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人の職業を笑うな

you can (not) find a vocation

人類最強の視力「マサイ族」も、スマホの普及で視力が下がっているのだろうか

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重症である。

 

Twitterが好きすぎて、iPhoneのアラームを止めた瞬間、片目を閉じたままタイムラインに移行するほどのツイ廃っぷりなのである。

 

そのせいで、眼球の奥にいる筋繊維たちが「ヘールプ! ヘールプ!」と日々助けを求めているのが聞こえる。さながら、姫をさらった大魔王の気分である。

 

 

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そんなある日、大魔王な僕の元に、サプリメントなどを開発しているファンケルさんの新商品が届いた。

 

 

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スマホえんきん」

目の焦点を合わせやすくすることで疲労感を緩和させる成分「ビルベリー由来アントシアニン」を含み、スマートフォンやパソコンなど目を酷使する作業時の負荷を軽減させるサプリメントである。そう、このエントリーは紛れもない、PR記事なのである。

 

 

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これで僕のかわいい筋繊維たちも少しは静かになるだろう。

 

しかし、

このままスマホを使い続けたら、我々の視力はどうなってしまうのだろうか?

 

 

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「人類で最も目がいい種族」と言われるマサイ族だって、最近はスマホを持ち歩いているとテレビで放送されていた。彼らだって視力は下がっているかもしれないし、もう我々はスマホに視力を吸い取られて、このままいろんな意味で盲目的に生きていくしかないのかもしれない。

 

 

いろいろと不安になった僕は、

マサイ族がどのくらいスマホを使っているのかなんとなく調べてみることにした。

 

 

 

マサイ族の村で寝泊まりしていた日本人に話を聞く 

マサイ族は、ケニア南部とタンザニア北部にまたがって生息している。

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ケニアおよびタンザニアがどんな場所か気になったら各自調べてほしいが、とりあえず現時点では、日本からめっちゃ遠いことだけでもわかってもらいたい。

 

取材経費が落ちなかったことを悔やみながら、今回は、マサイ族の村に滞在したことがある日本人・宮﨑大輔さんを呼んで話を聞いてみることにした。

 

 

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宮﨑大輔さん

世界20カ国を旅しながら働くノマドフリーランスの苺ソムリエ。5カ国でイチゴビジネスを展開する農業コンサルかつブロガー・フォトグラファー。肩書きが多すぎてもはや謎だが、宮﨑あおいが大好きな僕から言わせてもらうと「宮﨑」という苗字を持つ人間に、悪いやつはいない。

 

 

 

――宮﨑さんは、どのくらいマサイ族と一緒にいたんですか?

 

5日ほどですね。その前は2日くらい村の近くでキャンプ生活をしていました。

 

――マサイ族と過ごす5日って、どんな感じでした?

 

なんか……すごかったです。

 

――すごかった。

 

まず、マサイ族にとって一番大事なものは、なんですよ。

 

――

 

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(お写真は、宮﨑さんのブログから許可を得てお借りしています)

 

牛と運命を共にしている感じがあるし、牛は通貨みたいなもので。牛を多く持っているほどエラいみたいな雰囲気がありました。

「日本にも牛はいるのか?」とか「お前は何頭くらい牛を持っているんだ?」とか聞かれましたもん。ご飯も、牛乳が主食だし

 

――牛肉ではなく、牛乳が主食? それでやっていけるんですか?

 

皆さん超元気そうでした。しかも彼ら、昼ごはんを滅多に食べないんですよ。朝晩に、牛乳かチャイがメイン。昼は、お腹が空いたら豆を食べる程度。

 

――なんでそれで健康でいられるんですか……。

 

わかりません。

 

 

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――そもそもマサイ族って、どうやって生計を立てているんですか? 自給自足? 狩猟??

 

成人の儀式で野生のライオンと戦っていたことばかり話題になるせいか、彼らが狩猟民族に思われることもありますけど、基本は牧畜と観光業です。

 

――観光業なんですか! もっと閉じた世界のイメージだった。 

 

僕がいたケニアのマサイマラ国立保護区は、サファリツアーも活発なエリアなんですよ。だから観光業もかなりのウェイトを締めていたと思います。

 

――じゃあテレビで見かけるマサイ族の民族衣装も、実は観光用で、普段は洋服を着ているとか……?

 

いえ、それはないです。マサイの人たちはマサイであることにプライドを持っているから、伝統をとても大事にします。5日滞在しただけの僕にも、「民族衣装を着てマサイの言葉を話せ」って指示がありましたから。

 

ーーすごいな、そういう姿勢カッコいい。

 

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(マサイ族の衣装を借りた宮﨑さん)

 

――本題なんですけど、マサイ族の人たちって、本当にスマホを使うんですか?

 

うーん、使う人もいるんですけど、同じマサイでも、ずっと村にいる人もいれば、学校教育を受けて都市部に出ていった人たちもいるし、使い方は地域や生活習慣によって異なると思うんですよね。

 

――でも僕、村にいる人がスマホを使っている映像を見たことがあるんですよ。結構、近代化しているんだなって印象を受けたんですけど。

 

そこも、マサイとしての誇りがあるのかもしれません。近代化を受け入れたほうが便利なのは確かじゃないですか。でも村で暮らしているマサイ族は、伝統を重んじているのかも。

 

――なるほど。いいところは受け入れてはいるものの、根本の生活は変わらない、という線引きがあるんですね。

 

真意はわからないんですけどね。詳しいことを聞きたかったら、永松真紀さんに聞いてみたらどうですか?

 

――永松さん……?

 

マサイ族と結婚した日本人女性です。お忙しい方なので会えないかもしれないですけど、メールだったら取材も受けてくれるかも。

 

――そんな方がいるんですね! ちょっと聞いてみます! ありがとうございました!

 

 

 

マサイ族の男性と結婚した日本人に連絡する

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ということで、マサイ族のスマホ事情についてさらに詳しい情報を集めるために、マサイ族の男性と結婚した日本人・永松真紀さんに話を聞くことにした。もはやサプリメントとは遠くかけ離れた話になってきたが、ここまで来たら後には引けない。僕は、純粋にマサイ族のスマホ事情が知りたいのだ。

 

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永松真紀さん

福岡県北九州市生まれ。ケニア唯一のプロ添乗員。東アフリカ・ケニア共和国在住。2005年4月、伝統的生活を送るマサイの第二夫人となる。「マサイ村へようこそ!」管理人。著書に『私の夫はマサイ戦士』 (新潮社)がある。

※写真はホームページよりお借りしました。

 

 

――今回はありがとうございます。さっそくなのですが、マサイ族のスマホ普及率って、どのくらいなんですか?

 

正確な数字は調査してみなければわからないですが、ガラケーなら年配者や子どもを除く8-9割の人は持っていると思います。これは男女問わずですね。

 

――そんなに多いんですか! 完全にインフラ化してますね。

 

しかし、スマホとなると話は変わります。スマホの所持率は、学校教育を受けたか・受けていないかで大幅に変わるはずです。

なぜなら、教育を受けていないと文字が読めないし、機械が理解できないから。

 

――そうか。文字が読めなきゃ使えるアプリも激減しちゃいますもんね……。

 

あと、地域差の影響もかなり受けます。僻地では電波がとても弱いし、非電化地域では充電も気軽にできないですから。スマホはむしろ不便かもしれません。

 

――そうか、そもそも電気・水道といったインフラがないんでしたっけ!

 

そうなんです。

 

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――スマホを使えるマサイ族は、どのような用途で使っているのでしょうか?

 

わたしの近くでスマホを持っているのは、やはり学校教育を受けて都市部に就職した甥っ子たちか大学生なんですが、彼等は日本人と同じようにフェイスブックとかもやっています。

 

――教育とインフラが整っている都市部に行くと、どの国も使い方は変わらないんですね。

 

あと、「M-PESA(エムペサ)」という携帯を使った支払いサービスがとても普及していて、大学を卒業して地方都市で働いている甥っ子たちもよく使っているようです。地方都市の店では売ってないものが通販で買えるのも便利なようです。

 

――日本人よりもリテラシー高いかもしれないですね、それ。

 

それと、私の夫は字が読めないし牧畜をしていますが、スマホを持っています。

 

――え! 村に住まれていてもスマホ使えるんですか!!

 

ほぼ、カメラとして使ってますね。映りがキレイなので、写真を繰り返し見たり、自分で撮った動画を見たりして遊んでいます。

 

――(微笑ましい)

 

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――マサイ族の皆さんの視力が、スマホによって悪くなることはありえるんでしょうか?

 

うちの地域では、スマホはまだ普及し始めたばかりなので、視力が悪くなったといった話は聞きません。教育を受けていないマサイは文字もわからないので、本も読まないんですよね。総じて、近くの物を見ることはあまりないですし、視力低下が進んでいる印象はありません。

 

――そうか、たしかにそうなりますよね。

 

そもそも「視力を測る」という習慣がサバンナにいる彼らにはないので、あれは日本人がメディア向けにわざわざ測ったものだとは思います。日々遠くの動物たちを見ていますし、目がいいのは間違いないんでしょうけどね。

 

――なるほどー!

 

スマートフォンの登場によって、都会の暮らしは劇的な変化を遂げたかもしれませんが、村に住むマサイにとってはそこまで大きな変化はなかったのだと思います。繰り返しになりますが、地域差と教育の有無によって、環境や用途は全く異なりますから。

 

――地域によってリテラシーや文化の発展にグラデーションがあることはどの国も変わらないことですし、「マサイだから」と一括りに偏見を持つべきじゃないってことなのかもしれませんね。ありがとうございました!

 

 

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宮﨑さんと永松さんの話を伺って見えてきたのは、以下のことである。

 

・「マサイ族」と言っても、牧畜を営んでいる伝統的な人たちと、学校教育を経て都市部に住み、オフィスなどで働いている人たちがいる。

 

スマホの普及はインフラが整っている都市部の方が明らかに進んでおり、村に住む方たちは識字率も低いことから、スマホ普及率も落ちがちである。

 

・「マサイ族は視力が高い!」「マサイ族もスマホがんがん使ってる!」という我々の共通認識は、実は村に住んでいるマサイ族か都市部に住んでいるマサイ族かによって実態が異なる。

 

要するに、何事も偏見は良くないねってことである。

 

 

 

 

終わりに

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最後に、そもそも何故、スマホの光は目に悪いのか? 

という大前提を話して終わりにする。

  

光は、赤から青までグラデーションを描くように複数の色が合わさっているが、人体へ悪影響を与えるのは青色寄りの光なのだそうだ。

(代表的なものとしては「紫外線」が挙げられる。)

 

そしてスマホの液晶から発光されている光の中には、ブルーライトと呼ばれる青い光が含まれている。

 

ブルーライト」は、ほかの光と違って目の角膜や水晶体で吸収されず、網膜まで届く。これを長時間浴びてしまうことで、目のピントがズレやすくなったり、画面がチラついて見えるようになってしまうらしい。

 

また、我々の目は近くのものを見すぎるとピント調節をするために筋肉疲労を起こすため、画面を近くで見なければならないスマホは必然的に筋肉疲労につながりやすいことも挙げられる。

 

我々が感じている目の疲れや目から来る頭痛などは、これらが原因となっているのだ。

 

 

 

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都市部に住むマサイ族だって、ずっとスマホを近い距離で眺めていたら、目の疲れから視力を落とす可能性だってありえる。

 

そうならないためには、やはり村に住むマサイ族のように遥か遠くのものを見て目を休めるのも大切だし、いっそのことSNSなど断ち切って、スマホなし生活とかまでするのが清々しいのかもしれない。

 

と、今日もTwitterのタイムラインを眺めながらぼんやり考えているのである。

 

 

 

「そんなこと言ったって仕事でスマホ使うんだから画面から目が離せないよ!」という貴方に

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ファンケルから発売された「スマホえんきん」は、日々、目を酷使する方のために作られたサプリメントなので、一日2粒飲み続ければ、目の疲れを軽くできるかもしれない。

 

僕と同じツイ廃や仕事人間の皆さんには、是非試してもらいたい一品であることを、商品が購入できるURLと合わせて最後に念押しPRすることで、この記事を終わりにしたい。

 

 

スマホえんきん」の詳細や目の疲れに関する情報も載っているサイトはこちら↓

r.advg.jp

 

 

みなさんの大切な目が、最後までしっかりとモノを見られますように。

 

 

 

おしまい。

 

 

 

(参考元)

ブルーライト研究会

http://blue-light.biz/about_bluelight/

ファンケルスマホえんきん」特設サイト

http://www.fancl.co.jp/eyestrain/