カメリア咲き ラナンキュラス・マシェ・バイカラー
ふんわりカワイイ花弁です♡
夜は結構寒くなったり、花冷えの季節です。
季節の変わり目、雨が降ったり止んだり。
もうお庭の霜の心配もすることがなくなり、
あれこれ防寒対策をすることも終わりました。
先週末には葉の裏に小さな幼虫を発見!
いよいよ活動開始の昆虫たち。
新芽ラッシュなので、害虫に攻撃されることが
無いよう、いそいそと薬剤散布にはげみます。
花がら摘みと、肥料のおかげか
それに答えてくれるようにコンテナから
こぼれんばかりの花・花・花。
週末はそれを見るのが楽しくて、
部屋から何度も出たりはいったり。
柔らかな薄い花弁の大きな花。
ラナンキュラス。
花のサイズも目立ちますが、なんといっても
その花弁の数。
重なりあう薄い花びらが、150枚以上はあります。
実際数えてみると200枚近いという結果が出ているそうです。
それはとってもエレガント。
小さな妖精になって花弁のベッドでお昼寝したくなるような
フワフワのお花です。
早速花メモしてみます。
目次
1.ラナンキュラスの特徴
2.花言葉とギリシャ神話
3.ラナンキュラス基本情報
1.ラナンキュラスの特徴
開花時期は3~5月。
1つの茎から1つの花が咲き続ける
直径10cmはあるお花です。
赤、白、ピンク、黄色、紫など華やかなやさしい色が多いです。
カメリア咲き、フリンジ咲き、
ピオニー咲き、カール咲きなどの咲き方があります。
カメリア咲きの黄色いラナンキュラス
花言葉は「優しい心遣い」
草丈も15~30cmと鉢植えでも管理しやすいサイズです。
見ごたえのあるお花で、花持ちもよい為、花束によく使われます。
特にピンクや白はブライダルブーケに利用されています。
何重にも重なる花びらは豪華で、
切り花にしても長持ちなのでブーケの定番となっています。
ラナンキュラスの語源は
ラテン語のカエルを意味する「rana」が語源。
葉の形が「カエルの足」に似ていることと、
カエルの住む湿地帯に生息していたので
ラナンキュラスと呼ばれるようになったそう。
原種ラナンキュラスは黄色い5弁の花を咲かせることから
バターカップ(Buttercup)という英名もあります。
別名は
花金鳳花(ハナキンポウゲ)。
2.花言葉とギリシャ神話
ラナンキュラスの花ことば
『とても魅力的』
『光輝を放つ』
『輝かしい魅力』
ブライダルブーケにふさわしい花言葉。
祝福される人にぴったりな幸せな表現ですよね。
美しいラナンキュラスにまつわるギリシャ神話は
やっぱりありました。
以下は花の化身ラナンキュラスの物語
こちらはちょっとセンチメンタルなストーリー。
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大親友のラナンキュラスとピグマリオンという二人の美青年がいました。
ある日二人は山で道に迷い、一夜の宿を村娘コリンヌに頼みます。
美しいコリンヌに2人は恋に落ちますが、
コリンヌはピグマリオンを選び2人は結婚します。
ラナンキュラスは潔く身を引き、失意のままシシリー島へ渡り短い生涯を終えます。
ピグマリオンが彼を探し出したときは、すでに亡くなっていました。
そして一輪の花がラナンキュラスのお墓のそばにひっそりと咲いていました。
その花がのちに「ラナンキュラス」と呼ばれるようになりました。
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原産地はヨーロッパ東南部、地中海沿岸。
ラナンキュラスはきっと青い地中海を眺めていたのでしょう。
悲しい物語ですが、
儚い純愛は花のイメージに置き換えられ
こんなに美しい存在になったのですね。
そしてこのようなお話も。
エル・グレコの『ルイ9世と給仕』
フランス国王ルイ9世が十字軍遠征の際、
花の好きな母に持ち帰ったことがきっかけで、
ラナンキュラスは大ブームになりました。
きっと美しいラナンキュラスを見せたい一心で、
持ち帰ったのでしょう。
心の安らぎだったのでしょうね。
この花の花弁の枚数は
いくつもの想いがこめられ
増えていったかのようにも思えます。
この色はちょっと意味深な花言葉
ピオニー咲きのオレンジカラーのラナンキュラス
花言葉は「秘密主義」
とってもキレイなのですが
オレンジ色を誰かに贈るときは
気を付けましょう。
3.ラナンキュラス基本情報
基本情報 | 詳細 |
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科属名 | キンポウゲ科・キンポウゲ属 |
分類 | 多年草・球根 |
置き場所 | 日当たりの良い場所 |
用土 | 赤玉土5 腐葉土3 バーミキュライト2 |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
肥料 | 花が咲いている間は2週間に1回ほど |
害虫・病気 | 灰色カビ病・アブラムシ |
球根植物
夏になると休眠します。
花が終わったあと葉が黄色く枯れてきたら球根を掘りあげます。(6月頃)
そして日当たりの良い場所で、しっかり乾燥させてから貯蔵します。
10月頃球根を植え付け。
乾燥させた球根をそのまま植え付けると腐ってしまうことも。
湿らせたキッチンペーパーで球根をはさんで、
サランラップにくるみゆっくりもどしてあげてから植え付けてあげるとよいです。
毒があります
全草、乳汁にアルカロイドと呼ばれる有毒成分を含み、
液に触れるとかぶれ、皮膚炎などの症状を引き起こします。
キンポウゲ科のお花は注意してね。
お花は咲き終わりに近づくと、
パラパラと花びらが落ちてしまいます。
程よいタイミングで切り花にしてあげるのも2度楽しめていいかも。
おまけ
今日のネコさん
アメヤンダニャ?