諫早湾干拓めぐる和解協議打ち切り 来月判決へ
長崎県で行われた諫早湾干拓事業をめぐる裁判の和解協議で、長崎地方裁判所は、排水門の開門をめぐって漁業者や農業者などの間で主張の対立が埋まらないとして、1年2か月にわたって続けてきた和解協議を打ち切ることを決めました。裁判所はこれまで、開門しない代わりに、漁業環境の改善のため100億円の基金を国が設けるという案などについて議論を続けていました。和解協議の打ち切りにより、干拓地の農業者などが排水門を開門しないよう求めた裁判は、来月17日に判決が言い渡されることになりました。