いまは亡きSF作家の小松左京の短編に『哲学者の小径』という作品があります。書名は京都の銀閣寺から南禅寺に向かう疎水べりの小径(小道)のことを指します。戦前、西田幾多郎など京都学派の哲学者たちがこの道を散策しながら思索を深めたので名付けられたとされます。正確には「哲学の小径」なのですが。
中年になった主人公が、大学時代を過ごした京都で友人2人と再会。久しぶりに哲学者の小径を歩いていると、生意気な3…
いまは亡きSF作家の小松左京の短編に『哲学者の小径』という作品があります。書名は京都の銀閣寺から南禅寺に向かう疎水べりの小径(小道)のことを指します。戦前、西田幾多郎など京都学派の哲学者たちがこの道を散策しながら思索を深めたので名付けられたとされます。正確には「哲学の小径」なのですが。
中年になった主人公が、大学時代を過ごした京都で友人2人と再会。久しぶりに哲学者の小径を歩いていると、生意気な3…
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