火薬と鋼

2017-03-23

[] 武器として評価が高い普通のボールペンというのもある

護身用にデザインされたタクティカルペンという製品がある。

多くの場合航空機用のアルミなどの強度のある材質で作られており、太く頑強である。

打撃や刺突、圧迫などで使うために鋭い部位があり、しっかり握れるように滑り止めがついている。

しかしこうした武器、護身用品として作られたものではない普通のペンでありながら武器として評価が高いペンというのもある。

ゼブラのF-701だ。

タクティカルペンは護身用としての機能とデザイン性を重視するあまり、警戒されかねない見た目と持ち歩きにくい大きさ・重さのものが多い。何より高い。よく見るタクティカルペンの価格は数千円〜1万数千円である。

しかし一般的な文房具として作られたゼブラのF-701は派手さがなく、それでいてステンレススチール製で護身に使える程の強度は備えている。そして安い。数百円で買える。

先月邦訳が出版された『アメリカ海軍SEALのサバイバル・マニュアル―極限を生き抜く精鋭たちが学んでいること』でもこのゼブラのスチール製のペンが紹介されていた。

この本に限らず、海外でサバイバル技術、護身術を指導している人の中でゼブラF-701を持ち歩くことを推奨する人はかなりいる。

一般の文房具として作られたペンで武器、護身用品として使えるとされるペンはいくつか存在するが、そうした視点で最も評価されているのがF-701だ。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/machida77/20170323/p2