雪崩 生徒が参加した「春山安全登山講習会」は
栃木県高等学校体育連盟によりますと、今回事故が起きた「春山安全登山講習会」は、残雪が多い春山を安全に登るために、54年前から毎年行っているということです。今回は今月25日から2泊3日の日程で行われ、県内7つの高校の登山部の生徒62人が参加しました。
積雪期の登山の在り方を示し、安全な登山に必要な知識や技術を身につけて事故防止に役立てることを目的に掲げ、4月、5月に登山を計画している学校は必ず受講することとしています。
実施要綱では、必要な装備として、ザイルやピッケル、登山用のロープなどを持参することとしていますが、発信器など雪崩に備えた装備は含まれていませんでした。
生徒たちは25日の午前中、那須塩原市で安全に登山するための座講を受けたあと、那須町に移動して、「那須温泉ファミリースキー場」の周辺にテントを張って1泊しました。
2日目の26日は、雪の斜面でスリップしたときにピッケルを使って停止させたりする雪上訓練を行いました。この日も1泊目と同じ場所でテントに宿泊しました。
最終日の27日は、那須連山の主峰、茶臼岳までの往復登山が計画されていました。しかし、雪が強く降っていたことなどから、当日の朝6時前に、体育連盟の登山部で幹部を務める教諭らが中止を決めたということです。
その代わりとして急きょ、スキー場周辺で、積もった深い雪をかき分けながら進む「ラッセル」の訓練を行うことにし、午前8時から1時間半程度の予定で訓練を始めたということです。
訓練には教員と生徒合わせて48人が参加し、生徒を5班に分けて、引率の教員がつく形で行われていました。
そして訓練が始まってから30分ほどたったところで、斜面の一番上にいた県立大田原高校の生徒たちの班を中心に雪崩に巻き込まれたということです。
今回の講習会に参加した生徒によりますと、2日目の26日は、午前7時半にスキー場に集合し、およそ1.5キロ離れた峠の茶屋まで登り、雪の斜面を上り下りしたり、滑落訓練を行ったりしたということです。この日から雪がひどくなったと話しています。
3日目の27日、朝起きると、テント周辺には50センチほど雪が積もっていて、茶臼岳に登る計画が取りやめられ、急きょスキー場付近で、深い雪をかきわけて進む「ラッセル」の訓練に変更されたということです。
生徒によりますと、どこまで登るか聞かされておらず、午前9時半までにはテント付近まで下山する予定だと言われていたということです。
実施要綱では、必要な装備として、ザイルやピッケル、登山用のロープなどを持参することとしていますが、発信器など雪崩に備えた装備は含まれていませんでした。
生徒たちは25日の午前中、那須塩原市で安全に登山するための座講を受けたあと、那須町に移動して、「那須温泉ファミリースキー場」の周辺にテントを張って1泊しました。
2日目の26日は、雪の斜面でスリップしたときにピッケルを使って停止させたりする雪上訓練を行いました。この日も1泊目と同じ場所でテントに宿泊しました。
最終日の27日は、那須連山の主峰、茶臼岳までの往復登山が計画されていました。しかし、雪が強く降っていたことなどから、当日の朝6時前に、体育連盟の登山部で幹部を務める教諭らが中止を決めたということです。
その代わりとして急きょ、スキー場周辺で、積もった深い雪をかき分けながら進む「ラッセル」の訓練を行うことにし、午前8時から1時間半程度の予定で訓練を始めたということです。
訓練には教員と生徒合わせて48人が参加し、生徒を5班に分けて、引率の教員がつく形で行われていました。
そして訓練が始まってから30分ほどたったところで、斜面の一番上にいた県立大田原高校の生徒たちの班を中心に雪崩に巻き込まれたということです。
今回の講習会に参加した生徒によりますと、2日目の26日は、午前7時半にスキー場に集合し、およそ1.5キロ離れた峠の茶屋まで登り、雪の斜面を上り下りしたり、滑落訓練を行ったりしたということです。この日から雪がひどくなったと話しています。
3日目の27日、朝起きると、テント周辺には50センチほど雪が積もっていて、茶臼岳に登る計画が取りやめられ、急きょスキー場付近で、深い雪をかきわけて進む「ラッセル」の訓練に変更されたということです。
生徒によりますと、どこまで登るか聞かされておらず、午前9時半までにはテント付近まで下山する予定だと言われていたということです。