蹴球探訪
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【首都スポ】上武大の韋駄天・島田 50m5秒7! 大学野球春季リーグいよいよ開幕2017年3月29日 紙面から
首都圏の大学野球の春季リーグ戦が4月1日から始まる。ドラフトの豊作といわれた昨年ほどではないが、楽しみな選手が少なくない。関甲新学生リーグ・上武大で侍ジャパン大学代表も経験した島田海吏外野手(4年・九州学院)はドラフトイヤーに50メートル5秒7の足を生かしてアピール。神奈川大リーグ・横浜商大の左腕・渡辺佑樹投手(4年・富士学苑)はチームの柱として優勝&プロ入りを目指す。 ドラフトイヤーを前に新たなテクニックを身に付けた。早大から巨人に入った重信の映像がきっかけ。「トップスピードに乗るのが遅いのが課題で考えていた。重信さんは左肘を先に持っていっているように見えた。試したら、1歩目からトップスピードに乗れる感じ」。昨秋は惜しくも逃したリーグ盗塁王奪取にも手応え。「1試合に1個。塁に出たら走るぐらいでいきたい」 両親はともに陸上選手だった。中学時代は、陸上部から誘われて、3年のときに100メートルで熊本県1位、ジュニアオリンピックにも出場した。全国大会で、リオ五輪代表の桐生祥秀(東洋大)と走ったこともある。「予選で勝ちましたが、けがしていたと聞きました」と笑う。憧れの選手は郷土の先輩であり、熊本工出身で盗塁王もとった巨人・藤村。「打つのは左と右の違いがありますが、足を生かした打撃、守備が好きです」 九州学院で2年春に甲子園に出場。大阪桐蔭の藤浪(現阪神)と対戦し3打席で送りバント1本でノーヒット。「打てませんでしたが、これがプロに行く人の球なんだと思った」。トップレベルの球を打つために、バッティングも鍛え、昨春は4割6分9厘でリーグ首位打者。大学ジャパンにも選ばれた。秋はマークされて打てなかったが、打力がアップすれば、プロの評価も上がる。オフの筋力トレーニングで下半身も徹底的に鍛え、体重も増えた。 「今まで先輩方にどこかで頼る部分もあったがチームを引っ張っていかないといけない」。チームは全国大会4季連続でベスト4。「自分たちの代で壁を破らないといけないと思う」。自慢の足を武器に、首位打者奪回と盗塁王でチームを引っ張り、最高のドラフトイヤーにする。 <島田 海吏(しまだ・かいり)> 1996(平成8)年2月6日、福岡県生まれ。小学3年から熊本に転居、4年で野球を始め、九州学院高を経て上武大。2年春からベンチ入り。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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