中では「最も頼りになる実力部隊」であると同時に「異色の存在」でもありました。
特に武委員長の卓越した指導力・構想力はありきたりの共産党指導の枠に収まり切らず、共産党と武委員長サイドとのあつれきが広がっていきました。 武委員長のカリスマ的指導力とそこへの多数の労組員の心服を指して共産党は(外部の人も)「武一派」・「武一家」とも呼ぶほどでした。
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かんなまは、共産党の最強武装集団として先鋭化していく過程が書いてあります。そして武装化が進むにつれ、共産党との乖離が広がって行きます。
もうその頃の共産党の支持基盤は「インテリ左翼」でありました。若い頃は学生運動をしても社会に入り、朝日新聞を購読するようなインテリ層であります。
かんなまのような武装集団からすると、共産党本部はブルジョアに日和った組織に変節したように見えることでしょう。
私から見ると日本共産党自身で充分テロ組織に思えるのですが、かんなまから見ると変節した軟弱組織に見えるのでしょう。
原理主義者とはこのように先鋭化して分離していくパターンがここに見えます。
似たもの同志は反目する。原理主義のサガ
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4;生コンの労働運動の進め方では共産党とのあつれきが生じていたとは言え、イデオロギー的には「日本共産党」のイデオロギーが正しいものと、関生役員(共産党党員)は長らく考えてきたわけですから、60年代後半~70年の世界的激動期にあっても、関生は「新左翼」や「全共闘」とは全く無縁で、「あんな奴らはトロツキストの跳ね上がり分子だ」的にしか考えなかったわけで、例えて言うならばその時代にソ連東欧圏での民主化運動弾圧に動員された「筋骨たくましい炭坑労働者」みたいな位置にあったでしょう
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何か左翼用語なのでよくわかりませんが、きっと「俺たちこそは生粋の労働階級原理主義者であり、その辺の街の日和った左翼とは一緒にするな」ということを言っているようです。
世界中の原理主義者たちと共通する思考形態です。
長文で難解ですが、とにかく共産党を憎んでいるらしい
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5;共産党との分岐が決定的になったのは、関生労組の「ヨーロッパ型の産別労組」としての運動と組織が大前進したことによって、中央財界にまで強烈な嫌悪と危機感を呼び起こしたことによる80年頃からの組織破壊的な連続弾圧を受けてのことでした。
当初「弾圧糾弾」の姿勢だった運輸一般や共産党が、82年11月には運輸一般中央本部にガサ入れされたことで、このままでは共産党本部にまでも弾圧が及び、共産党攻撃宣伝で総選挙対策上も非常にヤバイ!、と危機感を強めて、「弾圧される側にも問題がある」、「社会的良識に反する、とかくの風聞がある」という対応に変化して、「運輸一般中央本部12・17声明」なるものを当の運輸一般中央委員会で諮る前に「赤旗」紙上で発表する、というほどの支離滅裂な引き回し(共産党のお家芸!)を行ない、83年には共産党追随グループが関生の分裂デッチ上げ集会を強行し、双方の対立が猛烈に激化してこれに権力の介入弾圧も加わる(も ちろん共産党の告訴告発戦術による武委員長らの関生への不当弾圧で)という修羅場になっていきました。
対立の中で武委員長らの500人以上の共産党員が共産党から離脱しています。また逆に共産党追随の分裂裏切り分子を関生労組から除名などもしています。
そうして84年3月の支部臨時大会で運輸一般と正式に決別し、組織名称を「関西地区生コン支部労働組合」とし、9月には総評へも加盟した。
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これも何を言っているか詳しくは理解できませんが、ただ日本共産党と分裂するにあたり、彼らを批判していることがわかります。
「赤旗」紙上で発表する、というほどの支離滅裂な引き回し(共産党のお家芸!
この表現をとっても、かんなまと共産党は骨肉の争いをしていることが、よっくわかります。先鋭化した原理主義は親しいものと相克の争いを行う。という「原理主義者の法則」そのものです。
中国共産党との接近
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7:共産党系以外との交流を実質的には禁じられていた関生を総評・社会党ブロックとの仲介の労を執ったのは、共産党中国派を出自とする「日本労働党」http://www.jlp.net/ でした。
労働党と関生はずっと友好関係にあり、各種集会では「政党」として挨拶してもらうし、同党がお膳立てした「自主・平和・民主のための広範な国民連合」 http://www.kokuminrengo.net/ には設立当初から役員・会員を送り共同しています。 (ちなみに戸田も「国民連合」設立当初の93年からの会員)
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日本共産党とはたもとを分かれたけど、中国共産党と繋がるパイプは太くなっていっています。沖縄辺野古反対運動にかんなまが参加しているのはこちらのパイプによるものでしょう。
中国共産党なんかは日本共産党などと比べてはるかに、義階級主義なのですが、かんなまの人間はそれには気づいていないのでしょう。それは中国共産党とかんなまの距離がまだ遠いからです。
もし今後もしかんなまが中共に近くなることになれば、また同様に攻撃と分離を繰り返すことになることでしょう。
辻元議員との繋がりの始まり
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9:政党との付き合いで言えば、共産党が敵対を続ける限りでは共産党と対決しつつ、「反自民の共存外交」が基本。公明党も自民党との連立を組むまではずっと招待してきた。
社民党・新社会党を強く支援しつつ民主党にも「市民派」にも選挙支援を行なっている。
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興味深いのは、一番憎いのは日本共産党である。そして二番目に憎いのが自民党ということです。
とにかく(日本共産党以外は)反自民の勢力であればどこでも組みますし、「力強く」応援しますよ。ということです。
反自民という点で、民進党の辻元議員(北朝鮮労働党と直結)とお互い引き寄せられたと考えられます。
かんなま=任侠道(やくざの世界)
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11:武委員長らの共産党員体験のある古参幹部だけでなく、共産党体験のない中堅・若手幹部 も新左翼業界のあれこれをほとんど知らないし興味も持っていない。
みな「労働者民衆の生活向上のために左翼・革新・平和勢力は四の五の言わずにみんな協 力共同したらいいじゃないか」、とシンプル素朴に思っているだけである。
反権力で一致すれば場合によっては右翼的と目される勢力とすら共闘する(暴対法・組対法・盗聴法などでの反対運動の例)
また、あまり付き合いのない団体からでも「右翼暴力団の襲撃がありそうなので支援して欲しい」と頼まれれば、「堅気の衆を守るために」体を張って出張っていく。
「内ゲバはいかん」とは思うし、今の運動の中でそんなことをする輩は許さないが、だからといって「昔内ゲバをしたことを今全面謝罪しない限り共闘なんてしない!」というような話に引き回されるつもりはない。
連帯・関生はそんな労組である。
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どんな原理主義団体でも理想があるものです。シオニズム原理主義でもイスラム原理主義でも極右天皇原理主義でも同じです。かんなまの場合は「労働民衆の生活向上のため」が彼らの活動の理想なのでしょう。
ただどんな立派なお題目でも、そのアプローチ手法が「原理主義」である限り、必ず堂々巡りの地獄が発生します。親しいものとの血みどろ相克が発生し、それは収束することはありません。永遠の闘争の輪廻であります。
あまり付き合いのない団体からでも「右翼暴力団の襲撃がありそうなので支援して欲しい」と頼まれれば、「堅気の衆を守るために」体を張って出張っていく。
この表現で、彼らがヤクザと非常に似ていることがわかります。ヤクザも「任侠」の世界であります。
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任侠(にんきょう、任俠)とは本来、仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神を指す語。
(Wikipedia「任侠」より)
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かんなまが「任侠:困っている人を助ける」が目的で、ヤクザも「任侠:困っている人を助ける」が目的であるのなら、お互い協調できると思いますが、実態は暴力闘争が絶えません。
これはヤクザどうしの縄張り争いと同じであります。原理主義者は似通っているものどうし、永遠の闘争の輪廻にハマるということそのものです。
北朝鮮労働党との繋がり
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12;近年、韓国の労働運動との共同共闘を重ねるにつけて、連帯・関生の中に韓国の民主労働党のような、戦闘的労働運動を土台とした「我々労働者の政治勢力」の結成を望む気運も出てきている。世間を見渡してみて、これという頼りになる所がないのなら自分らでまず始めてみようか、ということになるかもしれない
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韓国の労働運動とはバックは北朝鮮労働党です。かんなまが北朝鮮労働党と結びついていることがわかります。辻元議員とのつながりですね。
北朝鮮労働党も中国共産党に劣らず階級社会であるのですが、かんなまはまだ距離が遠いので近づいているのでしょう。
かんなまの街宣車。ハングル文字が書かれています。北朝鮮国旗カラーです。
参考(北朝鮮国旗)
日本金日成正日主義研究会のメンバーに関西生コン阪南地区統括責任者が参加しています。
原理主義について考察を続けます。
下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら
本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
« 大人の対応。 |
上記のGHQが作らせたという部分に関してですが、根拠となる記事がございましたら、教えていただけますでしょうか? よろしくお願い致します。
1,https://goo.gl/JOEKgy
この本は購入しなくても、読者のレビューでみなさん書いてくれています。
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GHQは日本を民主主義国家ではなく、共産主義国家に仕立てあげようとしていた事実。
OSS軍事戦略局(GHQの前組織)にいた日系共産主義者と米国の共産主義者が、1947年までの占領政策に大きく関わり、日本の戦後の左翼化を決定づけたという事実。
「ソ連主導のコミンテルンの勢力」ではなく、「米国共産主義勢力と日本国内の共産主義勢力によるものだった」という事実が私には大きな驚きだった。しかもたった2年で!
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2、http://www.aikoku-tochigi.com/report/report%20_h26_04.html
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戦後、GHQが府中刑務所から釈放した共産党の徳田球一は「人民に訴う」で次のように述べている。
1.ファシズムおよび軍国主義からの世界解放のために、連合国軍隊の日本進駐によって日本における民主主義革命の端緒
が開かれたことに対して、われわれは深甚の感謝の意を表する。
2.米英および連合諸国の平和政策に対して、われわれは積極的にこれを支持する。
3.われわれの目標は天皇制を打倒して、人民の総意に基づく人民政府の樹立にある。
この共産党の戦後の宣言こそ、日本国憲法を解く鍵であるのだ。
第1条「天皇は…象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあるが、これは「人民に訴う」第
3項を受けて、その前の段階を作り出すと認識されるのである。
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少し勉強してみます。
私は愚かにも、民主党を指示していた時期があります。
いわゆるブームに乗っていました。
ご礼会で辻本さんにも何度も会っています。
彼女は見かけは普通です。
私たちにわたすパンフもまともです。
でも、その裏に悪魔の計画があるのですね。
彼女をちょっと調べただけでもその普通でない経歴はすぐわかりますし、最近の言動は爪をもろに出している感じです。
この日本の国体を本気で転覆させる勢力があることを、まさにまざまざと見せつけています。
さあ、これからです。我々も彼らと対峙しなければなりませんね。
まず、安倍支持からですね!!
アメリカも一枚岩ではなく、割とまともな思想の保守派が経済政策の失敗で力を失い、ニューディール以降アカに乗っ取られて現在に至ります。なのである意味日本よりひどい状況だったりもします。
アメリカの保守派は日米開戦に反対していましたし、太平洋戦争時の政府機密文書の機密指定が解除されて以降、保守派の主張「ルーズヴェルトの周辺にはコミンテルンが大量に入り込んでいた」が正しかったことが裏付けられて、アメリカでも当時に対する見方が徐々に変わってきています。それでもまだまだ少数派なので、日米の保守派が連携していくといいと思います。
ありがとうございました。
http://www.lemonde.fr/big-browser/article/2017/03/28/un-coq-geant-des-poussins-et-un-macaron-l-election-presidentielle-francaise-expliquee-aux-japonais_5102220_4832693.html
NHKのテレビ番組での、フランス大統領選についての解説番組が記事になっていました。(お時間のある方はどうぞ)
日本の「誰にでも解る丁寧な解説」が全面的に押し出された手法ですね。私は動画にアップされたガッテンとか、ナントカ先生の初耳もよく見ますから、こういうのがアタリマエですが、とにかくこちらの人々には仰天の解説テクだったようです。
「番組冒頭にいきなりシャンゼリゼ〜、が流れ、それから巨大なニワトリのぬいぐるみが出現、あっけにとられていると、なぜ右翼左翼という言葉がうまれたかなどの説明が…」
「そして、突然タマゴが産み落とされ!ルペン氏についての説明がはじまる。しかしすべてが非常に正確な分析…」
とにかく欧州人があっけにとられている様子がよくわかる記事でした。そして、この記事の下方にあった読者コメには :
>たしかにわかりやすい。でも爆笑した。
>よくできている!しかしタマゴとは…
>このニワトリ、大統領第二次選にも飛び出すかな?それにしても日本すごいぞ!
そして我が家 :
桃棒「信じられん。これはセサミ・ストリートかっ!」
私「…この私にもわかる解説ってありがたいわ~」
だだの世間知らずの甘ったれだ。二、三人殺されたからって屁みたいなもんだ。日本は子供にとってはいい国だ。いつまでも遊ばせてもらっている、甘やかされて。同じことを、中国に生まれて、中国共産党にやってみな、どうなる?何百人いようと次の日には誰もいなくなった、でおしまい!
ソビエト時代もなかなかだった、こういう状況であの連中が何ができるってんだろう。馬鹿馬鹿しい。息すらできないぞ。
ウイグルの人達はどうしているんだろう?