【香港=共同】香港政府トップの行政長官を決める選挙の投票が26日、始まった。政府ナンバー2の政務官を務めた林鄭月娥氏(59)が中国の支持を受け、他の2候補を大きくリードしている。即日開票され、結果は同日中に判明する見通し。
行政長官選は、一般市民は直接投票できず、親中派が多数を占める「選挙委員会」(定数1200)が選ぶ。民主派や若者らは中国の「選挙介入」に反発しており、林鄭氏が当選しても厳しい政権運営を迫られそうだ。
主要な世論調査では、前財政官の曽俊華氏(65)が支持率トップ。選挙委員の3割近くを占める民主派の多くは曽氏に投票する方針だが、親中派からの支持は少ないとみられている。残る候補は元裁判官の胡国興氏(71)。
香港メディアによると、中国が約2カ月前に「林鄭氏支持」を香港の親中派幹部に伝えるなどして介入。投票会場周辺では26日、民主派団体などが、介入は香港の高度な自治を認めた「一国二制度」に反するとして抗議デモを展開。