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【プロ野球】

G菅野 内定から一転、開幕回避も!! WBC帰り…無理させられない!?

2017年3月26日 紙面から

球場前の巨大だるまに目を書き込む巨人の高橋監督=東京ドーム前広場で(武藤健一撮影)

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◇オープン戦 巨人2−0ロッテ

 巨人は内海が6イニングを2安打無失点で先発ローテーション入りに十分な安定感を見せた。中井は鋭いスイングで2安打と好調を保ち、岡本が3安打でアピールした。ロッテは開幕投手を務める涌井が制球に苦しみながら5イニング2失点だった。

    ◇

 雲行きが怪しくなってきた。由伸巨人はこの日、開幕投手に内定している菅野らWBC組がチームに合流。だが、高橋監督はエース右腕との会話の内容を詳細は明かさず、開幕投手回避の可能性が出てきた。

 「(WBC組に)お疲れさま、という話はしました。それ以上は特に教えません。菅野? 動いてみないと分からないんじゃないですか」

 菅野が3・31の開幕中日戦(東京ドーム)のマウンドに立てば、WBC準決勝・米国戦から中8日。シーズンなら休養十分だ。ただ、国際大会という極度のプレッシャーの中で先発した疲労や、ボールがWBC公式球からNPB球に変わる感覚の変化などを考慮する必要もある。

 ランニングなど軽いメニューをこなした菅野は「監督に任せています」と説明。尾花投手コーチは「動きをみてから。あとはボールでしょ」とこちらも慎重な姿勢を崩さなかった。

 指揮官が開幕投手に指名したのは昨年の秋季練習。故障がない限りは開幕・菅野は揺るがないはずだったが、WBC激闘の影響は少なくなかったということか。

 この日は、小林が7回からマスクをかぶり完封勝利に貢献。7試合ぶり勝利を挙げて連敗を脱出した。26日のロッテ戦(東京ドーム)では、坂本勇も出場。中心選手の合流でチームの雰囲気は上向きだが、シーズンを通しての活躍を願うエース・菅野には、やはり無理はさせられない。

 (川本光憲)

 

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