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伊集院光、センバツ高校野球で健大高崎が見せた9回2死トリック走塁の凄さについて語る「なんだ、これ?!」
2017.03.28 (Tue)
2017年3月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、センバツ高校野球で健大高崎が見せた、9回2死トリック走塁の凄さについて語っていた。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
伊集院光:甲子園の健大高崎の9回の攻撃、凄かったんですけど。健大高崎、相手どこだっけかな?健大高崎と、福井工大福井って試合があったんです。これが接戦で、超打撃戦で。最終的には、7対7で、延長15回で引き分け再試合までいくんだけど。
9回の時点では、健大高崎負けてるんですよ。7対6で負けてる。このままいったらおしまいって時に、この健大高崎ってところは、伝統的に足が速くて、めちゃめちゃ盗塁をするっていう。キャッチフレーズは「機動破壊」っていって、機動力で敵をズタズタにする、とにかく走りまくってくるっていう。
ピッチャーは、いつ走られるのか怖くて、なかなか変化球を投げられなくなるし、何をやってくるか分からないって、伝統があるんですよ。
9回の表に、ツーアウトランナー二塁三塁で、一点、負けてんの。このまま一人アウトとったらおしまい、甲子園はここで終わりです、と。
ランナー二塁三塁だから、ツーアウトで二塁三塁だからやることがないの。たとえばこれが、ワンナウトで一塁三塁だと、スクイズって、バントをして三塁ランナーがホームで同点にしましょうって。健大高崎がやりそうなのは、ダブルスチールで。一塁ランナーが、二塁に盗塁してきましたって、まんまと二塁にボール投げると、サードランナーが走ってきて、結局、ホームに入っちゃいました、みたいな。
これは警戒するところなんだけど、ツーアウト二塁三塁だから、もう足を使うたってたかが知れている。そしたら、ビックリしたのが、二塁ランナーがぼんやりしてるわけ。二塁ランナー、逆転のランナー、凄い大事なランナーですよ。バッターがヒットを打ったら、その場で逆転できる。
その二塁ランナーが、ぼんやりしてるわけ。いっぱい塁から離れて。それにピッチャーが気付いて。このピッチャーも、牽制球が上手いピッチャーで、二塁にボール投げた途端に、これが罠なの。三塁ランナーがホームに向かって同点なの。
アウトになったら終わりだよ。「何、これ?」っていう。俺ら、高校野球やって、そんな練習をしたこともないし。どういう意思伝達で行われてるのか分からないんだけど、二塁ランナーは、ピッチャーが気づくくらいの大きめのリードをして。
もっと言えば、そこまで細かくないまでも、軽くぼんやりして、ピッチャーをハメるところからスタートすんの。
ピッチャーが後ろ向いて、投げるところになったら、もう既に三塁ランナーがスタートしてて。また、この三塁ランナーがビックリするくらい足が速いの。それが同点になって、そのまま延長になる。
「なんだ、これ?」と思って。あんな作戦、見たことないよね。一人が怪しい動きをして、万引きGメンをひきつけてる間に、もう一人が倉庫から大量に物を盗んでる感じの練習をしないと…練習じゃねぇよ、そんなの(笑)出場停止だよ。
その感じのスゲェのを甲子園で見たよ。
絶妙だったんだよな。2塁ランナーがリードが大きすぎると思って、ピッチャーがかなり早いモーションで。
「このピッチャーも、牽制球、相当練習してるな」って感じの。それで、刺しに行って。その二塁側を向いた瞬間に、二塁ランナーは一旦、戻りかける動作はするわけ。戻りかける動作はするけど、戻ろうとしてタッチアウトならそこで終わりだから。
投げた瞬間、二塁ランナーはもう、結局戻らない。サードの方に走り始めて。で、セカンドベースに入った内野手が、「やべぇ」ってすぐホームに投げるんだけど、セーフ。これと同時に、三塁の盗塁が成功してるから。これが一点入ったら、今度は逆転、みたいな状況になるんだけど、ここは福井のピッチャーが押さえて。
俺だったら、「一旦、帰る」って(笑)「一旦、ラスクが食べたい」ってなりますよ(笑)なんでラスクか分かりませんけど(笑)「一旦、お茶をちょうだい」とか「白湯を飲ませてくれ」ってなると思うけど、白湯も飲まずにその後、延々と抑えるんだけど。
なんか、スゲェな、高校生って思っちゃったなぁ。ああなってくると、本当に眩しい。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1
伊集院光:甲子園の健大高崎の9回の攻撃、凄かったんですけど。健大高崎、相手どこだっけかな?健大高崎と、福井工大福井って試合があったんです。これが接戦で、超打撃戦で。最終的には、7対7で、延長15回で引き分け再試合までいくんだけど。
9回の時点では、健大高崎負けてるんですよ。7対6で負けてる。このままいったらおしまいって時に、この健大高崎ってところは、伝統的に足が速くて、めちゃめちゃ盗塁をするっていう。キャッチフレーズは「機動破壊」っていって、機動力で敵をズタズタにする、とにかく走りまくってくるっていう。
ピッチャーは、いつ走られるのか怖くて、なかなか変化球を投げられなくなるし、何をやってくるか分からないって、伝統があるんですよ。
9回の表に、ツーアウトランナー二塁三塁で、一点、負けてんの。このまま一人アウトとったらおしまい、甲子園はここで終わりです、と。
ランナー二塁三塁だから、ツーアウトで二塁三塁だからやることがないの。たとえばこれが、ワンナウトで一塁三塁だと、スクイズって、バントをして三塁ランナーがホームで同点にしましょうって。健大高崎がやりそうなのは、ダブルスチールで。一塁ランナーが、二塁に盗塁してきましたって、まんまと二塁にボール投げると、サードランナーが走ってきて、結局、ホームに入っちゃいました、みたいな。
これは警戒するところなんだけど、ツーアウト二塁三塁だから、もう足を使うたってたかが知れている。そしたら、ビックリしたのが、二塁ランナーがぼんやりしてるわけ。二塁ランナー、逆転のランナー、凄い大事なランナーですよ。バッターがヒットを打ったら、その場で逆転できる。
その二塁ランナーが、ぼんやりしてるわけ。いっぱい塁から離れて。それにピッチャーが気付いて。このピッチャーも、牽制球が上手いピッチャーで、二塁にボール投げた途端に、これが罠なの。三塁ランナーがホームに向かって同点なの。
アウトになったら終わりだよ。「何、これ?」っていう。俺ら、高校野球やって、そんな練習をしたこともないし。どういう意思伝達で行われてるのか分からないんだけど、二塁ランナーは、ピッチャーが気づくくらいの大きめのリードをして。
もっと言えば、そこまで細かくないまでも、軽くぼんやりして、ピッチャーをハメるところからスタートすんの。
ピッチャーが後ろ向いて、投げるところになったら、もう既に三塁ランナーがスタートしてて。また、この三塁ランナーがビックリするくらい足が速いの。それが同点になって、そのまま延長になる。
「なんだ、これ?」と思って。あんな作戦、見たことないよね。一人が怪しい動きをして、万引きGメンをひきつけてる間に、もう一人が倉庫から大量に物を盗んでる感じの練習をしないと…練習じゃねぇよ、そんなの(笑)出場停止だよ。
その感じのスゲェのを甲子園で見たよ。
絶妙だったんだよな。2塁ランナーがリードが大きすぎると思って、ピッチャーがかなり早いモーションで。
「このピッチャーも、牽制球、相当練習してるな」って感じの。それで、刺しに行って。その二塁側を向いた瞬間に、二塁ランナーは一旦、戻りかける動作はするわけ。戻りかける動作はするけど、戻ろうとしてタッチアウトならそこで終わりだから。
投げた瞬間、二塁ランナーはもう、結局戻らない。サードの方に走り始めて。で、セカンドベースに入った内野手が、「やべぇ」ってすぐホームに投げるんだけど、セーフ。これと同時に、三塁の盗塁が成功してるから。これが一点入ったら、今度は逆転、みたいな状況になるんだけど、ここは福井のピッチャーが押さえて。
俺だったら、「一旦、帰る」って(笑)「一旦、ラスクが食べたい」ってなりますよ(笑)なんでラスクか分かりませんけど(笑)「一旦、お茶をちょうだい」とか「白湯を飲ませてくれ」ってなると思うけど、白湯も飲まずにその後、延々と抑えるんだけど。
なんか、スゲェな、高校生って思っちゃったなぁ。ああなってくると、本当に眩しい。
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