ブログなんて一人でやるもんじゃないです。

対話がとても大事、というお話。

はじめまして、デジカルの藤本と申します。

いきなりでとても恐縮なのですが、皆さんは自分の文章を他人に見せるときどういうことを考えていらっしゃいますか?

「自分の考えていることを知ってもらいたい」
「想いを伝えたい」
「頭の良い人や性格の良い人だと思われたい」
「理解されたい」
「批判したい」

文章をWEB上で発信するとき、私たちはこうした想いを知らず知らずの内に込めているはずです。

いま現在、WEB上には無数の文章が飛び交っています。そしてこれらの文章のほとんどは、さほど注目を集めることなく、静かにネットの海に消えていきます。

この文章も一週間もすれば、すぐに埋もれてしまうのかもしれませんね。

そんな事情も相まって、僕はよくこんな言葉を耳にします。

「ブログなんてやる意味あるの?」

これ、至極もっともな意見ですよね。

そもそも毎日の仕事で忙しいのに、その時間を割いてまで、誰が読んでくれるか分からない記事を書くことに意味を見出すのは難しい。

よく分からないまま、とりあえず始めてみたけど、結局続かなかった、という経験をお持ちの方も多いでしょう。

僕自身経験があるのですが、そういう風にブログを無意味に感じてしまう根本的な原因って、自分のコンテンツに、その文章の価値に自信が持てないから、だと思うんです。

ひとりでブログをやり始めたとして、ほとんどの場合、自分が書いたものを魅力的だと、信じる根拠がどこにもないと思います。


「読まれない=面白くない=価値がない」という誤解

「読まれないのは面白くないから」「面白くないものは価値がない」「価値がないことを続けてもしょうがない」という図式はとても簡単に描けます。

でも、です。

あえて声を大にして言いたい。世の中のベストセラーと呼ばれる書籍のほとんど全てが著者と編集者とデザイナーの三人四脚で作られているということを。

そして、処女作が一度も修正されないまま出版され、成功した新人作家など数える程もいない、ということも。

誰に向けて、どういった内容を、どういった表現で、どういったトーンで、どういったデザインにするか。この全てに多くのプロが関わり、練り上げて初めてその文章に価値が生まれます。

価値あるコンテンツを自分独りで作れる人間は、世の中のほんの一握りです。

当たり前のことなんです。

文章というのはコミュニケーションツールです。それは読者一人一人との「対話」を、より効率的に行うための道具です。

だから、価値のある文章はその制作過程で、多くの「対話」を必要とします。編集者や著者仲間と。

あるいは、過去の文章や現在の事実と「対話」することで、反論したり、批判したり、共感したりすることで生まれる文章があります。

文章は、対話を通じてはじめて面白く、価値のあるものになります。

そのための「最初の読者」が編集者なんです。

対話して、価値を見出し、言葉を引き出し、適切な文章に整え、読者に狙いをすまして、拡散し、検証して、次回作の提案を行うのが「編集」です。

どんなことでもかまいません。何を書きたいか決まっていなくて大丈夫です。誰に届けたいか一緒に考えましょう。書き方なんか知らなくていい。

その「伝えたい」に価値を見出し、カタチにします。読者に届けます。

だからまず、対話から始めましょう。

ブログや本をひとりで書いて、ひとりでがっかりするの、やめましょう。


我々HONTENTSでは、お客様の「書きたい」「伝えたい」という気持ちを、企画に落とし込み、丁寧にコンテンツ作りに寄り添い、最も適したプラットフォームで展開するサービス、「Editorial Media Design」をスタートします(現在WEBページの準備中です)。

蓄積したコンテンツは、電子書籍や紙の書籍に仕上げることも可能です。

詳細は次回以降の投稿で紹介していきます。

本でも電子書籍でもブログでもなんでもいいんです。

「世の中に自分の文章を発信したい!」「伝えたいことがある!」という気持ちに応えたいと思います。

興味がある方は、hontents@digical.co.jpまで。

それでは。