韓国海洋水産省は28日夜、旅客船セウォル号から見つかった骨について関係機関で検証した結果、動物の骨だったと発表した。海洋水産省は当初、2014年に起きた沈没事故の行方不明者の遺骨の可能性があるとして、確認を進めるとしていた。

 セウォル号は海底から引き揚げられ、25日に運搬船に搭載された。陸揚げする港に向けて出発する準備作業中に運搬船の甲板で見つかった。事故では、修学旅行中の高校生ら295人が死亡、9人が行方不明になっている。(ソウル=東岡徹