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「日本に裏切られた」=被爆者が痛烈非難―核禁止条約交渉

時事通信 3/29(水) 6:02配信

 【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で開かれている核兵器を法的に禁止する条約の制定交渉会議で28日、カナダ在住の広島の被爆者サーロー節子さん(85)が演説し、日本の交渉不参加について、「自国に裏切られ、見捨てられ続けているという被爆者の思いを深くした」と痛烈に非難した。

 
 サーローさんは、「(日本政府は)各国の要人を広島に呼び、実情を知ってもらうことで、核軍縮の重要な役割を果たしているというが、米国の『核の傘』に入り続けるなら、これらは口先だけで責任逃れの行動でしかない」と批判した。

 禁止条約については、「核兵器を違法で倫理に反する」と明確に宣言するよう要望。交渉参加者に対し、既に亡くなった被爆者の気持ちもくんで交渉に臨んでほしいと訴えた。 

最終更新:3/29(水) 9:51

時事通信

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