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【プロ野球】

ヤクルトの大松、開幕1軍勝ち取った ロッテ戦力外から一転

2017年3月29日 紙面から

 昨季限りでロッテを戦力外になり、ヤクルトにテスト入団した大松尚逸内野手(34)が、新天地で開幕1軍を勝ち取った。2月中に宮崎・西都の2軍キャンプでテストを受け、イースタン・リーグで6試合に出場。打率5割2分6厘、2本塁打、出塁率6割9厘と結果を残し、この日の全体練習で初めて1軍に合流した。「まさかという気持ち。拾ってもらって、一日でも早く『取って良かった』と言ってもらいたいと思ってやっている。アピールできる場が思った以上に早く来たので、後はやるだけ」と意気込んだ。

 石川・金沢高から東海大を経て、04年ドラフト5巡目でロッテに入団。08年から3年連続2桁本塁打を放つなど長打力が魅力だが、昨年5月29日のイースタン・リーグ楽天戦中に右アキレス腱(けん)を断裂し、シーズン終了後に戦力外通告を受けた。「(けがの不安が)ないと言えばウソになるが、2軍でもプレーしてきたので自信を持って行きたい」と大松。

 楽天戦力外からトライアウトで獲得した榎本とともに、開幕1軍に抜てきした真中満監督(46)は「新戦力を試すとかじゃない。うちの選手とフェアに比べて、現状では2人の方が上という判断。大松は経験もある選手。いい場面で出てきたら相手も嫌でしょ。頑張ってほしい」と期待をかけた。 (竹村和佳子)

 

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