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宅配ボックス生産追いつかず 受注5倍超

 パナソニックは28日、戸建て住宅用の宅配ボックスの3月の受注が、前月の5倍を超える2000台以上に達したと発表した。宅配便の再配達を減らす機運が高まり、受注が急増した格好で、既存製品の生産が追いつかなくなり、4月に予定していたアパート向けなどの新商品の発売は6月に延期する。今後は生産力を2倍に増強するという。

     不在時に荷物を受け取れる戸建て向け宅配ボックスの注文は、従来は認知度が上がらず1カ月に400~500台程度しか売れなかった。しかし、今年に入って宅配業者の負担増が報道などでクローズアップされ、宅配ボックスの注目度が一気に高まった。工場では新商品を作る余裕がなくなり、アパート向けなど3機種の発売延期を決めた。今後は月産2000~3000台まで生産ラインを増強する。

     販売台数は2015年度の2900台から16年度は6200台に急増しそうだ。広報担当者は「従来あまり知られていなかった商品だが、報道で知名度が上がった。お客様に一刻も早く届けたい」と話した。【久野洋】

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