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第二日 始業式(1)

 チチチチチ…
 小鳥の声と、窓から射してくる朝日を浴びながら、僕はまどろみから覚めた。
(ここは…?)
 という疑問がまず頭に浮かぶ。見慣れない部屋。そして見慣れないベッド。
 そして見慣れない枕…いや、これは…
 僕は裸で横たわる女性の腹を枕にしていることに気が付いた。
 そこでハッと自分が置かれている状況に気が付く。
 僕の左右にはそれぞれ裸の女性が寝そべり僕の体に抱きついていた。
 そして僕の胸の上にも女性の頭が見えている。見れば彼女は僕の胸の上に顔を横向きにくっつけて眠っており、僕の腹から股間にかけてその体を覆い被せるように乗っかっている。
 まるで女性四人で枕と掛け布団を演じているかのようだ…
 女体の布団、ということに思考が向かったところで、僕はようやく夕べの記憶が蘇り、現在の状況とまっすぐに繋がってくるようになった。
 そうだ、僕は昨日一日、とんでもない体験をしてしまったのだった…。一昨日受けた電話に従って祖父が経営していた「後宮学園」なる女子高に招待され、「学長になってくれ」と言われれたんだった。しかもその学長になるということは、この「後宮学園」内の何百人という美女達を独り占めにできるという夢のような特権が与えられるということだったんだ。
 そしてこの学園を管理している女優やタレントの美女達との夢のような時間。4Pは手始めの挨拶に過ぎず、その後十五人もの美女達と風呂からベッドまで乱交に次ぐ乱交を…。
 そんなことを考えているうちに、ヌクヌクと股間が頭をもたげてくる。朝立ちという生理現象も多少手伝っているみたいだが、夕べの夢のような肉欲の宴の様子を思い浮かべたら…。
 なんだかたまらなくなってきた。そして今、見たところ僕の体には四人の裸の美女が「布団」としてまとわりついている。他の女性達の姿は見えない。たぶん「布団役」を四人に任せて、あとは自分の寝室に引き揚げているんだろう。
 僕の胸の上に顔を乗せてスースーと寝入っているのは、昨日の乱交で中出しをしてあげたエキゾチックな印象の美少女CMタレントだった。こうした寝顔もなかなか可愛い。
 僕が彼女の頭を優しく撫でてあげると、美少女は撫でられたペットみたいにクンクン、と鼻を鳴らし、顔を僕の胸に擦り付けた。この仕草がまた本当に可愛らしく、僕の股間のものの体積が増していってしまう。
(この子も、もう「僕のもの」なんだよなぁ…)
 この娘の可愛い顔を眺めていると、僕は素敵なオモチャを手に入れて飽かずに眺め続けた子供の頃の感覚を思い出すような気がした。所有欲とでもいうんだろうか、それが満たされた時のたまらない幸福感がある。
 思わず彼女の頬に手を当てて顔をこちらを向けさせる。そしてそこに僕の顔を寄せていく。愛らしく少し開いた唇に、自分の唇を近づけていき、軽く触れあう。そしてフッと自分の息を彼女の口の中へと吹き込んでみる。
「う…ん…」
 彼女がどこか色っぽいうめき声をあげる。クンクンと鼻を鳴らすように毛布に顔をこすりつけた後、うっすらを目を開けた。
 本当に、吸い込まれそうなほど綺麗な瞳だ。
「おはよう」
 僕がにっこりと微笑んで声をかけると、
「おはようございます……ご主人様…」
 彼女は眠たそうな二つの目を僕に向けながらふわふわと答えた。
「ご主人様」と言われて、僕の体に痺れるような感覚が走った。昨日からさんざん呼ばれたこの言葉だが、まだ僕を指している言葉だという実感が薄い。まして今は僕も目覚めたばかりで、昨日のことがついさっきまで見ていた夢であるかのように感じるところでもあった。それが、いまこの美少女から「ご主人様」と言われたことで、昨夜から僕にふりかかってきた幸福この上ない立場についてちょっとした実感を持つことができたのだ。
 そう、僕は「後宮」のご主人様なのだ。
 僕は思わず目の前のその美少女を両手で抱きしめた。そして熱いキスをその唇に授けてやる。彼女は自然とそのキスを受け入れ、嬉しそうに僕と舌を絡めるディープキスを始めた。
 僕のペニスはすでに体積を増していた。僕はすぐにも抱きしめている彼女を愛し始めることにした。彼女をひしと抱き寄せながら、その股間に手を送り込んでみる。
 さすがに目覚めていきなりの女性に突っ込むのは無理なようだ。僕は彼女を抱きしめキスしながら、手で股間や胸を愛撫していく。彼女は僕の愛撫に身悶えし、僕の舌を受け入れている口の中で可愛くくぐもった声を上げる。
 僕の固くなりつつあるペニスに、いきなり手が触れたので僕はビクリとした。明らかに今抱いている彼女の手ではない。しかも両側から別々の手が伸びている。
 横を見て事態が了解できた。僕の左右に寝ていた女性達も目を覚ましていたのだ。そして僕が今まさにしようとしていることに気が付いて、さっそく参加をしてきたというわけだ。
「おはようございます。ご主人様」
「おはようございます」
 僕の左右の女性がニッコリと僕に微笑みかける。よく見れば、一人はCMタレントの本多奈々だった。
「よくお休みになれましたか?」
 と、奈々が尋ねてくる。僕はそれにコクンとうなづき、唇を自分から差し出した。奈々は僕の求めにすぐに応じて、唇をそこに合わせてくれた。お互いに愛しそうに唇をチュッチュッと吸い合っていく。
 その間に僕の股間のものを奈々ともう一人が左右から手で刺激してくる。僕は僕で腹の上に乗る女の子の股間をいじくっている。
 僕らの間に妖しげな吐息がこぼれ始めた。その気配を察して、僕の枕になってくれている女性も目も覚ました。そして僕の頭を優しくさすってくれるのだった。
 僕が奈々とキスしながら目で枕役の彼女に合図をすると、彼女は僕の意図を察して、自らの体を引き起こした。その結果、僕の頭は彼女の太股の上に移り、彼女のぷっくりと垂れている二つの乳房が、まるでブドウかなにかの果実のように僕の目の上にぶらさがってくる。僕は奈々とのキスを中断して、その果実にかぶりついた。
 しばらく僕ら五人はあれこれと愛撫したり愛撫されたり、戯れあっていた。僕の股間のものはすっかり準備万全となり、腹の上の美少女の蜜壺もすっかり僕を受け入れる準備が整った。
 その腹の上の娘が体を起こし、僕の肉棒を自らの手で自分の股間に納めていく。僕のペニスはヌルッと彼女の肉の中に納められた。
 目覚めのセックスが、こんなにイイものとは思わなかった。窓から降り注ぐ朝の淡い日差しに照らされながら、僕の腹の上で躍る彼女の裸身が美しい。股間から感じる彼女の肉との摩擦もまるでまだ夢の中にいるかのような、フワフワとした快感を与えてくれる。
 僕は動きは彼女に任せて、うっとりとなった。そんな僕に左右の女性が両方から抱きついてきて僕の首筋や乳首を舐め始めた。僕に膝枕をしてくれている女性も、僕の頭を優しく撫でながらその胸の谷間に僕の顔を埋めんばかり体を屈ませてきている。
(朝からこんなことを…)
 と、僕は改めて自分にふりかかった幸運を噛みしめる。目覚めた途端に美女四人に囲まれての肉体の奉仕。そしてこういう場面はこれから毎朝のように続くことになるのだろう…。
 しばらくこの形で交わった後、僕は他の女性も味わうことにした。僕の上に乗る美少女にそれとなく合図すると、彼女も了解して動きを止め、ちょっと名残惜しげに僕のペニスを自分の体内から抜き出す。
 僕はその子の愛液に濡れたペニスを、右側に寝ている奈々の股間に、片方の足を上げさせて側位の形で突き入れる。それをしばらく続けると、また引き抜いて反対側の女性を抱きしめ、やはり側位で突き入れていった。
 最後に枕役をつとめてくれていた女性を四つん這いにさせ、バックで挿入した。彼女の膣内にピストンを打ち込みながら、僕はここで出すことに決めた。他の三人が立ち上がり、バックで突き入れている僕の周りを取り囲むように抱きついてくる。6つの乳房が僕の背や胸にあたってつぶれ、3つの唇が僕の首から上のあちこちを這い回る。僕はその三人と代わる代わるディープキスをしていきながら、射精への快感を高めていった。
 そしてそのまま、僕はバックで突き入れていた女性の膣内へ、精液をほとばしらせた。もう夕べの大乱交でずいぶん出しているはずなのだが、今日最初の射精の量はけっこうあるように感じられた。それらを一滴でも多く女体へ流し込もうと、僕は腰を深々と動かし彼女に突き入れるのだった。
「ふう…」
 射精の余韻にひたりながら僕は息をつき、放出の終わった肉棒を彼女の中から引き抜いた。
「ありがとうございます…ご主人様」
 僕の精液を受け入れた女性が、嬉しそうに、お尻を上げたままこっちを振り向いて言った。その丸見えの陰部からは僕の精液のしずくが垂れている。
 そうか、ゆうべ彼女には中出ししていなかったっけな。僕は思いだしていた。昨日の石田めぐみの話では僕の精液を受け入れることで正式に僕との「契約」が成立するんだった。
 僕は朝一番のセックスを終えて、ドサッとベッドに横たわる。そこへ四人の女性がいそいそと集まり、僕の体にまとわりつく。僕は両手を思い切り広げ、そんな四人をいっぺんに抱きかかえるようにして、感謝のキスをしていくのだった。

 四人の女性と充分に戯れたあと、僕は彼女たちに服を着せられて食堂へと案内された。朝食をいただこうというわけだ。
 食堂もやはり広く、豪華なものだった。丸く大きなテーブルがでんと部屋の中央にあり、その周囲には十数個の椅子が並べられている。僕はその中でも明らかに目立つ大きな椅子に座らされた。
 その椅子はと言うと、一人で座るには明らかに大きすぎる容量を持っていた。幅から言っても三人ぐらいは余裕で座れそうなぐらいで、大きな座布団が敷かれている。椅子と言うよりちょっとしたソファに近いような気もする。背もたれもそれに応じて広く、クッションも効いていてゆったりとよりかかることができる。
(くつろぐには良いけど、食事をするのには向いてるのかな?)
 という疑問もわかないではなかった。
 僕が席に着いた頃、隣の厨房から女性達がゾロゾロと、食器や料理を運んで入ってきた。みんな昨夜僕と愛し合った女性ばかり。そうか、あの四人だけは僕の「朝立ち」相手をするために残って、他の十一人は朝食の準備をしてたのか、と僕は了解した。
 一人暮らしに慣れた身には、朝食を作って目覚めを待っていてくれる女性の存在というのは実に嬉しいものだった。しかもそんな女性が十人以上もいるなんて…僕は何やら「新婚気分」みたいなものに浸ってしまった。しかも一夫多妻状態の「新婚」だ。
 彼女たちのエプロン姿も見ていて楽しい。ごく普通のエプロン姿でも十分男の夢をそそるものがある。
(そのうち、裸エプロンでもやってもらおうかな…)
 などと思ってしまうのも男のサガというものだろうか。
 やがて食事の用意が全て調った。女性達もテーブルにつく。
 ところが、妙なことに僕の座る巨大な椅子の空いている部分、僕の左右の位置に女性が二人入り込んできた。誰あろう、巨乳コンビの「ブリンク」のふたり、はるかとみどりだった。
 巨乳コンビは僕を両側から挟み込むようにして座る。そしてそろって、僕の頬に両側からキスを浴びせてくるのだった。
「うふふ、おはようございます。ご主人様。良くお休みになれましたか?」
「ああ…よく眠れたよ」
「昨日はあんなに激しい夜でしたものね。ホントにグッスリお休みでしたわ」
 寝顔を見られているというのは、なんとも気恥ずかしいものである。
「でも、完全に復活されてますね。朝から奈々ちゃんたちとハッスルされてましたから」
「み、見てたの?」
「ごめんなさい、さっきお起こししようかと様子を見に行ったら…」
 僕は思わず赤くなる。なんだかんだ言っても自分の狂態を冷静な他人に見られるのは気分の良いものではない。
「ご主人様、そう恥ずかしがらないで下さい。ここではなんでもご主人様の思いのままになさって良いのですから…」
 そう言って、はるかは僕の唇にお詫びのようにキスをしてきた。僕はそれに応えて彼女と舌を絡ませる。
「こらこら、はるか。お食事を始める時間よ。お楽しみは後にしなさい」
 みどりがたしなめたので、僕らはキスを中断した。
「さあ、いただきましょう、今日もご主人様が健康でありますように!」
 なにやら祈りの文句のような言葉が利香の口から発せられ、朝の食事が始まった。
 ここで僕はこの巨大な椅子の使い道がようやく理解できた。そう、両側に女性を座らせて僕の食事のサポートをさせる目的で作られていたのだ。
 僕はいっさい食事に手を触れる必要はなかった。両側にいるはるかとみどりが、箸やフォークで料理を取り、僕の口に運んできてくれるのだ。運びにくいものに関しては彼女たちがいったん口にくわえ、あるいは口の中に含んで、その上で僕の口に運んでくれる。
 飲み物は、もちろん口移しになった。はるかがオレンジジュースをクイッと一口飲んで、僕の首に手を回し、僕の唇に口を近づけてくる。僕が口を開けると、そこへ彼女の口が入ってきてジュースを僕の口へと注いでくれる。ついでにキスもしてお互いに唇を舐め合う、といった次第。
 僕は自分の顔をはるかとみどりの二人に交互に向けて、彼女たちが差し出す料理を味わっていった。
「うーん、確かに王様気分だけど、ちょっと気が疲れるよね」
 などと僕が口にすると、
「うふふ、今日はとくに大サービスなんですよ。もちろんお望みならいつでもさせていただきますけど…落ち着かないことは確かですよね。敬蔵さんも食事のたびにこうしていたわけではないんですけどね。時々はいいんじゃないでしょうか」
 とはるか。僕はなるほどな、と思いながら彼女たちに食事中は甘えきることにした。僕は食事中手を使わないという妙な状態になり、その余った手がなんだか暇そうなので、「ブリンク」の二人を両手に抱え、その大きな胸を揉んでいることにした。
「あああん」
「いやん」
 僕からのいきなりの愛撫に、巨乳コンビ二人は小さく声を上げて悶える。それでも僕への食事運びは中断することなく続いていく。
 こんな、変な意味で贅沢な食事がだいたい終わると、女性達のリーダー格である女優の結城利香から、今日の予定などについて説明があった。
「ご主人様、今日は一学期の始業式と、一年生の入学式を兼ねた日となっております。午前中はそちらの式典に出ていただき、女生徒全員にお顔を見せてご挨拶をしていただきます…みんな、これからずっとご主人様にお仕えしていくことになるのですから、そのおつもりで初対面のご挨拶をお願いいたします…。
 そのあとは校内を私たちがご案内いたします。これからずっとお暮らしになるところなのですから、学園全体の各種施設をじっくりとご覧頂きます。それだけで今日一日がつぶれてしまうぐらいの規模がありますので、覚悟してくださいね。今日は歩きますわよ」
 ふむふむ、今日はとにかくこの学園全体との初対面がいろいろと続くようだ。それだけでも大変な一日である。
「…そして、今夜のことですが…」
「うん?」
「今日から早速ですが、女生徒たちが夜のお相手にやってまいります」
「昨日みたいな…」
「ええ。昨日より人数は少ないですけど。この学園は一学年3クラス、三学年で構成されていまして、毎晩のお相手は各クラスから一人ずつ当番の女生徒がやってまいります。それと、私たち教職員が付き添いで一人ご一緒しますので、合計十人の女性が夜をご主人様とご一緒することになります。ちなみに今日はわたくしが付き添い役をつとめさせていただきます」
 聞いているだけで僕の股間のものが固くなってくるように感じる。今の話からすると十六歳から十八歳の美少女達が九人もいっぺんに僕に抱かれに来るわけだ。
「各クラスが三十人で構成されてますので、ほぼひと月で女生徒全員がお相手できることになります。それと、この4月中は特に大切なことがあります」
「なんだい?」
「一年生は全員処女なのです」
 あ、と僕は思わず小さく声を上げた。
 そうか、単なる初顔合わせというだけじゃなくて、中には人生最初の性行為をしなきゃいけない娘もいるんだ。今の話からすると、今夜だけで三人の処女の相手をしなければいけない。
「一年生達はこの4月の間に全員がご主人様に処女を捧げることになっています。そして、この学園にいる限り、ご主人様への貞操を誓うのです」
「まてよ、そうすると二年生以上はもう処女ではないわけか」
「ええ。この学園が出来てわずか二年ですが、上の二年生、三年生は前のご主人様である二宮敬蔵さんに処女を捧げております」
 なんだか聞いているとかなり悔しい気もする。昨日もこの十五人の美女達が祖父の相手をつとめていたと知って複雑な気分だったけど…。学園の女生徒のうち三分の二がすでに祖父の「お手つき」というのも、なんか「お下げ渡し」をしてもらったみたいで、素直に喜べないような気分もある。もっとも、実際に「お下げ渡し」のようなものなんだけど。
 僕の複雑そうな表情を見て取ったのか、利香が続けた。
「まぁこの学園はもともとは二宮敬蔵さんの『後宮』として作られたものですから。ですが、それもいずれはご主人様に引き継いで頂くつもりでお作りになったのです。
 確かに今の二年、三年の生徒達は最低一度は敬蔵さんの愛を受けてはおりまずけど、敬蔵さんが晩年であったと言うこともあって、それほどお相手をつとめられたわけではありません。みんないずれは賢司さん、あなたを本当のご主人様としてお迎えするつもりでいるよう、敬蔵さんに申しつけられておりました。みんな新しいご主人様を心待ちにしておりますわ。
 それと、二年と三年は処女を敬蔵さんに捧げる一方で、ご主人様に奉仕するための性教育を様々に受けています。上級生は処女にはない魅力がいろいろとございますのよ」
 うーん、そうか。考えてみれば全員処女だったらそれはそれで大変だったかも知れない。すでにいろいろと経験済みの女性の方がこちらもやりやすいところがあるかも。
「今日から一年生はその処女をご主人様に捧げますが、二年、三年生も別の意味での処女を捧げるのだとお思い下さい。今日から何もかも新しいご主人様のものになるのです…この『後宮』は」
 とにかくいろいろと忙しい一日になりそうだ。
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