【コラム】韓国大統領選、土壇場で逆転はあるのか

 さまざまな状況からみて、3党の連帯が実現するには険しい峠を越えなければならない。2陣営の連携でさえ難しいのに、考えが異なる3つ以上の陣営をまとめなければならないからだ。時間が足りない上に考慮すべき不確定要素だらけだ。各陣営は利害関係が食い違い、支持層の考えも異なる。

 国民の党は自由韓国党全体を「積弊勢力」と位置づけ、連帯相手として念頭にも置いていないムードだ。韓国党もひれ伏すつもりはない。他党と連携するには、少なくとも「親朴」勢力が退かなければならないが、親朴勢力は簡単に引き下がりそうにない。離婚したばかりの夫婦のような韓国党と正しい政党がよりを戻すのも難しい。一騎打ちの構図をつくるためには、3党がいずれもリスクを背負う必要がある。自党の候補が単一候補になれなかった場合、党の存立自体が脅かされるからだ。

 無論そうした悲観的な見通しは劇的な交渉の可能性もはらんでいる。ただ、そのためには「名分」と「譲歩」が求められる。主な政治家は故障した大統領制を修正するため、分権型憲法改正、反覇権の名分を掲げ、各陣営を説得できなければならない。また、連帯なき大統領選以降は共倒れになると説得し、半歩ずつ譲歩を引き出すことができなければ、連帯を期待するはできない。国民の党の朴智元(パク・チウォン)代表が言うように、「政治は生き物」であり、洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏が言うように「不可能を可能にするのが政治」でもある。しかし、それが可能となるためには少なくとも「半歩の譲歩」が必要だが、それが可能かどうかは動向を見守るしかない。

李東勲(イ・ドンフン)政治部次長
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