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 大山や美保湾、中海などが遠望できる鳥取県境港市竹内団地の「夢みなとタワー」(高さ43メートル)が、全日本タワー協議会(事務局・東京タワー)に加盟する全国20の展望施設の中で最も低いと認定された。「低くても日本一。志は高い」と展望室で来館者に記念の「登頂認定証」を渡している。

 管理運営する県観光事業団によると、認定は今月1日。「夢みなと」は同地一帯で開かれた「山陰・夢みなと博覧会」(1997年7~9月)のシンボルとして建設された。鉄の柱とリング、日南町産の杉の木を組み合わせた骨組みが特徴で、全面ガラス張りの円柱形。2015年度は約13万9千人が来館したという。

 協議会には東京タワーや通天閣(大阪市)、福岡タワーなどが加盟している。夢みなとタワーに次いで低いのは東尋坊タワー(福井県)の55メートル。今回の認定を受け、事業団は「低さを積極的にPRして観光客を呼び込む」と意気込んでいる。(杉山匡史)