PSで発売されたアドベンチャーゲームである「Forget me not ~パレット~」。
元々はRPGツクール95で作られたPC用のフリーゲームで、第4回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテストでグランプリを受賞している作品。
ちなみに、グランプリの賞金は1000万円である。
ストーリーは、精神科医であるシアノス・B・シアンが記憶喪失の少女「B.D.」と電話でやりとりして記憶を取り戻していく話である。
覚えているのは赤い色だけというB.D.のカウンセリングが始まると、場面は精神世界へ移る。
精神世界で記憶の断片を見つけて精神パラメータと呼ばれるものを増やしていくことで、新たな記憶を探し出せるようになる。
B.D.と言うのはBorn of Disorderの略で、犯罪者の子供のことを指す。
犯罪者の子供は同様に犯罪者になるのではないか、ということで該当する子供のことをB.D.というのだ。
なので、記憶喪失の少女B.D.は犯罪者の娘ということになる。
記憶喪失の少女B.D.の父親はベクターといい、「罪の遺産」という本を書いている。
この本は犯罪者の家族への差別をなくすために書かれた本で、犯罪者の家族を追跡調査し、犯罪者の家族が犯罪を犯すかどうか調べた本である。
そして、その本の結論は「犯罪者の家族の犯罪率はゼロ」と書いていた。
だが、実はこのベクターという人物は20年前に家族をマシルトという人物に殺されている。要するにベクター自身がB.D.であった。
この「罪の遺産」を書いているときに、資料としてマシルトの書類をみたとき、どうしようもない復讐心にかられたベクターは、マシルト一家を殺してしまう。
こうして記憶喪失の少女はB.D.となったのだ。
さて、記憶喪失の少女B.D.は記憶を取り戻せるのか。もし、取り戻したらどう行動するのだろうか。
私はPC版を一応クリアしているが、途中で出てくる「赤いシルエットの女」が結局誰なのかわからなかったのだが、PS版をプレイして初めてどういう人物なのか描かれたので、長年モヤモヤしていたものがスッキリ解消された。
PC版だけだとわからなかったところが補足されているので、気になる人はPS版をプレイしたほうがいい。
というか、もうネタバレOKな人は→『Forget me not ~パレット~』考察
ちなみに、アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテストの第2回で最優秀賞を受賞した人に12歳の人がいる。
「まおうさたんのえにっき」という作品で賞金500万円を手に入れているのだ。
すごい作品というよりはぶっ飛んだ作品らしい。
例えば、飛行機にのってどこかに行かなきゃいけない場面に遭遇したとき、普通に飛行場に行くと当然「お金がない人はのせられない」と言われる。
普通のRPGだったらお金を稼ぐとか、チケットを手に入れるイベントがあるとかだと思うが、この「まおうさたんのえにっき」は違う。
飛行場の隣に「ハイジャックする場」があり、選択肢の「ハイジャックをする」を選べば物語を進めることができるのだ。
こういうセンスが随所に散りばめられた作品が「まおうさたんのえにっき」である。
一説にはクリエイターの人が麻痺して「自分たちじゃで絶対にきないことができてる」と言わしめた作品である。
マスコミはなぜ黙殺するか!? 精神障害犯罪者の「再犯」は野放しにされてきた
- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: 「ガッキィファイター」編集室
- 発売日: 2013/11/29
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