帝国家畜団80万ヒット記念特別寄稿
「ただ今、カーテンコール中!」
作/ニシロク様(製作協力ぴろち様)
挿し絵・アイコン/ニシロク様+ぎるもあ
銀座、大帝国劇場。
帝都の新名所として、連日多くの客で賑わっている劇場だが、
今日は全ての看板が外され、玄関にも誰一人として並んでいなかった。
いつも開け放たれている正面扉も、その口を閉ざしている。

「えっ、今日はさくらの舞台ないの?」
スタッフ
「はい、申し訳ありません」
そうなのである。
じつは三日前から、一年に一度の地方公演が始まっているのだ。
普段、ここの舞台で家畜よりあさましい姿を晒している女優たちだが、
この時期は皆、それぞれの巡業先へ移動しているのだった。
この間に帝劇は普段の活動を停止し、場内の清掃・整備などを行うのだが、
ことを知らないでやって来る者が後を絶たないでいた。
そして今も一人、妙な仮面をつけた男がその知らせを聞いた。
とぼとぼと来た道を歩いてゆく、その背中があまりにも寂しそうなので、
見るに見兼ねたハッピ姿の少女が声をかける。

「旦那さん、旦那さん! お待ち下さい!
せっかくお越し頂いたんですから、ちょっと寄っていかれませんか?」

「えっ、今日はなにもやってないんじゃないの?」

「エヘヘ、じつは…。
常連様のための、本日限りの秘密のショウがあるんです。
最近、旦那さんもよく来てもらってますから特別に…、いかがですか?」
そう、今日は椿がわざわざ黒之巣会に申し出て許可を得た、
これまた一年に一度の、珍しい舞台が行われる日なのである。
もちろん、この魅力的な誘いに、鬼の面をつけた男が断るはずはなかった。
薄暗い館内を案内されていく。客入りはほぼ満員であった。
常連だけとはいえ、連日大入の人気劇場なのだ、その数は相当なものである。
よく見ればその中には、有名な財界人や貴族、それに軍人の顔もあった。
主要な女優がまったくいないこの日、行われる舞台とは…?
(ジ―――――ッ)
照明が落とされ、開始を告げるブザーがなる。
いつもであればここでバサッと幕が開き、卑猥な音楽とともに
下着姿のダンサーたちが舞台の両脇から登場したりするのだが、
本日の舞台に立っていたのは、たった一人…。
いつも売店で売り子をしている椿であった。

「皆様、本日は大帝国劇場特別レビュウにお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
今から行いますのは、日頃劇場にて皆様方にご贔屓にしていただいてます家畜どものショウ!
なにぶん本職ではございませんので、至らぬ点はどうぞご容赦下さいませ!
…さぁ、おいで! ぐずぐずするんじゃないよっ!」
そう言って舞台袖に向かって手を振る椿。
それに応えて、三人の美女たちがぞろぞろと一列で現れた。
しかも全員四つん這いで、ほぼ全裸に近い格好のままである。
いずれも、帝劇の常連ならば見たことのある顔だった。

「はい、整列!」
椿の掛け声に、三人は舞台の中央で横一列に並ぶ。

「気をつけ!」
そして、四つん這いのまま腰を落とし、背を伸ばす。

「礼っ!」
椿が軽くお辞儀をするのにあわせて、深々と土下座する女たち。
それはまさに、飼いならされた犬か、猿回しに使われる猿であった。
この見事に揃った躾ぶりに客席から興奮の拍手が巻き起こる。

「というわけで、今日の舞台を務めますのは
私、椿が飼っております、この家畜三匹です!
…ほら、ご挨拶しなさい!」

「はい! いつも玄関にて皆様のおチ○ポやおマ○コを
しゃぶらせていただいております、舐め犬サキでございます!
本日は私ども家畜のためにわざわざお越し下さり、ありがとうございます!
もうサキはすっかり発情して、オマ○コからこんなに涎を垂らしてますワ!」

「皆様、こんにちは!
いつも売店で売り子をしております、野々村つぼみです!
今日は光栄にも舞台に立たせていただいてありがとうございます!
本来ならば、身だしなみをきちんと整えてくるべきなのですが、
やっぱり皆様にたくさん見ていただいて、たくさん抜いていただきたくて、
ワキ毛もマン毛も、おまけにケツ毛まで、こんなにボゥボゥにしてまいりました!
スマイル、スマイルでがんばります、どうかよろしくお願いいたします!」

「いつもは食堂で使っていただいております、真宮寺若菜でございます。
いつも皆様には娘のさくらがお世話になっており、感謝の言葉もございません。
本日は見分不相応にも娘の代わりに舞台へ上がらせていただきました。
期待と興奮で、このいやらしいオッパイの乳首をビンビンにしています…。
どうぞご覧になって、存分に絞ってやって下さいませ…!」
それぞれのお得意のポーズをとりながら、順に挨拶をする家畜たち。
長い調教生活によって、骨の髄まで奴隷根性が染み付いており、
躊躇いも恥じらいもまったくなく、ただ見られる快感を貪欲に貪っている。

「さて、今日の出し物ですが…」
そこで口を止める椿。会場全体がシンとなる。
お互いに不安そうな顔をする家畜たち。
彼女らもこれから何をさせられるのか、よく知らないようだ。

「いつも各々の部署で奴隷たちがどれくらい頑張っているか…、
この半年間の、それぞれの売り上げを発表してあげます!
もちろん、最下位には罰ゲームもばっちり用意してありますよ!」
「「「 ! 」」」
思ってもいなかった言葉に、三匹の家畜たちの表情がこわばる。
長きに渡って淫らな躾をされてきた彼女たちにも、椿の罰ゲームはたまらないようだ。
一方、卑猥な芸を期待してやってきた客たちは椿の声にやんややんやの大喝采である。

「うふふ、それじゃさっそくいきましょうか!」
椿が楽しそうに懐から一枚の紙を取り出した。
恐る恐るその様子を見ていた哀れな生け贄たちも、
彼女に叱咤されて、再び観客の方に向き直る。
ざわついていた観客席がにわかに静かになった。
それを待っていた椿が、軽く手を上げて合図する。
舞台の照明が暗くなり、派手なドラムロールが鳴り響く。
(ドロロロロ……ジャン!)

「売上金が一番多かったのは…つぼみです!」

「えええええっ!!」

「さすが売店の売り子だけありますね、その額は…156円23銭!」
珍しく褒められて照れるつぼみ。舞台に盛大な拍手が送られる。
もっともそれは、彼女への賛辞などではなく…残りの二人のうち、
いずれかが受けるはずのお仕置きを期待しての拍手に他ならない。
若菜とサキは、その勢いに圧されるようにして縮こまる…。

「さて、いよいよ第二位ですね! といっても三匹しかいないんですから、
次にお名前を呼ばれなかった人が、その場で罰ゲーム決定なんですけどね!」
「……………」
もちろん、そんな事は言われずとも分かっている。
緊張の面持ちで口を真一文字に結び、椿の宣告を待つ二人。
その肩を小さく震わせて、最下位への恐怖に耐えている。
椿は恐怖心を最大限に引き出すべく、充分な間をとって話を続ける。

「さっ、では次…。いよいよ、二等賞です!」
そんな二人とはあくまで対照的に、椿の明るい声が響く。
無慈悲な発表をするべく、再びドラムロールが鳴り始めた。
(ドロロロロロロロロロロロロロ…………)
「……………」
(…ジャン!)

「二位は、売上金152円58銭で……、若菜です!」

「えっ、本当で…」

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!」
名前を呼ばれた若菜が喜ぶ前に、その隣から悲鳴が上がった。
無理もない、サキはこの時点で過酷な罰ゲームが決定してしまったのだから…。

「おっ、お許し下さいっ!
お許し下さいませぇ!!
お願いでございますぅ!!
どうか、罰だけは勘弁して下さいぃ!!」
犬のように椿の足元ににじりより、
コメツキバッタのように必死で頭を下げるサキ。
これがかつての黒鬼会五行衆、水狐だと誰が思うだろうか。

「え〜っと、サキの売り上げは…おしいっ!
151円25銭! その差、わずか1円ちょっとでした!
あぁ〜ザンネン! もぅちょっとでしたけどねぇ!」

「ひぃぃっ、お願いですぅ! お願いでございますぅ!!
お許し下さいっ! お許し下さいませぇぇっ!!」

「ん〜、仕方ないですね。可哀そうなサキに免じて、
優しい椿様がもう一度だけ、チャンスをあげましょう!」
「「 !? 」」
涙と鼻水で顔面をグチャグチャにして許しを請うサキ。
その姿を見兼ねてだろうか、椿の口から意外な言葉が飛び出た。
すっかり安心していた他の二人も、思わず目を見開く。

「いいですか? アンタたちに今からきっかり一時間あげます!
その間に、この会場にいらっしゃってるお客様方に、おひねりを頂きなさい!
どうやって貰うか、それはアンタたちで考えるんですよ!
その金額を、今の売上金にプラスして計算しなおしてあげます!!」
とてもアドリブとは思えない、流暢に命令する椿。
その様子は、明らかに三人の反応を楽しんでいる。
おそらく最初からこういうつもりだったのであろう。
客席から、待ってましたと言わんばかりの拍手が起こる。
奴隷たちも、飼い主と観客が望んでいる事を理解したようで、
その顔にみるみる本来の淫蕩な表情が浮かんでくる。
どうやら三匹とも、やる気十分のようである。

「はいぃ、やらせていただきますぅ!
サキ、お客様のオチ○ポをたくさんたくさん、
しゃぶらさせていただきますワ!」

「ただし…、本番はダメですよ!
なぜかは、分かってますね?

「はい、牝牛若菜は一人でも多くの殿方に
いやらしいオッパイを揉んでいただいて
ミルクをご賞味いただきます!!」

「つぼみも頑張りますぅ!
次も一番になれるように、
スマイル、スマイルですぅ!!」

「それじゃいきますよ! ヨーイ…ドン!」
椿の合図と共にステージを下りて、観客の中に飛び込んでいく三人。
すでに観客は砂糖に群がる蟻のように、前列の方に詰めかけてきている。
その人だかりに飲み込まれ、たちまち家畜たちの姿は見えなくなった。
大帝国劇場の大ホールはパニック寸前、暴動のような勢いである。
その様子をただ一人、舞台の上から悠然と眺める椿。

「皆様ぁ! サキを使ってやって下さいぃ!!
オチ○ポやウンチのカスも、
ペロペロ綺麗にお掃除いたしますワ!
あぁんっ、こんなにたくさんっ!
サキは幸せ者ですぅ!!」

「お客様っ! 抜いて、抜いて下さいっ!!
ワキ毛もマン毛も、とっても太いので
抜きにくいかも知れませんが
思いっきり引っ張って下さいっ!
ケツ毛まで一本残らず抜いてぇ!!」

「あひぃぃっ!
もっと若菜のお乳飲んで下さいぃ!!
このいやらしいミルクを飲んだら
オチ○ポがとっても元気になりますよぉ!
あんっ、そんなに揉まれると、こぼれてしまいますぅ!」
三人の女が男の海でもがき苦しむ、まさに地獄絵図。
時折、まるで海面に顔を出す魚のように垣間見えてはまた消える。
そして…、一時間後。
体中から白濁液を垂らしながら、舞台へ戻ってくる三人。
まるで、精液のプールから上がってきたかのようである。
さすがに一時間ぶっ通しの淫行で皆フラフラ、足取りもおぼつかない。
全身から淫臭を放ちながら、再び横一列に並ぶ。
一方、会場もやっと落ち着きを取り戻し始め、
客は衣服を整えつつ、それぞれの席に戻ってゆく。
だが、狂宴はまだ終わらない…。

「うっぷ、すごい臭いですね…!
たくさんおひねりも頂けたようだし、
さっそくお勘定しましょうか! 用意しなさい!」
「「「はいっ!!」」」
元気よく返事した三匹は再び四つん這いになると、
舞台の奥を向いて、両足をまっすぐに伸ばした。
観客の方に尻を突き出す格好になり、とても惨めな光景だ。
精液まみれの秘唇もアナルも全て丸見えとなる。

「それじゃいきますよ! 用意はいいですか?」
「「「はいっ!」」」

「ひとーつ」
「「「ひ、ひとーつ!!」」」
三人が大声で、椿の声を復唱する。
天に差し出された三つの尻がわずかに震える…。
(チャリーン)
なんと、三人の膣から硬貨がこぼれ出てきた。
そう、彼女たちが本番を禁止された理由…、
それはおひねりを入れておく場所だからなのである!

「ふたーつ」
「「「ふたーつ!!」」」
まるで運動会の玉入れよろしく、声と共にひねり出される小銭。
愛液に濡れたお金が、それぞれの足の間に落ちていく。
滑稽極まる光景に笑い転げていた観客たちも、いつしか椿と共に数え始める。

「みーっつ」
「「「み、みーっつ!!」」」
いったいどれくらいのおひねりを詰め込まれたのか…。
後から後から、次々と出てくるコイン。
それはまるで、終わりなき陵辱を象徴しているかのようだった。
大帝国劇場食堂はこれからも大繁盛のようである。
【終】
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