浦島千佳
2017年3月28日13時30分
開園80周年を迎えた東山動植物園(名古屋市千種区)で、歌う飼育員の「アニマルトーク」が人気だ。ザリガニ担当の片岡裕貴さん(32)が、替え歌と軽快な話術で笑いを取る。「生き物の気持ちになって接してほしい」。トークにはそんな思いが込められているという。
4月上旬並みの暖かさとなった19日。園内の「世界のメダカ館」前に60人ほどの人だかりができていた。観客の手拍子に合わせ、片岡さんが歌う。「ザリガニの体の色は食べ物で赤くなるよ~♪」
前奏を口ずさんだり、声色を変えたり。かと思えば、手作りの段ボールのフリップを手に、生態に関する選択クイズを出す。子どもが選択肢にない答えを叫ぶと、「いいよ~、工夫が大事だね」。30分でクイズ4問を出し、3曲歌う。実際に、ザリガニに触ってもらうことも。
「伝えたいから、飽きさせないことにこだわる」。臨場感あふれるトークに何度も笑いが起きた。子どもたちは「歌が楽しかった」「おもしろかった」と笑顔を見せる。
動物の生態や特徴を紹介するア…
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