アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2006 全国大会(11月26日)
11月26日(日)両国国技館でロボコン全国大会が開催されました。本校Aチーム「雷門兄弟(ライトキョウダイ)」 が出場しましたが,惜しくも緒戦で敗退いたしました。オブジェ製作および応援に参加していただいた椚田小学校の皆さん,応援いただいております本校後援会 の皆様に厚くお礼申し上げます。
今年度の競技も昨年度に引き続き,総合的な技術力の勝負になりました。
手動マシン(操縦者が赤外線通信で操 縦しています)は駆動のための車輪(左右差動方式,3組6輪構成)となっており,堀渡りのために,跳ね上げ可能な前後クローラ駆動機能を持っています。オ ブジェを落とさないために,重力センサおよびモータ駆動により,水平面維持のためのフィードバック制御が行われています。
縄跳び用自動マシンは,2本の圧縮コイルばねを利用し1mほど飛び上がります。その間に三重とびを行ないます。
オブジェが保持台にのると,起動スイッチが入り,シーケンス制御により,5秒待ち,保持爪でオブジェを確実に保持し,三重跳びを披露,保持爪の開放まで行います。本校チーム「雷門兄弟(ライトキョウダイ)」は,華麗な縄跳び三重跳びを見せ,1分39秒でオブジェゴールを決めました。しかし1秒差で惜しくも破れ,2回戦(緒戦)で敗退しました。
このタイムは全国大会出場マシン25台の実戦タイムの中で上位3割以内に入るタイムです。今後のますますの研鑽と技術蓄積,チーム指導に当たる 所存でございます。今後ともご支援,応援をよろしくお願いいたします。
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2006 関東甲信越地区予選(10月22日)結果
高専ロボコン関東甲信越大会がひたちなか市総合運動公園(茨城高専)で開催されました。
【1】関東甲信越大会集計結果
優 勝茨城高専A 「線上に駆ける箸」
準 優 勝長岡高専A 「はし掛け花火」
アイデア賞小山高専B 「特急かんぴょう号 」
技 術 賞群馬高専A 「GR貨物 」
デザイン賞長野高専A 「雪上特急便」
特別賞(本田技研工業株式会社)
産業技術高専(荒川)A 「T.T.R」
特別賞(東京電力株式会社)
東京高専A 「雷門兄弟」
特別賞(マブチモーター株式会社)
茨城高専B 「まいなすにG。」
特別賞(ソリッドワークスジャパン株式会社)
サレジオB 「WALK麺」
特別賞(株式会社 (安川電機)
長岡高専A 「はし掛け花火」
全国大会出場マシン
優勝チーム 茨城高専A 「線上に駆ける箸」推薦チーム 長岡高専A 「はし掛け花火」
小山高専B 「特急かんぴょう号 」東京高専A 「雷門兄弟」
【2】地区予選概要
東京高専の2チームは参加20チーム中Aチーム,Bチームはともに1回戦敗退となりました。
1チームもゴールできないという難しい課題の中,2つのチームの活躍は次のとおりでした。Aチームは「堀渡り」「シーソー」「スラローム」「手動マシンから自動縄跳びマシンへのオブジェパス」「縄跳び」まで完了しましたが,「自動縄 跳びマシンから手動マシンへのオブジェパス」のところで自動縄跳びマシンがオブジェを離してくれないというトラブルに見舞われ,対戦チームも「縄跳び」完 了まで追いついてきたところで時間切れとなり,審査員判定で負けてしまいました。
Bチームは「堀渡り」「シーソー」「スラローム」を完了し「手動マシンから自動縄跳びマシンへのオブジェパス」のところで手動マシンにトラブルが発生し,パス直前で時間切れとなりました。
なお,技術面で大会中にどこまで披露できたかをまとめると次のとおりでした。
(1)縄跳びを終えて,オブジェゴール直前で時間切れになったチームは2チームです。本校チームは本番ではここまで達することはできませんでした。
(2)縄跳びまで進み,3回縄跳びを終わって,無事着地に成功するところまでできたチームは本校Aチームを含め,3チームでした。
(3)スラロームまでクリアできたのは,本校Bチームを含めて7チームでした。
【3】お礼
今年度はふるさとオブジェ製作課題があり,本校では地域の小学生とともにオブジェを製作しました。ご協力くださり,ありがとうございました。
グループ
製作したオブジェ
Aチーム
椚田小学校6年生の皆さん
雷門Bチーム
淺川小上浅川分校の皆さん
高尾山
【4】本校から全国大会出場(4年連続)
Aチームは,1回戦敗退ではありましたが,スムーズな動作と安定性,縄跳びのすばらしさが評価され,全国大会に審査員推薦で出場が決まりました。
【5】登録メンバ紹介
Aチーム
ロボット名 雷門兄弟 (ライトキョウダイ)
エントリーメンバ ◎佐々木(3年),梶原(3年),藤本(3年)
ピットクルー 柏田(4年),勝村(3年),神山(3年),
川尻(3年),山下(2年)
Bチーム
ロボット名 我々高尾 (ワレワレタカオ)
エントリーメンバ ◎根本(4年),鮎沢(3年),関口(2年)
ピットクルー 佐藤4年),三宅(4年),松田(1年),
青木(1年),赤松(1年)登録メンバは上の表のとおりですが,ロボットの設計製作はもっと多くの学生の力を必要としています。
【6】写真集 地区大会(於ひたちなか市総合運動公園)
先輩たちの積み重ねと,ロボコンゼミメンバの知恵と汗によって成り立っています。
Aチーム(手前オレンジパーカー) 堀越え
Aチーム シーソー上り
Aチーム シーソー下り
Aチーム スラローム
Aチーム 自動縄跳びマシンへオブジェパス
Aチーム 見事な三重跳び直後のアクシデント
(縄跳びマシンがオブジェパスを拒んだ!終わってしまった)
(この時点で残り1分7秒)
これで今年のロボコンも終わりかと沈んでいたところ,最後の最後に”審査員推薦”
Bチーム(手前オレンジパーカー) 堀渡り
Bチーム シーソー上り
Bチーム スラローム
Bチーム スラローム終了後のアクシデント
縄跳びに移れず