みなさんにも影響を受けた本が1冊や2冊有るのではないでしょうか。
私が最初に影響を受けた本は、国語の教科書です。
小学生の頃読んだ「ちいちゃんのかげおくり」や「ごんぎつね」など、
死を題材にした物語は10数年経っても覚えています。
今日は読んだ本の中で「もっとも私に変化を与えた本」を紹介します。
暗算の達人
著:アーサー・ベンジャミン&マイケル・シャーマー
訳:岩谷宏
感動できる名作を期待した方、すいません。
しかしこの本に出会ってしまったおかげで、私の生活は90度回転してしまいました。
なぜこの本を買ったのか?
高校時代、私の担任は数学の先生。しかも3年間。
受験を控えた高3の頃でした。担任が、
「え〜〇〇 × 〇〇か。◯◯〇〇だな」
と問題を解く過程に出てきた2桁×2桁を暗算したのです。
私はうそだろ?と思ってノートに検算、もちろん答えは一致。
「暗算って魔法かよ...」
そんな印象を抱いた私は、魔法使いになるべくこの魔本を購入。
高校を卒業してすぐの春休みでした。
暗算ができていくオモシロさ
最初にこの本が届いた日は、狂ったように読みふけった。
しかし全体の2/3ほど読んだとき、急にページをめくる手が止まった。
3桁×2桁がどうしても出来ない...
当時の脳のスペックでは、ここが限界。
出来るようになったこと
高校を卒業したばかりの私でも
- 2桁×2桁
- 曜日計算
- 2桁の整数になる平方根の求め方(4225の平方根→65 など)
はしっかり習得できました。今でも5秒ほどで答えれます。
インド式とは違う
2桁×2桁をするとき、インド式はいくつかのパターンを覚えなければなりません。
私もインド式計算の本を読みましたが「一の位が〜で、十の位が同じ時〜こうする」みたいなパターン練習に挫折してしまった経験があります。
しかしこの本で紹介されているやり方だと、たった1パターン覚えるだけでどんな計算にも対応できるんです。
意外と誰でも気がつくようなやり方。目からウロコでした。
生活が変わった
- なんでも暗算したくなる病気になった (例:月と日の掛け算)
- 布団中で暗算しながら寝落ちするのが日課
- さりげなく友人の前で披露してしまう
- 友人の誕生日を改めて聞き出し「○曜日か...」とボソッと言う
暗算のおかげで不眠症が治りました。
ただ3、4については嫌われる可能性があるので、やりすぎは禁物です(体験談)
さいごに
正確さが必要なときは電卓を使うべきです。
「じゃあ暗算できても意味ないじゃん。」と言ってしまう方とは友達にはなれそうにありませんね...。
「暗算は魔法」などと言いましたが、結局は自己満足のために学んだ、っていうのが大きいです。
曜日計算ができると初対面の人との話のネタにもなるので、皆さんも学んでみては?
脳トレ、短期記憶の向上も図れます。