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 インターステラテクノロジズの出資者であり、実業家の堀江貴文氏に、同社の活動などについて聞いた。

 ――宇宙ロケットの開発に取り組むのはなぜですか。

 「宇宙に簡単に行ける手段を確立したいからです。今まで宇宙に行ったのって500人ぐらいしかいないんですよ。なぜだと思います? それは費用が高いからです。原因は国が宇宙開発をやってるから。競争もないし、コストは度外視する。科学技術の予算は最先端の技術を使うものにしかおりないでしょう。最先端の技術を使っちゃうと当然高くなる」

 「初めての人工衛星打ち上げは1950年代で、人類が初めて宇宙に行ったのは1960年代初頭。そして人類が初めて月に行ったのは1960年代。そんな古い技術でも、全然宇宙に行けるんですけど、国はやろうとしない。だから民間の宇宙開発が必要なんですよ」

 「ロケットも安く作れるんです。僕たちは、自分たちのロケットを『スーパーカブみたいなロケット』とか、『世界で一番性能の悪いロケット』とか表現している。つまり、安い汎用(はんよう)品を使ってロケットつくりゃいいじゃんて話なんです。ぶっちゃけ言ったら、誰かが安く作ってくれるんだったらそれでいいんです。でも誰もつくってくれない。だから自分たちで作ってるだけの話です」

 ――将来的には人工衛星打ち上げ用のロケットの開発も計画されているとか。

 「はい。『なる早』(なるべく早く)で。その後は地球周回軌道、人工衛星の打ち上げ、有人飛行、レアメタルの眠る小惑星の探査などもやってみたい。最終目標はないですよ。宇宙ですから」

 ――ロケットを打ち上げる場所としての大樹(たいき)町(北海道)の評価は。

 「大樹町って世界的にみても打…

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