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 「傘、忘れていませんか?」。阪神電鉄の梅田駅(大阪市北区)では雨の日、改札機にそんなメッセージ付きの小さな板が登場する。駅員が紙に手書きしており、実際に忘れ物が減ったという。利用客にも好評で、季節ごとに違う板も置くようになった。

 板は改札機の上に置かれ、縦11センチ、横6センチほど。傘の絵とともに「僕を忘れないでください」「降りる時は確認してね」などと書かれ、利用客が改札を出る前に見えるようになっている。反対側の改札に入る人向けには「床がすべりやすくなっています」と書かれた板もある。

 駅員らが考案し、昨年2月から置いている。忘れ物センターには1日に多くて数百本の傘が届く。放送で注意を呼びかけても、イヤホンで音楽を聴いている人には伝わらない。パソコンのメッセージも目に留まらないと考え、手書きで呼びかけることにした。

 置いたところ、板を見た人から…

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