東京から南へ300キロの海上に浮かぶ小さな島
人々はこの島を兵隊島と呼んだ
島にある唯一の建造物この春にオープンする予定の自然の島ホテル
昨日このホテルでオーナーに招待された宿泊客男女8名を含む10名の他殺死体が発見された
(五明卓)へえ〜小さな兵隊さんか。
(男の声)「予は諸君を告発する」「裁きの座にある10名の被告人諸君」「諸君に罪状の申し開きが出来るか?」「罪状の申し開きが出来るか?」
(翠川信夫)この島にはボートがございませんので。
謎の声に告発された10名の男女に秘められた過去
島に閉じ込められた客たちに動揺が広がっていた
(五明)これはオーナーの七尾審氏が僕らに仕掛けたミステリーイベントの始まりなんですよ。
あっ…!
そして1人が殺されまた1人犠牲者が…
(門殿宣明)あの声が言った事は本当でした。
(爆発音)見殺しにしたんです。
次々と暴かれていく招待客たちの恐ろしい過去
金庫を開けさせて頂きます。
数え歌どおりに繰り返される殺人事件
(星空綾子)彼が1人ずつ殺してるんだわ。
「食いしん坊がハチミツなめてハチに刺されて五人になった」。
「小さな兵隊さんが十人」
(男の声)「5年前教え子菱井草太を殺したのはお前だ」私が殺しただなんてあんまりです…。
(神波江利香)私まだ8人の中に犯人がいるなんて考えたくないわ。
私はあの患者を…殺してしまった。
疑ってるの…?
(江利香)「必ず拳銃と実弾を携帯のこと」
(ケン石動)地元の一部のメディアは俺が彼らを置き去りにしたと報じた。
残された男女の中に真犯人はいるのか
私は元警視庁捜査一課の刑事。
お互いの心の中に湧き起こる不安と疑惑
強盗殺人犯だったんですよ。
犯人は男だ。
死刑に処す!君拳銃を持ってるのか?その拳銃どこにある?
そしてついに6人目の犠牲者が…
(久間部)髷に裃…。
密室と化した絶海の孤島兵隊島
男女10人を殺した殺人犯は一体どこに消えてしまったのか…
(多々良伴平)ここが兵隊島です。
(多々良)晴れましたね。
フフ…。
うわっ!なんですか?どうしました?
(多々良)ネ…ネズミ!自分ネ…ネズミが天敵で…。
何を言ってるんですかそんなに大きな体をして。
体の大きさ関係ないでしょ…。
あっこちらです。
(多々良)ここから全てホテルが見下ろせるところになります。
ピストルはどこに落ちていた?えっとここ…。
あっこんなふうに。
あの上の窓は判事の部屋?はいそのとおりです。
あっ!
話は男女10人の死体が発見された4日前にさかのぼる
(悲鳴)
(悲鳴)
(久間部)どうした!?ああっ…ああっ…。
白峰さん!怖い…ううっ…ああっ…。
(荒い息遣い)判事は?
(江利香)一緒に来たのに…。
えっ…?まずいぞ…。
あっ…。
(江利香)ああ…!
(久間部)髷に裃…。
硝煙のにおいがする…。
銃で撃たれたんだわ。
銃で?ひどい…。
背中まで貫通してる…。
これじゃ動かせないわ。
駄目だ。
発電室鍵が掛かってる。
…どうした?お前さんの銃が元判事の心臓を吹っ飛ばしたんだよ。
(石動)えっ?
(久間部)ああ…!白峰さん大丈夫?
(江利香)お二人は白峰さんをお願い。
(石動)おぶりましょう。
(久間部)よしわかった。
久間部さん下ろします。
よし…。
誰の仕業だ?
(江利香)判事を部屋に運んだわ。
(久間部)ああ…。
(石動)兵隊の人形は4人になってた。
(久間部)え?なんだ?それ。
(久間部)判事はこれをつけて死んでたんだ。
髷に裃。
多分町奉行か何かのつもりなんだろう。
髷?「しっかり者がお白州に出て自分をお裁き四人になった」。
(石動)数え歌どおりの殺人だ。
気がついた?ほら水。
薬を飲んで。
ほらこれ…。
飲ませないで!でも変ね。
判事は胸を撃ち抜かれてたのに誰も銃声を聞いてない。
あの時は俺たちも白峰さんの悲鳴を聞いて駆けつけるので精いっぱいだったからな。
私誰かに首を絞められたんです。
天井から下りてきた濡れた小さな手に…!窓の外に手が…。
(石動)あれだ。
あんたは窓を閉めようとしてこの昆布に首が触れて悲鳴を上げながら廊下に出て倒れ込んだ…。
クソッ!バカ野郎!ガキみてえな事しやがって…。
はっ…!とにかく何か食べませんか?おなかに何か入れておかないと体に悪いですから。
(石動)誰も信用出来なくなったな…。
しつこいようだがドアはチェーンノブには椅子を支っとく事。
(窓の揺れる音)ああ…。
はあ!?
(ドアの閉まる音)
(足音)誰…?誰が廊下を歩いてるの?
(戸の開閉音)
(ノック)
(久間部)誰だ?白峰です。
どうした?誰かが廊下を歩いていったんです。
残ってるのは石動さんとドクターです。
2人の部屋を確かめれば誰が出ていったかわかります。
確かに…。
確かめよう。
(ノック)ドクターがいない。
え…?
(ノック)
(石動)どうした!?ドクターが消えた…。
あっ!?ああっ!確かか?おい…この拳銃どうしたんだ?いつの間にか金庫に戻ってた。
え?弾は?1発だけなくなってたよ。
あとは全弾残ってる。
(久間部)はあ…。
この際だ信用しよう。
そんな事よりドクターを捜すほうが先だ。
一緒に来てくれ。
ああ。
あっ白峰さんは部屋にいて。
あの…チェーンちゃんと掛けて俺たち以外は絶対開けないように。
わかりました。
つっかえ棒忘れるな。
(石動)どこかにボートでも隠してあるんじゃねえかな…。
桟橋から見てみよう。
(石動)それらしいところないですねえ。
(久間部)ああ。
(石動)島の周囲は絶壁ばかりだ。
船を繋いだり人が隠れられるところはないな。
って事はドクターは森の中か…。
いや夜は危険すぎる。
今日のところは宿へ戻りましょう。
どうして部屋で待っていないんだ?怖くて…。
どうでした?ドクターはいない。
とにかく温かいコーヒーでも飲もう。
(風の音)窓が開いてる…。
(石動)3人になってる。
窓開けたの誰だ!?「四人の小さな兵隊さん魚釣り好きが海へ出て波にどんぶら三人になった」「波にどんぶら」…。
ドクターは海で殺されたか?いやまだ死体を見たわけじゃない。
鵜呑みにするのは危険だ。
隠れてるのよ。
私はやっぱりドクターが犯人だと思う。
どうする?このままここで朝まで3人一緒にいるかそれぞれ部屋に戻るか。
部屋へ戻ろう。
疲れた頭じゃ何も出ない。
朝になりゃあなんかいい知恵でも浮かぶだろう。
賛成。
私も自分の部屋で寝ます。
(菱井草太の笑い声)無理しちゃ駄目よ。
草太くん飛び込まなくていいからはいここからスタートね。
絶対に隣のレーン入っちゃ駄目よ。
(草太)うん。
じゃあ先生は草太くんの薬取ってくるから。
すぐ戻るね。
(コーチ)みんないいかーい?位置について用意…。
(ホイッスル)
(飛び込む音)
(草太の声)涼ちゃん先生!草太くん!ねえ草太くん!草太くん!草太くん!ねえ草太くんしっかり!しっかり!草太くん!!草太くん!草太くん!草太くん!!はあ…。
(ヘリコプターのローター音)
(石動の声)その若い女兵士は現地妻との間にもうけた俺の実の娘。
(石動の声)俺は仲間の兵士を見捨てて逃げたんだ…。
(カラスの鳴き声)
(ハンマーでたたく音)
(石動)今日は久々の上天気だ。
岬に出てミラーでSOSでも送ろうか。
それでも駄目なら日が落ちてから派手に焚火でも焚いてみるか。
近くを漁船でも通ってくれるといいんだけど。
いつものチャーター船はどうした?もう4日目だぞ。
(涼の声)ここには星空綾子さんの死体がある…。
(涼の声)神波ドクターは行方不明…。
(涼の声)石動さんの部屋…。
(涼の声)久間部さんの部屋…。
(涼の声)ここには五明卓さんの死体がある…。
(涼の声)ここには門殿宣明さんの死体がある…。
(涼の声)ここには磐村元判事の死体がある…。
(ドアの閉まる音)はっ!これでどこまで届くのかしら?海外の経験ではうまくいったのか?遮るものさえなきゃ太陽の反射光は10キロ先まで届く。
漁船でも通ってくれりゃあいいんだがな。
今日も海は荒れてるな…。
それよりドクターの事先にはっきりさせといたほうがいいんじゃないかしら?確かに彼女がどこかで隠れてるかと思うと落ち着かないな。
彼女は俺たちを殺そうとしてるんだ。
バラバラになって捜すより見通しのきくところにまとまってたほうがリスクも少ねえだろ。
でも今だってどこからこっちを見てるのかわからないのよ。
白峰さんはドクターだと思ってるのか?だって他に考えられないじゃない。
ドクターはもう殺されてるんじゃねえかな?誰が殺したんだ?残ってるのはここの3人しかいないんだぞ。
そういうこったな。
実は俺もドクターが犯人という見方には疑問があるんだ。
ハハッ…理由は?拳銃だよ。
判事は銃で撃たれた。
ドクターが銃の扱いに慣れてるとは思えないな。
何が言いたい?やったのは銃の扱いに慣れてる奴じゃないかって事だよ。
銃の扱いが慣れてるのは俺だけじゃないよ!あんただってさんざん昔は扱ってたろ?デカの旦那!その呼び方やめろって言ったろ!やめて!私たち仲間じゃない!今だって犯人がこっち見て笑ってるわよ!そろそろ2時だ。
なんか食わないか?私ホテルへ戻りたくない。
もう少しここにいる。
(石動)レディーを1人にするわけにいかねえだろ。
俺も残るよ。
わかった。
じゃあ俺がサンドイッチでも作ってこよう。
悪いな旦那。
二度と言うなよ。
あいつは最初自分だけ偽名を使ってた。
建築関係の仕事をしております橋元陽二と申します。
あいつが作ってきたサンドイッチは食わねえほうがいいな。
殴られたんだよね?そのアザ旦那さんにやられたんでしょ?ここも…。
ここも。
そのうち殺されるよ。
あいつを絶対にシャバに出しちゃ駄目だ。
どんな事をしても有罪にしないと。
(黒丸みゆき)でも私本当にわからないんです。
別々の部屋で寝てるから…。
あの人が何時にどんなふうに帰ってきたか本当に知らないんです。
じゃあこうしよう。
あとの事は私がやるからあなたはただ黙って見てればいい。
(磐村)他の事件で偶然通りかかった現場付近から血だらけになった被告人が飛び出してくるのを見たそうおっしゃるんですね?ちょうど通りかかったタクシーのヘッドライトではっきり顔が見えました。
自分は以前被告人を取り調べた事があるのですぐにわかりました。
(黒丸丈二)嘘だ…でたらめだ。
こいつは嘘を言ってる!おい!あんたなんでそんな嘘つくんだよ!おい!
(木槌をたたく音)静粛に。
ご覧のように被告人にはこういう凶暴性があります。
遅くない?ああ…40分か。
見てくるよ。
あんたここで待っててくれ。
いえ私も行く。
死んでるよ。
こいつが凶器だ。
どこかに隠れて待ち伏せして…。
ドクターよ…。
だって他にいないじゃない!おい!兵隊の人形が2人になってる!
(ため息)「三人の小さな兵隊さん力自慢がはっけよいクマさんに負けて二人になった」。
「クマさんに負けて」…?また歌のとおりよ。
ドクターも数え歌のとおり殺された…。
「四人の小さな兵隊さん」…。
「魚釣り好きが海に来て波にどんぶら」?行くぞ。
どこへ?ここじゃないか…。
待って。
あれ何?ドクターが犯人じゃなかった…。
ごめんなさい…!目立った外傷はない。
溺れたか溺れさせられたか…。
誰に?怖い…。
よせ。
動かないで!あんたか?俺じゃない!他に誰がいるのよ!冷静になってよく考えてみろ。
ドクターが外へ出た時は俺部屋にいたろ!わからない…。
久間部が殺された時は俺一緒にいただろ?何もわからない…。
だってこの島には私以外もうあなたしかいないんだもの!馬鹿はやめろ。
それこっちへよこせ。
(銃声)ああっ!
(銃声)
(叫び声)
(涼の声)とうとう私一人になってしまった…。
(草太の笑い声)
(草太の声)「二人の小さな兵隊さんいたずら坊主が焚火して火種がはぜて一人になった」火種がはぜて…。
「一人の小さな兵隊さんさいごの一人が首つってとうとうお山はだあれもいない」。
「とうとうお山はだあれもいない」…。
(草太の声)涼ちゃん先生!「とうとうお山はだあれも」…。
(草太の声)フフフ…涼ちゃん先生!僕涼ちゃん先生の事が大好きだよ!
(香月新介)そりゃ俺だって結婚はしたいさ。
けどね俺はご覧のとおりの貧乏絵描きだ。
とても君を養ってはいけない。
私一生懸命働きます!
(香月)ハハッ…無理だよ。
君の給料じゃとても2人は生活出来ない。
それに俺は結婚したら奥さんには絶対に家にいてほしいんだ。
今さら言うのもなんだけどあの子さえ生まれてこなければなあ…。
鎌倉のおばあちゃんそれまでは遺産は俺にもくれるって言ってたんだよ。
新介さんも同じ孫なのに?俺の母親はおばあちゃんと仲が悪かったからね。
草太は長男の子だしおばあちゃんは遺産を全部草太に譲るつもりなんだ。
何をやったんだ…?草太に何をやったんだ!?「さいごの一人が首つってとうとうお山はだあれもいない」…。
「とうとうお山はだあれもいない」…。
「さいごの一人が首つってとうとうお山はだあれもいない」…。
「とうとうお山はだあれもいない」…。
(ドアの閉まる音)「さいごの一人が首つってとうとうお山はだあれもいない」…。
(草太の声)フフフ…涼ちゃん先生!ごめんね草太くん。
ごめんね…。
(ドアの開く音)
(カラスの鳴き声)
誰もいないはずの島から拳銃が消えた
兵隊島に10人の男女がやって来てから5日目の朝配送会社のドローンが誰もいない島に4日分の新聞を配達した
(鳥の鳴き声)
その日の夜八丈島東署仲前派出所は自然の島ホテルのチャーター船AGASAの船長浜田茂兵衛から奇妙な通報を受けた
(浜田茂兵衛)テレビの企画で下界との連絡を絶って島で5日間孤島生活をするという番組をやるっていうんで俺が兵隊島に8人の客を運んだんだよ。
そうしたら連絡するまでいつもの船便は来なくていいって言うんだよ。
もし仮に島から何か救助を求めるような合図があっても一切無視してくれって。
うん。
それで?それがさっきその代理人からこんなメールが入ったんだよ。
どうしたもんかともう俺も言われたとおりその島に行ったんだよ。
そうしたらよ全然人の気配がしねえんだよ。
それで俺怖くなってここに来たんだよ。
わかった。
うん。
「テレビの企画は中止。
至急救助求ム。
伊井弁吾」
翌日早速捜査官が派遣されて初めて10名の遺体が発見された
7日目になって警視庁の相国寺刑事が島に到着した
ここが兵隊島です。
(捜査員)ご苦労さまです。
兵隊さんですか。
はい。
元々はケースの中に飾られていたものらしいんですが発見時にはこの形で。
3人がかりでも持ち上げる事は出来ませんでした。
固定されているんでしょうかね?その10人の兵隊さんたちはこの数え歌に対応しているのかな?
(加奈)あっ…。
(多々良)あらららら…。
この小さな兵隊さんたちはこうして取り出されたんです。
このオーナーは随分いたずら好きのようですね。
でもなんのための仕掛けなんでしょう?いやいやさすがに…。
次いきましょう。
(加奈)あっはい…こちらです。
(加奈)これを見てください。
ラベルには『管弦楽天使の歌』とあります。
発見時はこの状態でした。
回します。
(男の声)「お集まりの紳士並びに淑女諸君」「予は諸君を告発する」「その罪状は以下のとおりである」このとおり壁には穴が開けられていました。
犯人はこの声をここから通してあちらで食卓についていた8人に聞かせたのではないかと。
「女優星空綾子」このレコード製作会社は?はい。
映画の音響効果を引き受けている神戸の会社で渡された台本どおりに声優を使って録音したものだと。
こちらです。
「11年前強盗殺人犯黒丸丈二を殺したのはお前だ」この告発内容については?それぞれについて調べてみました。
事件としてはあるのですがどれも法的に罪を問えるような案件ではありませんでした。
法的には罪に問えない。
その罪をこの犯人が勝手に断罪したというわけですか。
では奥の方から見ていきましょう。
6号室です。
白峰涼の部屋です。
ここで白峰涼が首をつっていた…。
このフック他の部屋にはありませんでしたよね?報告ではこの部屋だけです。
鑑識の報告ではこのホトケさんが一番新しいので最後に死んだのではないかと…。
最後に死んだ。
という事は彼女が犯人なの?どうやって首をつったんでしょうね?足跡のついた椅子が。
それはつまり白峰涼が死んだあとで誰かが踏み台にしていた椅子を動かしたと。
はい。
それは…。
次。
ここが1号室です。
星空綾子の部屋です。
これが現場写真になるんですが…。
きれいなご婦人だ。
星空綾子。
往年の映画界の大スターです。
君よりよく知っています。
死因は?青酸カリによる中毒死です。
首筋に注射痕がありました。
首筋ねえ。
ふーん…。
あっ…あっ…。
あそこです。
8号室です。
五明卓の部屋です。
彼も青酸カリによる中毒死です。
二枚目だね。
五明卓。
売り出し中のミステリー作家です。
ベストセラーをバンバン出してます。
えっと…『九尾の猫殺人』…。
はい。
ここはもういいです。
あっ…はいはい。
5号室です。
門殿宣明の部屋です。
国会中継でよく見た方です。
愛妻家で有名でしたよね?ああ。
えっ…?あっそうなんですか?この額はどの部屋にもあるんですね。
ええ。
あっ…写真のとおり撲殺ですね。
9号室です。
磐村兵庫の部屋です。
元判事磐村兵庫。
ここをボン!一発でした。
背もたれにはかなりの血痕とひしゃげた銃弾が発見されております。
このホトケさんが一番腐敗が進んでいた。
はい。
なので最初に殺されたのはこの判事ではないかと。
あっ…。
(多々良)これが解剖前の腐敗具合なんですが…。
違うね。
この腐敗は不自然だね。
えっ…?ちょっと君1月19日って一昨日の日付じゃない。
はっ…。
そうっすか…。
一昨日というと…?白峰涼が最後に死んだとされる日の翌日になります。
おかしいよね?おかしいです。
この島は密室状態で昨日まで連絡がとれなかった。
それなのにどうして一昨日の新聞があるの?それは配達用のドローンが…。
このドローン?はい。
そのドローンが4日に1度だけ朝の8時に4日分の新聞を…。
この島には毎日日用品を運ぶチャーター船が来てるんでしょ?どうして新聞だけ4日に1度なの?はあ…。
そういえばおかしいですね。
4日に1度というのも随分中途半端だね。
はあ…。
あっ…それから暖炉の燃え残りの灰の中からえー…こんなものが。
なんですか?これは。
鑑識の分析では高性能の小型カメラのリモコンではないかと。
カメラの…。
でそのカメラはどこにあるの?それがどこを探してもありませんでした。
判事は何者かにここを撃たれてこうして死んでいた。
どこで撃たれたかは不明です。
死体は犯人がどこかで射殺したあとここまで運んできたのかも。
バン!その窓は開いていたの?はい。
遺体を片付けた以外室内は発見時のままにしてあります。
ピストルってどこに落ちていたんだっけ?ピストル…ピストルピストル…。
フフフフッ…!はあ…?この犯人は特殊だね。
事によると我々に挑戦してるのかもしれないよ。
えっ挑戦ですか?この屋敷を徹底的に調べ直しましょう。
私の勘に狂いがなければもっとはっきりとした手掛かりがいろいろと出てくるはずです。
はっ…はい。
いきましょう。
こっちのベッドに執事の翠川信夫がこっちには妻のつね美の死体が寝かされておりました。
死因は?翠川の方は頭部をおので割られて殺されており妻のつね美は青酸化合物の服用による中毒死…ですよ。
ホテルの中に死体があったのは以上の7人です。
…というと残りの3人は?ホテルの中ではありません。
これが発見時のホトケさんたちの姿です。
こちらの神波医師は溺死。
(伊笠)こっちのケン石動は胸部及び腹部を4発撃たれていました。
久間部堅吉の死体はここにこのようにありました。
(加奈)死因は鈍器による後頭部の損傷。
こちらに落ちていたこのシロクマの置物で殴りつけられたものと見られます。
新たに大量の捜査員が投入されました。
ホテルは徹底的に捜索されます。
おい!みんな白手して。
(一同)はい!
ホテル内は相国寺刑警部の指示で徹底的に調べられた
あれ。
茶色いリボン何かの印かな?脚立を。
(多々良)はい。
小型カメラだ…小型カメラです!見ればわかります。
きっと他にもあるはずです。
調べましょう。
小型カメラが隠されてました。
皆さん調べてください!隠しカメラが見つかりました!茶色いリボン…茶色いリボンが目印です。
探してください!目印は茶色いリボン。
ほらこんなちっちゃいから見落とすな。
みんな!またカメラ発見!カメラ発見。
(捜査員)リボン発見!
(捜査員)おいこっちにもあったぞ!おいあったぞ!おいあった。
ありました!
小型カメラは続々と発見された
(伊笠)警部パソコンが届きました。
驚きました。
発見された隠しカメラの数は屋内屋外合わせてなんと全部で62台でした。
(伊笠)うち52台のメモリーはあったんですが10台のカメラからはメモリーが抜き取られていました。
10台…。
という事は殺しの瞬間を捉えた映像かもしれませんね。
とりあえず何台かの映像を見てみましょう。
この部屋のものはどれかな?カメラは多分リモコンでオンオフされています。
(加奈)この中の誰かがそれをやったのではないかと。
このカメラとは別のアングルから撮った映像をこちらのパソコンに出します。
合いました。
合いました。
よし。
せーの…。
(男の声)「ドクター神波江利香」「16年前患者の町田しげを殺したのはお前だ」これ事件の経過がわかるようにすぐに編集してもらって。
画面左上のタイムスタンプに合わせてこれを見れば事件のあらましがつかめるように。
はっ。
おいすぐ手配して。
(一同)はい。
しかしホシはなんでこんな映像を残したんでしょう?犯人は我々に事件の全てを見せて自分の正体を当ててみろと言っているんです。
なんの目的で?この犯人は異常な自信家です。
病的なまでに自己顕示欲が強い。
こういった犯罪者は自分の素晴らしさを誰かに知ってもらいたいという強い欲望を持っているものです。
(多々良)はあ…。
これは我々への挑戦です。
だからヒントとして日付のついた新聞をわざわざ残したり妙なリボンで隠しカメラの存在を教えたりしている。
消えたメモリーについてもどこかから発見されるよう仕組まれているはずです。
これは挑戦だよ。
犯人は命懸けで我々警察に謎を掛けているんだ。
警視庁の映像処理班は発見された隠しカメラ52台の画像を選別してタイムスタンプに従って事件第1日目から最後の1人が殺された第4日目までを徹夜作業でまとめ上げた
事件は時系列に従ってまとめられていった
(伊笠・加奈)おはようございます。
おはよう。
出来ましたか?
(伊笠)出来ました。
これが事件を時系列順にまとめたDVDです。
捜査員たちには全員の手に渡るように手配されました。
(加奈)こちらがこっちとは別アングルの映像と各場所ごとにまとめられた映像です。
ありがとうございます。
DVDは第1日目に10人全員が例の声を聞くところから始まってます。
ちょっとすいません。
(男の声)「お集まりの紳士並びに淑女諸君」
(久間部)「ん?なんだ?これ」
(石動)「シーッ!」
(男の声)「予は諸君を告発する」「その罪状は以下のとおりである」「ドクター神波江利香」「女優星空綾子」「16年前患者の町田しげを殺したのはお前だ」「8年前お手伝いの春日七七子を殺したのはお前だ」「元水泳選手白峰涼」「東ヨーロッパのボスゴナで兵士5名を殺したのはお前だ」「被告人武藤昇三を殺したのはお前だ」
(伊笠)編集を担当した鑑識課員の話では…。
あっいいいい。
先入観なしで見たいから。
2人共もう行っていいですよ。
1人にさせてください。
(伊笠)では失礼します。
(加奈)失礼します。
(男の声)「以上裁きの座にある10名の被告人諸君」「諸君に罪状の申し開きが出来るか?」「罪状の申し開きが出来るか?」「
(落下音)」
(五明)「奥さん大丈夫ですか?」
相国寺警部は何時間もモニターにかじりついていた
殺人現場がまさに中継されているようなものであった
「小さな兵隊さんが十人あわてん坊がごはんをたべてのどを詰まらせ九人になった」。
「九人の小さな兵隊さんねぼすけ小僧がねぼうしてねむったままで八人になった」。
「八人の小さな兵隊さん舟出しようと浜に来てひっくり返って七人になった」。
「七人の小さな兵隊さん働き者が薪割りをして自分を割って六人になった」。
「六人の小さな兵隊さん食いしん坊がハチミツなめてハチに刺されて五人になった」。
「五人の小さな兵隊さんしっかり者がお白州に出てお裁き下して四人になった」。
「四人の小さな兵隊さん魚釣り好きが海に出て波にどんぶら三人になった」。
「三人の小さな兵隊さん力自慢がはっけよいクマさんに負けて二人になった」。
「二人の小さな兵隊さんいたずら坊主が焚火して火種がはぜて一人になった」。
「一人の小さな兵隊さんさいごの一人が首つってとうとうお山はだあれもいない」。
相国寺警部は殺人現場の映像を分析し終わると事件現場の兵隊島へと向かった
失礼します。
あっご苦労さまです。
失礼します。
脚立はそちらへ。
シーツとピストルはこちらへ。
(2人)はい。
もう大丈夫ですよ。
ご苦労さまです。
相国寺警部にはモニターの映像と実際の事件現場を比較する事が必要なのであった
バン!あっ…。
ピストルがシーツに引っかかってしまいますね。
バン!あっ…やっぱり引っかかってしまう。
うーん…。
あれ?なんだろう?あっあそこにも…。
ロウだ。
どうしてこんなところにロウがあるんでしょう?
多々良警部補と八丈島東署の刑事が兵隊島に到着した
(多々良)警部…。
おはようございます。
ご苦労さまです。
おはよう。
早いね。
(多々良)警部これは…?全てのヒントはこの部屋に隠されています。
(多々良)えっ?私は最後まで生きていたのは磐村元判事だと見ています。
でも元判事は一番腐敗が進んでいましたけど…。
元判事はこの日付の新聞をヒントとしてわざと残していたんです。
ヒント?1月19日。
これは最後まで生きていた白峰涼が殺害された日の翌日です。
この島へドローンで4日ごとという中途半端な間隔で新聞を配達させていたのはこのヒントを我々に残すためだったんです。
ヒントってなんの…?磐村元判事はこのヒントが燃えてしまわないように注意深く火の届かないこの位置へ置きました。
残った灰の量から逆算して使用された薪の量はこれくらいです。
いくら1月の寒さでもこれだけの火を燃やせば腐敗の進行は早くなる。
しかも判事は殺されたのではなくこの場所で自殺したんです。
しかし警部…。
新聞の日付は…。
(多々良)すいません。
しかし警部ここにもあるように元判事の死体はこのように頭からすっぽりとシーツを被っています。
自分で被ってから撃ったとしたらシーツのここにも穴が開くはずです。
(多々良)しかし実際には穴は開いていません。
それにピストルの事もあります。
もし判事が犯人でこれが自殺だったとしたらピストルは床に落ちているはずです。
でも実際には…ここ。
このように窓の下に落ちていました。
これは誰がやったという事になりますか?それから新聞の日付ですけど確かに誰かがいたという証拠にはなります。
ですがそれが元判事であるという証明にはなりませんよね?うん…。
でも判事だよ。
それ以外に考えられない。
まずは判事が自殺であるという事をこれから実証してみせます。
失礼。
えっ?えっ?なんか…。
警部は一体何をやろうとしてるんですか?さあ…?あっくっついた。
失礼。
さあこれで準備オーケーです。
では撃ちます。
バン!ちょっと待って!もう少し。
シーツはご覧のとおりロウで固めてあります。
量を加減しているのでもうまもなく溶けるでしょう。
(伊笠)あっ!
(加奈)あっ…!どうです?磐村元判事の死体と似ていませんか?
(多々良)全く同じです!ピストルはどうなっていますか?
(加奈)ピストル…。
しかし重しがありません。
そうです。
現場には重しも紐のようなものもありませんでした。
重しなら山ほどあるじゃないですか。
あっ…。
れ…れんがですか?でも紐は?紐はどこに行ったんですか?紐は自然が処理してくれたんです。
自然?君の天敵が食べてしまったんですよ。
え…?ピストルに結ばれていた紐は何か食べられるもの例えば昆布のようなもので出来ていたんだと思います。
そしてその昆布は…。
大変失礼ですが警部その仮説を証明する証拠はありますか?ええ恐らく。
前にも言ったようにこの犯人は異常に自己顕示欲が強いんです。
自分の頭の良さをひけらかしたいんです。
こうやって一つ一つ謎を解いていけば必ず答えが見つかるように仕組まれているはずです。
触らないで!何を探してるんですか?れんがだよ。
私の考えに間違いがなければ磐村元判事はそれとわかるように何か目印をつけているはずです。
目印?ええ。
目印…。
目印…。
目印…。
あのこれ…。
粘土のようなものを貼り付けたれんががあります。
それですね。
これ…。
(多々良)メモリーカードだ。
再生します。
「
(落下音)」
(五明)「奥さん大丈夫ですか?」「ねえ。
乾杯」「あっ!あっ…!」「
(銃声)」頭になんかのってる…。
ちょ…ちょんまげか?「
(足音)」
(江利香)「ああ…!」
(久間部)「髷に裃…」
(江利香)「硝煙のにおいがする…。
銃で撃たれたんだわ」
(久間部)「銃で?」
(江利香)「ひどい…」「背中まで貫通してる…。
これじゃ動かせないわ」ドクターが共犯だった…。
仲間に引き入れたのは途中からでしょうね。
となるとあとは元判事の死ぬ映像がないだけですか…。
もう1台カメラが残されているんです。
磐村元判事はそれを我々に見つけ出してみろと言っているんでしょう。
燃える暖炉ピストル車椅子のシーツ。
この3つの仕掛けを同時に映せるアングルを選んでいるはずです。
となるとカメラポジションはかなり限定されます。
ありました。
天井を壊しましょう。
誰か機材を持ってきて。
(刑事)はい!ありました!カメラです。
出来ました。
流します。
(磐村)「始めます」「これはそのカメラのリモコン」「もう用がないから処分する」「
(リモコンを投げ込む音)」「ああ…」「これがな事件を解く重要なカギだ」「字が小さくて読めないだろうがデッキのズーム機能動かして判読してくれ」「この燃えかすは燃えてしまわないように…」「この隅のほうに置いとく」「よし準備は出来た」「この映像を見つけた君は私が仕掛けた謎を全て解いてくれたはずだ」「はあ…」「君の推理どおり9人の被告人を裁いたのはこの私だ」「私もすぐ裁かれる」「ここに…この拳銃もある」「この紐は昆布で作ってある」「昆布で作って窓から外に出して下にれんが2つ」「そのトリック解いたから君この映像を見てるんだよね」「調べればわかる事だが私は末期の肺がんだ」「余命いくばくもないって医者に宣告されている」「だから私を含む10人の罪深き者たちに天罰を下したかった」「私が仕掛けた謎を解いてくれてありがとう」「まだ見ぬ君へ多大の賛辞と感謝を送ります」「ありがとう」「そして…さよなら」「
(銃声)」「この映像は私の自宅の映像です」「この映像は私の自宅の映像です」「私は謎のオーナー七尾審の名前を借りてツアーに招待する7人に招待状を出しました」「もちろん私の招待状もあります」「さて私の告白ですが私子供の頃から…」自分の中に相矛盾する性格が存在すると気づいていました。
1つはいたずら好きで正義感の強い性格。
1つは虫や小動物が死ぬのを見たり殺してみたくなる性格。
だがこっちの性格はずっと抑え込まれていました。
こっちの正義感のほうがずっと強かったからです。
人や動物を意味なく殺したり苦しめたりする事に我慢が出来なかった。
「正義が常になくてはならないそう思っていました」私そういう性格から裁判官の職業を選びました。
この仕事は私のいろんな欲望をほぼ満足させてくれました。
「私は犯罪と刑罰にずっと魅了されていました」「毎日推理小説や犯罪小説を読み…」それらの中に出てくる殺害方法それよりより巧妙な殺害方法を思いついたら1人楽しくて…。
失礼…。
痛み止めを。
判事として数々の事件を担当して人を裁くようになると私の中の本能が浮かび上がってきました。
被告席に座る犯罪者がじりじりじりじりと追い詰められて最後の時を迎えるにつき苦しみもだえる姿を見るのが楽しくなってきたのです。
あっいや…私は死刑が好きな裁判官じゃない。
それはアンフェアだ。
私は極刑に値する犯罪者に死刑を宣告するのが好きな裁判官だ。
ただ…この数年私の中のある変化に気がついていました。
自分をコントロールする力が弱くなって裁判で人を裁くより自分が行動したくなったんです。
ちょっと待って…。
ちょっと待って…。
ちょっと待って…。
正直に言う!正直に言う!私は私の手で人を殺してみたくなった!だから判事を辞めた。
ありきたりの殺害方法じゃ駄目だ。
今まで誰もやった事のない今までどんな作家も書いてない素晴らしい殺害方法で人を殺してみたくなった。
私が裁くのは明らかに人を殺めているだが法の下では罰せられなかった者に限られる。
私は私が死刑を執行する9人の獲物をどうやって選び出したのか…。
それは話せば長いから割愛する。
私は私の裁きの場へ招待する9人の犯罪者と私自身を…。
10人の犯罪者を私の内なる正義が許してくれなかった。
私には協力者が必要でした。
伊井弁吾…。
本名倉刈仙造。
詐欺と麻薬の密売所持の前科3犯の男です。
私この男を謎のオーナー七尾審の代理人に見立てていろんな雑務をやらせました。
彼はその雑務を完璧にこなしました。
そして今…スコップの下。
私は6番目に死んでみせるつもりです。
そのためにはもう1人協力者が必要でした。
私ドクター神波に白羽の矢を立てました。
ドクターは私の判事としての名声をよく知っている。
私のような地位の人間が人を殺すわけがないと思っている。
そして本人は誰が犯人なのか疑心暗鬼になってるはずだ。
私は「ケン石動が怪しい。
ひと芝居打とう」そうドクターに持ちかけた。
(磐村)計略があるんです。
(江利香)どんな?
(磐村)ケン石動に罠を仕掛けて奴の尻尾をつかんでやりたいんです。
私が殺されたふりをして隠れていれば必ずケン石動は動き出し尻尾をつかむ事が出来る…そうドクターに持ちかけたんです。
(磐村の声)殺されたふりをした私はドクターの協力で死体らしく見せかけた。
みんなが寝静まった時やふと目を離した時そういう時私は自由に行動出来るだろうと。
いいかね?島のホテルにもこの兵隊と同じものが置いてある。
この数え歌にならって一人一人殺していく。
これが今回の最大のイベントだ。
いまだかつて犯罪史上前例がないいまだかつてどんな作家も書いた事がない素晴らしい殺しなんだ。
これは芸術だ!まず手始めに五明卓。
青酸カリを飲ませて殺して…。
(磐村)兵隊を1つ減らして9人にする。
乾杯。
あっ!あっ…!
(磐村)次に翠川つね美を眠らせて8人にする。
明日には楽になると思いますよ。
(磐村)門殿宣明を殺して7人にする。
(磐村)翠川信夫を死なせて6人にする。
(磐村)星空綾子を殺して5人にする。
(磐村)6番目には私が死んだふりをして4人にする。
次に神波江利香を殺して3人にする。
(磐村)久間部堅吉を殺して2人にする。
(殴る音)
(久間部)ああっ…!
(磐村)ケン石動を殺して1人にする。
(銃声)
(銃声)
(磐村)最後に残った白峰涼を殺す。
ごめんね…。
(ドアの開く音)そして…誰もいなくなった。
これは芸術だ。
私が作った最高傑作の芸術だ。
(相国寺の声)殺人に…芸術はない。
2017/03/26(日) 21:00〜23:10
ABCテレビ1
二夜連続ドラマスペシャル アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」第二夜[字]
アガサ・クリスティ不朽の名作、ついに完結…!主演・仲間由紀恵&豪華俳優陣で日本初映像化!閉ざされた孤島のホテルで次々に殺される男女10人…犯人は誰?その目的とは!
詳細情報
◇番組内容
白峰涼(仲間由紀恵)はじめ、孤島のホテルに呼び寄せられた10人の男女に襲いかかる死の恐怖。わらべ歌の歌詞になぞらえ、次々に殺され、ついに最後の一人までもが…。“そして誰もいなくなった”孤島に、事件の一報を聞き駆けつけた警視庁捜査一課警部・相国寺竜也(沢村一樹)。果たして犯人は誰なのか。10人は何のために集められ、なぜ殺されなくてはならなかったのか。かつてない大きな謎に、天才的な観察眼を持つ刑事が迫る!
◇出演者
仲間由紀恵、沢村一樹、向井理、大地真央、柳葉敏郎、藤真利子、荒川良々、國村隼、余貴美子、津川雅彦、渡瀬恒彦
◇原作
アガサ・クリスティ
◇脚本
長坂秀佳
◇監督
和泉聖治
◇音楽
吉川清之
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【ゼネラルプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤本一彦(テレビ朝日)、下山潤(ジャンゴフィルム)、吉田憲一(ジャンゴフィルム)、三宅はるえ(ジャンゴフィルム)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/soshitedaremo/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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