トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

若林舞衣子が大逆転V 4打差7位から

2017年3月27日 紙面から

アクサ・レディスで優勝を決め、ベストアマの勝みなみ(手前)と抱き合って喜ぶ若林舞衣子=宮崎・UMKCCで(七森祐也撮影)

写真

◇アクサ・レディス<最終日>

 ▽26日、宮崎市・UMKCC(6484ヤード、パー72)▽晴れ時々曇り、16・2度、西4・7メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽61選手(うちアマ2人)▽観衆7074人

 4打差7位からスタートした若林舞衣子(28)=ヨネックス=が2番パー3でのホールインワンなど1イーグル、5バーディー、1ボギーのベストスコア66をマーク。通算9アンダーで逆転優勝を飾った。2012年4月の西陣レディス以来5年ぶりのツアー通算3勝目、ミセスになってからは初V。最終ラウンドにホールインワンを達成しての優勝は、7年ぶり史上6人目となった。

 師匠・岡本綾子を電話口で泣かせた。「いやぁもう、信じられないです。まだあんまり実感がわかない。でも岡本さんがあんなに喜んでくれて…」と若林。昨季まではどちらかというと忍耐型に見えていた若林のゴルフ。そのイメージを打ち破る、大逆転優勝だった。

 1番パー5で2メートルのバーディーパットを決めると、2番・153ヤードのパー3で自身4度目のホールインワンを達成。「6番ユーティリティーで。右からの傾斜を使ってピンに寄せていこうと狙って打ったのが、思い通りに」。万歳して跳び上がった。だが、ティーグラウンドを降りてグリーンに歩き出すころには平静に戻った。「まだまだ今日のラウンドは始まったばかり。浮足立っちゃいけないって思ってた。とにかく気持ちを切り替えて次のホールに行かなきゃって」

 4、5、8番と5〜7メートルのパットを決めて3バーディー追加。9番はボギーにしたが、13番で10メートルの長いバーディーパットを沈め、その後はノーボギーで走り切った。

 後続の3組を待ち、練習グリーン上で優勝が決まった。涙はなかった。昨年3月20日、(旧姓森田)佳和さん(34)と婚姻届を出した。「主人と出会ってから優勝がなかったので、本当にうれしい。(以前は)予選落ちしたら煮詰まっちゃって、この世の終わりみたいになってた私でしたが、結婚してから気持ちをオフにできる時間ができた。切り替えがうまくできるようになってきました」と話した。

 優勝副賞とホールインワン賞で、宮崎牛が合計11キロ届けられる。「みんなでバーベキューがいいですかね」。綾子師匠が育てたジャガイモと合わせ、得意メニューの肉じゃがも振る舞われるかも。 (月橋文美)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ