2階建て新幹線全廃へ 上越に最新型E7系投入
更新 sty1703250008 全国の新幹線車両のうち唯一の2階建てで、東京と新潟を結ぶ上越新幹線を走っている「E4系」が、姿を消すことになった。JR東日本は2018年度以降に車両の更新を進める方針で、E4系は2階のない最新型「E7系」に置き換える。25日、JR関係者への取材で分かった。
JR東は新幹線の速さや快適性を追求するため、旧型車両を引退させて新型車両の導入を進めている。国鉄時代の1985年に投入された東海道・山陽新幹線の「100系」以降続いてきた2階建て新幹線が全廃されることで、鉄道ファンからは惜しむ声が上がりそうだ。
オール2階建てのE4系は97年にデビュー。16両編成の定員1634人は高速車両としては世界最多で、通勤での利用客の増加に対応してきた。E4系は当初、東北新幹線も走ったが、12年に終了している。