民進「昭恵氏招致を」首相応じず 参院予算委
民進党は27日午前の参院予算委員会の理事会で、大阪市の学校法人「森友学園」(籠池=かごいけ=泰典理事長)への国有地売却問題に関する政治の関与を解明するため、安倍晋三首相の妻の昭恵氏と、昭恵氏付の官邸職員、谷査恵子氏を含む4人の参考人招致を要求した。首相はその後の予算委の集中審議で、昭恵氏の招致に関し「その必要はない」と述べ、応じない考えを示した。
財務省の佐川宣寿理財局長は予算委で、谷氏が国有地に関するファクスを籠池氏側に送信した問題で、谷氏から照会があったのは2015年11月ごろだったと明かした。佐川氏は「首相夫人とのやり取りは国有財産審理室長が担当で、夫人付の女性から介護施設に適用される定期借地の賃借料優遇措置の延長(50年)について問い合わせがあった」と説明した。
さらに「学校法人(期限10年)に拡大する予定はないと回答した。一般的な問い合わせだった」と語り、昭恵氏の関与を否定した。質問者の桜井充氏(民進)は「ご本人(谷氏)のせいだけにするのは非常に気の毒だ。釈明する場があった方がいい」と述べ、谷氏の招致を求めた。
予算委は同日午後、17年度予算案に関する締めくくり質疑と採決を行う。予算案は同日夕の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で成立する見通しだ。【光田宗義】