森田健作氏、圧勝で千葉県知事3選「この4年間で思いっきり燃焼」

2017年3月27日6時0分  スポーツ報知
  • 千葉・銚子のキンメダイを両手に持ち、3選を喜ぶ森田健作氏(中央)

 任期満了に伴う千葉県知事選が26日、投開票され、現職・森田健作氏(67)の当選が確実となった。前浦安市長の松崎秀樹氏(67)、元県立高教諭の角谷信一氏(62)ら無所属の新人3人を破り、3選を決めた。投票が締め切られた午後8時ちょうどに当確が報じられる圧勝だった。

 千葉市内の会場に現れた森田氏は万歳三唱の後、銚子産のキンメダイを両手に掲げ、笑顔を見せた。「2期8年の評価をいただいた」と感謝。「私はオールマイティーではない。本当に青臭い人間です」と謙遜しつつ「チーム千葉で4年間、頑張りたい」と抱負を語った。

 告示日前日の8日に、母の鈴木ぬい子さんが98歳で亡くなった。ぬい子さんは生前、「私も年だから、最後の知事選になる。ぜひ見に行きたい」と話していたというが、その思いに結果で応えた。選挙戦では高い知名度を武器に、2020年東京五輪・パラリンピックの8競技の県内誘致や東京湾アクアラインの料金割引などもアピール材料として戦った。

 課題もある。他候補者からは医療・福祉・介護制度の問題点などを批判され、オリパラ大会では、多額の整備費用の負担を求められる可能性もある。菅義偉官房長官(68)、森喜朗元首相(79)らとのパイプを生かして国との交渉を進めてきたが、今後は大会の成功に向け、難しい局面に直面する可能性もある。森田氏は「自分の政治的見識、今まで積み上げてきたものをこの4年間で思いっきり燃焼してやろうと思っている」と決意表明した。

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