使用中のパソコン画面にウイルス感染と見せかける情報を表示させ、虚偽のサポートセンターへの電話連絡を促す悪質サイトが相次いで確認されていることが24日、分かった。電話をすると日本語が話せるオペレーターが嘘の対策ソフトの購入を持ちかけ、代金をだまし取ろうとする。ソフト会社のトレンドマイクロ(東京)の調査によると、報告件数は平成27年4月から2200件以上にのぼり、実際に金を振り込んだ被害も出ているという。
これまで、日本語の文書や音声を使って誘導するケースはあったが、日本語を話せるオペレーターを用意した手口は珍しいという。
一般企業などのホームページには特殊なウイルスが仕掛けられているケースがあり、閲覧するだけで悪質サイトに誘導される。画面に突然「あなたのコンピューターでウイルスが見つかりました」というメッセージとともに、ウイルス除去のサポート先と称した電話番号が表示される。
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