ムク木コラム
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 電磁波の危険性

平成18年7月
山川元志

原油高もあって、オール電化は急速に広まりつつある。
しかし、その一方IH調理器の電磁波に不安を持つ人も増えている。
そこで電磁波について考えてみたい。

WHOの事務局長で、元ノルウェイ首相だったグロハレム・ブルントラン女史が、2002年3月、自身が電磁波過敏症であることを新聞に告白。
当初は携帯電話を使うと耳の周辺が熱くなり、その後4m以内の携帯電話に反応するという。
これは化学物質過敏症の人の多くが、電話にも反応する症状と同じである。

また、高圧線下や交通量の多い住宅地域ほど、白血病発生率が高いという報告があり、電磁波の超低周波の磁場を浴び続けると、白血病の発症率が増加することは各種調査で明らかにされている。

2001年週間宝石の記事では、門真市古川町では過去13年間死亡した160人うち82人がガンで、そのうち18人が白血病で死す。全国平均の100倍以上という異常さだという。
門真市周辺は古川町周辺で2mGで変電所近くは50mGに達するという。

桁違いに強い静磁場を使うリニアモーターカーの開発に携わった人がひどく健康を害してしまった問題も発生している。

また、日本大学 森昭雄教授の実験で、長時間テレビゲームをする習慣があると、人間らしい感情や創造性をつかさどる大脳の前頭前野の活動が低下し、ゲームをしない時も回復しにくいことを確認した。
ほとんどゲームをしない人は、前頭前野が活発な時出てくるβ波が、安静時でてくるα波を常に上回っているが、毎日2〜7時間ゲームをする人はゲームをしなくてもβ波が常にゼロに近く、そういった状態を「ゲーム脳」と名付けた。ゲーム脳の人は「キレやすい」「集中できない」「友達づきあいが苦手」という自覚が多い。

また、オゾン層の破壊で、白人を中心に皮膚ガンの患者が70年代以降世界で急増していることが、WHOのプロジェクトチーム「インターサン」のまとめた報告書で指摘されている。

中国の大連市の婦幼保険院などで発生した泡状奇胎の異常妊娠が、いずれもコンピュータ操作などのOA業務に携わる女性だったと、中国の「新快報」で報じられた。

千葉の小学5年生の女の子が、勉強机に取り付けられた蛍光灯からの電磁波で、頭痛や目の痛みを訴え、病院で電磁波過敏症の疑いありと診断される。蛍光灯や電気こたつを取り除き、症状は回復に向かっているが、わずか1mG(ミリガウス)以上の電磁波でも敏感に反応するので、テレビも2m以上離れて見るようにしているという。

神戸市の小川クリニックの臨床データでは、携帯電話を30秒間耳にあてると、目の奥の血流速度が健常者の1秒間10pに対し2.4pと4分の1に低下するとあり、パソコンについては顔面を1m以内において15分間通常使用すると、血流が5p以下に半減すると出ている。
目の奥の血流は脳の血流の目安になるの、これらから脳内血流の低下をもたらしていることが伺われる。


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