志願の中田がいきなりタイムリー　２年連続日本一へ「切り替える」

　日本ハムはオープン戦初出場の中田が１回に中前へ適時打を放ち、ＷＢＣからの好調を維持している。大谷は連続試合安打が５で止まった。先発候補のエスコバーは５イニング１失点。ヤクルトはオーレンドルフが立ち上がりに課題を残した。

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　ＷＢＣに出場した日本ハム・中田がチーム合流後初打席で適時打を放った。地元・札幌ドームの大歓声に出迎えられた初回、１死一、二塁での第１打席。１ボールから甘く入った変化球を「どんどん自分のスイングをしようと思った」と振り抜いた。バットの先で拾った打球だったが、中前へポトリと落ちた。

　「まぐれなヒットではありますけど、点が取れてよかった。状態はよくもなく悪くもなくまあまあ」と淡々と振り返った。準決勝敗退後は激闘の疲労に包まれたが、立ち直りつつある。「負けた悔しさは正直あるけど、切り替えて準備をしていく」と前を向いた。

　この日球場を訪れた侍ジャパンで打撃コーチを務めた稲葉スポーツ・コミュニティ・オフィサーからは「控えの１３年の時と違い、主力でやらなきゃいけない中、よく頑張ってくれた」とねぎらわれた中田。開幕戦に向けては日本の投手の直球に慣れることを課題に挙げた。

　志願しての出場は３回の遊ゴロで終了。「試合勘はＷＢＣであれだけの試合をやっているので問題ない。正直、体調は万全ではないが（ＷＢＣと）同じくらい大事なシーズンが待っている。切り替えて準備をしないといけない」と２年連続日本一へ決意をみなぎらせた。