2017年3月28日18時09分
雪崩に巻き込まれないためには、どうすればいいのか。雪崩被害を防ぐ活動や調査を続けるNPO法人「日本雪崩ネットワーク」の出川あずさ理事は一般論として、「この時期に限らず、まとまった雪が短時間で降った直後は積雪状態が不安定なことが多い。地形を慎重に見極め、緩斜面や木がたくさん生えている場所などを選んで登る必要がある」と話す。
事故現場となったスキー場は今月20日に今季の営業を終了していた。出川理事は「営業中のスキー場はコースのパトロールをして安全管理に注意を払っているが、誰も管理していないスキー場は自然の雪山と同じだと考えた方がいい」。
出川理事によると、雪崩対策装備の「三種の神器」として、埋まった位置を電波で知らせるビーコンと呼ばれる送受信機▽雪に突き刺して埋まった人を探すプローブ(ゾンデ棒)▽雪を掘るスノーショベルがある。「当然一人ひとりが持って雪山に入るもの」(出川理事)だという。
登山関連団体などでつくる東京…
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朝日新聞社会部