連帯労組・関生支部がソウル平和統一集会に参加

東アジア平和キャラバンin韓国2016
韓国の闘争現場へ走る!キャラバンカー 日韓労働階級と市民相互間の平和連帯

連帯労組・関生支部がソウル平和統一集会に参加

日韓労働者階級で怒り共有
連帯労組・関生支部がソウル平和統一集会に参加
 連帯労組関西生コン支部では、8月12日から韓国に平和キャラバン隊を派遣し、今年も日韓労働者交流の実を見せ大きな成果となった。目的の一つはソウルで開催される8・15平和統一集会に参加し、沖縄・基地問題を日韓労働階級と市民相互で共有し東アジアでの真の平和実現を訴える事であった。
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【連帯労組・西山直浩執行委員の報告】

 12日の晩、フェリーに乗り下関港を出発。13日の朝、釜山に入港して始まったキャラバン隊は、一路、珍島(チンド)港へ。約400㎞の道のりだったが、カーナビのおかげで無事に到着。

注目集めたキャラバンカー

注目集めたキャラバンカー

セウォル号現場で追悼

 キャラバン隊は全羅南道珍島郡彭木港(ペンモクハン)に行き、2014年4月16日に発生した大型旅客船「セウォル号」珍島沖海上での転覆・沈没事故で犠牲になった方々を追悼した。
 私たち日本人もこの惨事を忘れてはならない。新自由主義が起こしたこの事故で亡くなった高校生の親たちによる真相究明と国家責任追及は現在も続いている。日本で起きた福島原発事故と共通するものがある。
 この事故では、死者が295名、行方不明者が9名にものぼっている。そのなかには修学旅行中の学生たち若者250名も含まれていた。事故で子どもを亡くした親たちの怒りや悲しみは限界を超えている。現場に行くことで親たちの深い悲しみの気持ちが切に感じられた。
 その後、全州市まで行き、連帯する仲間(民主労総全北本部のメンバー方)との再会を果たした。

平和統一集会で力強くアピール

平和統一集会で力強くアピール

平和統一集会でソウルに

 翌日、ソウルに向けて出発。この地では、サードミサイル配備反対集会や平和統一集会に参加した。
 16日早朝、ソウルを出発したキャラバン隊は民主労総金属労組の争議現場である、忠南地域にある甲乙オートテック闘争現場を訪問・激励し、その後、サード配備問題で住民が反対運動を展開中の星州にキャラバンカーを走らせ、現地を見学した。そこでは町中に横断幕を張り巡らせ、毎日夕刻にキャンドル集会を開催して反対の意思表示をしている。
 星州の特産品は夏の果物である黄色く甘い瓜で、この時期は韓国全土のスーパーに並んでいる。「サードが配備されれば電磁波によって農作物がだめになる」などとして、政府の配備表明に住民たちは怒りの声を上げている。今は、政府側が「配備反対の活動家らが星州に入り、配備反対を住民たちに押しつけている」とデマ報道を続け分断工作をはかっている状態である。
 私たちも京都のXバンドレーダー基地反対闘争を闘うことで日韓連帯をさらに強化し、米国のアジア侵略と共に闘おうと深く誓った。

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