(出所はWIKIパブリックドメイン画像)
いきなりよーわからん言葉が題名に入っているが、なんじゃそれ・・・。
ブログを毎日運営していても、もしかしたらご存じない方もいるかもしれませんので、一応、説明しておきます。
フレッドアップデートというのは、グーグル社が3月中旬に行った検索システムの変更のことです。
といっても、グーグルが自らそう呼んだわけではなく、社員が「フレッド」(どうも魚を意味するらしい)と呼ぼうとツィートしたことに注目した外部の人たちが、通称としてそう呼ぶようになったのです。
実際は多要素の自動システム更新を簡単には説明できないはずですが、主な変更点は「量の多すぎるコンテンツ」と「広告が多すぎるコンテンツ」等の検索順位を下げる措置だともいわれています。
「多すぎるってどれぐらいがアウトなの?」
そう聞きたくもなりますが、それを明かすとみんなが対策をしまくるので、詳細は謎のベールに包まれています。これは今までのシステム変更と同じです。
(※2月のシステム変更は、日本国内のまとめサイト対策でしたが、3月の変更は世界的な変更だともいわれている)
はてなブログ界隈でも、2月~3月にかけてアクセス数減少の悲鳴が飛び交っているので、読者の中にも人知れず困っている方もいらっしゃるかもしれません。
当ブログもアクセス数は減少しているのですが、3月の終わりにさしかかり、鈍感な筆者も幾つかのポイントに気が付いてきました。
今後、当ブログも運営の仕方が何点か変わる可能性があるので、読者の皆様に、あらかじめご連絡をしておきたいと考えています。
アクセス減の原因は様々。フレッドアップデートのせいとは限らない
まず、これにちなんでよくいわれる「アクセス減」の問題について考えてみます。
その規模は運営の仕方によってずいぶんと差があるようです。
筆者も減少の要因を調べてみたのですが、サーチコンソールで見た結果、当ブログの場合、3月中旬前後で検索順位が下がった記事と上がった記事の両者がありました(ただ、下がった記事のほうが多い)。
検索システムが変わると、「何かが下がり、何かが上がる」ので、同一ブログ内でも記事のアクセス数のランキングが入れ替わるようです。
そのため、フレッドアップデート=アクセス減と短絡的に考えることはできません。
そして、当ブログはトランプ政権に関する記事が多いので、トランプ氏の検索数が減ると、当ブログのアクセス数も減るようです。グーグルトレンドで見ると、トランプ氏の検索数は2月後半から減ってきているので、それに合わせて当ブログのアクセス数も減ったことが分かりました。
ブロガーやサイト運営者の中で「アクセスが減った」と嘆いている方には、サーチコンソールでの検索順位の推移と、自分のブログでよく出てくるキーワードの検索数の調査をお勧めします。
(※はてなブロガーのポジ熊さんの記事が分かりやすいです。該当記事はこちら)
記事作成の注意点 分量と広告の問題
では、問題の「長すぎる記事」「広告が多すぎる記事」について考えてみます。
当ブログでも検索圏外に消えた記事がいくつか見つかりました。
これに該当した記事は、順位が検索圏外に消えるので、サーチコンソールで見ると、一目瞭然でわかります。
ただ、筆者ブログの場合は、全体の2~3%ぐらいの件数なので、一部の記事が該当していたようです。
一つの問題について網羅的に説明していくと、自然に文字が多くなるのですが、これは仕方がないでしょう。
ただ、「引用」が多くて文字数が膨らんでいるケースに関しては要旨をまとめるなり、大事なところだけを引用するなりしたほうが無難です。
また、どこから広告が多すぎるとみられるのかは、正直に言ってよくわかりません。
しかし、昔からグーグル検索の基準で、記事中にアドセンスを張ることにアラートが出ていたのは間違いありません。これが厳格化する可能性があるので、今後は記事中アドセンスはやめたほうがよいのではないでしょうか。
気付かれた方もいるはずですが、3月中旬以降、筆者は記事中広告をやめています。
ただ、スマホ読者の場合、サイドバー広告は読者の目に映らないため、ヘッダーあたりに一つ広告を入れることを検討しています。場合によっては離脱時に出るグーグルのスマホ向け広告を取り入れる可能性もあります(※後者はアドセンスの限界数にはカウントされないらしい)。
「低品質のリンク」というややこしい問題
もう一つ、大きな問題と目されるのが、サイト順位に影響する「低品質なリンク」の判断です。
いったい、何をもって「低品質」とされるのか。
ブログ記事には外部からいろいろなリンクがつきますが、これが検索順位に影響しているのです。
これもサーチコンソールで調査可能です。
筆者もやってみて驚いたのですが、意味不明な外国のサイトがなぜか当ブログをリンクしている。すべて記事を丸パクリしているブログがある。何の関係もないネットのお店が筆者記事に隠れリンクを張っているーーといった光景が散見されました。
こういうやばそうなリンクに関しては、サーチコンソールでリンク拒否の連絡を済ませました。
そして、筆者の頭を悩ませているのが、はてぶとはてなスターも「リンク」としてカウントされているところです。
はてなブログ界隈でよく行われる、スターの「営業」やはてぶ返しなども、場合によっては不正な相互リンクとみなされる可能性があるのではないか?と思い、最近、どうしたものかと困っています。
はてぶをくれた方のところに行って、はてぶを返してもよいのですが、これが継続的に毎日毎日続けば、グーグルの検索ロボットは不正な相互リンクとみなすかもしれません(※スターの場合でも論理は同じです)。
そうみなされたページは順位が急減します。ページが低品質と評価されるので、そこにリンクを張った方のページも低く評価される可能性があります。そうなった場合は、はてぶをしてくれた方にも迷惑がかかるはずです。
筆者が出無精になったので、「あの人、最近、スターやはてぶをつけないな~。なんで?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう理由で筆者は3月中旬以降、あまり他人のブログにはてぶやスターをつけていません。感情を害された方がいたら、申し訳ないと思っているのですが・・・。
(※解決策が分からなければ、当ブログは「はてなスター」をどこかの時点でやめる可能性があります。はてぶははてなユーザー以外にも広範囲に普及しているので、筆者は、はてなスターよりも普遍性が高いとみています)
フレッドアップデート=「ブログの終わり」説について
これに関しては、まだ何とも言えません。
しかし、以前に述べたように、検索順位は、何かが下がれば何かが上がります。
一方的に下がるだけでないので、これは要するに、サイトや記事構成を変更すべきだということです。
サーチコンソールを見たところ、きちんと修正・加筆した記事は検索順位が上がっているケースもあったので、3月中旬以降でも、記事の修正は効果があることが分かりました。
内容を更新すれば変わるので、ブログそのものが終わったとまでは言えないと思います。
筆者ブログでは、報われなかった記事の幾つかが、3月中旬以降、いくつか検索で引っかかるようになりました。また、変わらず検索され続けている記事も確認できました。
時事系で生き残っていたのは、その日の単発の出来事を論じたものよりも、事件の一連の流れを鳥瞰して独自の視点で論じた記事でした。
これに対して、速報的に記事を整理しただけだと、独自の要素があまり入らないので、時間が経つと読むべき内容がなくなってきます。後者は一時期は耳目を引いても、記事の寿命は短いようです。
そのため、ブログ運営としても、単発のその日のイベントを書いているだけだと、寿命の短い記事ばかりになるので、今後は、もう少し寿命の長い記事を増やすことを目指していきます。