2017年3月28日00時04分
定員を大幅に上回る園児を受け入れていた兵庫県姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」の小幡育子園長が、4月以降は閉園する意向を示していることがわかった。代理人弁護士が27日に同市内で会見し、明らかにした。
同園をめぐっては、定員の約1・5倍の園児を受け入れていたことや、保育士数を実際より多く市へ報告して給付金を水増し請求していたことなどが発覚。兵庫県は月内にも認定を取り消す方針を固めている。
小幡園長は当初、取材に対し、認定取り消し後も認可外保育施設として続ける意向を示していたが、弁護士によると、社会的に園の運営に疑念を持たれているため継続は不可能と判断したという。県の認定取り消しについても受け入れる考えで、不正に受給した給付金も市に返還するという。小幡園長は会見に同席しなかったが、「園児や父母に申し訳ないことをした」と話していたという。
同園では、通園している園児や新たに入園する園児全員の保護者が、4月以降通園させない考えを市に示している。
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