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【ドラニュース】

平田、超速仕上げ弾

2017年3月27日 紙面から

 最後のオープン戦を快勝で締め、いざ開幕・巨人戦(31日)へ−。中日は26日の楽天戦(ナゴヤドーム)を6−2で快勝し、連敗は5でストップ(3分けを挟む)。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)帰りの5番・平田良介外野手(29)が1号ソロを放てば、岡田俊哉投手(25)も1イニング無失点の好リリーフ。2月の沖縄・北谷キャンプから推し進めてきた「足重視」の野球も形となりつつあり、2017年シーズンの幕開けが楽しみになってきた。

 戦いが始まる。準備はできたか−。そんな自問自答に、アーチで応えた。ナゴヤドームを埋めた2万7000超の大半が抱く今季への期待感。オープン戦最終戦での本拠地初勝利とともに、世界を見てきた侍戦士が号砲を放った。

 「思い切り振りました。打った瞬間、入ると思った」。5回2死。カウント1−1から、楽天の2番手・小山が投じた外角カーブに反応した。力の乗った打球が滞空時間を保って左中間席最前列へ。オープン戦7打席目で最高の結果を残した。

 WBCの疲れや時差ぼけに対する周囲の不安もどこ吹く風。「スイングしっかりできているし、投手の球もコンタクトできた」と胸を張る。開幕までの修正点は「ない」と断言。28日以降の2軍戦への出場も「考えていません」と万全を強調した。

 わずか2試合、計8打席での超速仕上げに、土井打撃コーチは「1軍クラスの選手はどこかで本気になる場所がある。開幕バージョンに入ったね」とご満悦。前日25日のゲレーロに続き、日替わりでの中軸の一発は何とも頼もしい。森監督も「外国人が打てないときに和製が打ってくれれば、それに越したことない」と互助効果を期待した。

 

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